毎月恒例企画です。
25年4月は楽天証券でIPOに『参加したこと』でどれくらいの期待値を稼げたのでしょうか?
- 抽選倍率(→楽天証券は抽選倍率を公開してくれる珍しい証券会社です)
- 初値売却時の損益
…を活用し、『期待収支』としてはいくら稼げたか?
その時給はいくらだったか?
抽選参加作業のモチベーションキープの一助になれば…と、毎月集計結果を公開しています!
前置き)期待収支って何?
念のため「期待収支」について簡単な説明です。
とあるIPO銘柄で、
- 抽選倍率6倍
- 初値売却での収益が+45,600円
・・・だったとします。
この場合、
1/6という高確率で45,600円に当選出来る抽選に参加した ⇒ +7,600円分の期待収支
という計算方法です。
- 6人に1人が4.5万円当選という大チャンスに参加出来た!
- 同じ条件のチャンスにもし6回参加出来れば、確率上は1度は当選して4.5万円を得ることが出来ると期待できる!
- 結果的にハズレはしたものの「期待収支」は稼げた!
- もしこういうチャンスがあったら次も参加するぞ!
といった「実現収支」ではなく『期待上の収支』を見える化することで、退屈な参加作業のモチベーションアップへ…!
・・・おおよそこんな考え方です。
(上記倍率と初値売却収益の例は「2023年4月楽天銀行IPO」での実績値)
もちろん逆に、参加者が急増したり初値結果が不調だったりが続く場合に、期待値を確認して『…この程度なら申込や当選確認にかけている自分の時間がもったいない!』と、撤退判断に使うのもアリですねー。
楽天証券取り扱いIPO期待値分析結果の発表!2025年4月
それでは2025年4月分の集計・分析結果です!
楽天取り扱い2025年4月IPO銘柄、初値売却時の収益確認
2025年4月中に楽天証券で取り扱いがあったIPO銘柄にて、初値売却時の損益は以下の通りでした↓
上場日 | 銘柄名 | 初値売却損益 |
04/22 | デジタルグリッド | + 79,000 |
4月は1銘柄が取り扱われ1勝0敗でした!
楽天取り扱い4月IPO銘柄、期待値の確認
公表された倍率と期待値計算をした結果が以下です↓
(単位:倍、円)
銘柄名 | 損益 | 倍率 | 期待値 |
デジタルグリッド | + 79,000 | 63 | + 1,254.0 |
倍率も63倍と控えめだったので+1,254.0円と久しぶりの高水準となりました。
2024年の最大期待値は、2024年3月28日上場のカウリスで+577.3円です。
2023年4月21日上場の楽天銀行以来、丸2年ぶりとなる+1,000円超でした!
2025年1-4月に楽天証券で取り扱われたIPO11銘柄に応募していた場合の期待値は2,001.1円でした。(バルコス除く)
「1銘柄あたりの応募&確認の所要時間=2分」とした場合の期待値時給は5,457.5円。
申込上限株数で参加していた場合は?
楽天証券さんでは2023年途中より『申込上限株数が100株よりも多い』ケースが頻発するようになりました。(≒完全平等から資金に余裕ある人が有利になる、やや残念な変更)
ココでは『申込上限株数で参加出来ていた場合』の実質倍率と期待値を確認してみます。
銘柄名 | 申込上限 | 実質倍率 | 期待値 | 必要資金千円 |
デジタルグリッド | 1,000 | 6.3 | + 12,539.7 | 4,520 |
MAX1,000株で参加していた場合は+12,539.7円の期待値となりました。
値がさ株なので参加資金も多めでしたが、見返りは大きかったですね。
1-4月上場となった11銘柄に1単元のみ応募した場合と申込上限株数分応募していた場合とで比較すると↓
1単元のみ | 申込上限 | |
期待値 | 2,001.1円 | 22,943.2円 |
期待値時給 | 5,457.5円/h | 62,572.5円/h |
…となっています。
まとめ IPO参加モチベーションの再燃キッカケにどうぞ
2025年4月のIPOは楽天証券さんで取り扱われなかった銘柄を含めると3勝1敗でした。
4月7日以降の乱高下期間が大きく影響しました…。
同期間に上場となったIACEトラベルは大きく公募割れでしたし、
他3銘柄は同期間にブックビルディング期間を迎えたことで手控えた方が多かったと思います。
結果論ですが、その後相場が落ち着き上向いてきた恩恵を受けたのが後半の3銘柄となりました。
平常時は当選が難しい分、こういった時こそ!と積極的にリスクを取りに行ってみましたが、楽天証券のデジタルグリッドは家族合計で26口ほど申込み全落選でした…。
心配していたLIFE CREATEや地方上場銘柄まで初値は公募比上昇となり、GW休みでも良い流れが途切れずに済むことを期待したいですね!
5月のIPOは例年通り休み期間となり、本格化するのは6月以降になるでしょうか。
その頃には外部環境も再燃しているのか?見通せませんが、じっくり見定めつつ地道な応募作業を頑張っていきましょう…!
私が感じている、楽天証券さんIPOの良いところは下記です。
- 未成年口座からIPOに参加できる!
- 楽天銀行との連携が良く、入出金がスムーズ!
- 平等抽選なので、誰にでもチャンスあり!(※やや資金力影響あり)
- IPO抽選結果を公表してくれていて透明性が高い!
- 取扱い銘柄数も割と多く、チャンスが次々やってくる!
もし未開設の方がいらっしゃいましたら、下記またはご自分でお持ちのポイントサイトよりご検討されてみて下さい。

では!
過去の楽天証券IPO分析記事
2025年3月分は ⇒こちら
2025年1-2月分は ⇒こちら
2024年12月分は ⇒こちら
2024年11月分は ⇒こちら
2024年10月分は ⇒こちら
2024年9月分は ⇒こちら
2024年8月分は ⇒こちら
2024年7月分は ⇒こちら
2024年5-6月分は ⇒こちら
2024年4月分は ⇒こちら
2024年3月分は ⇒こちら
2024年1-2月分は ⇒こちら
2023年12月分は ⇒こちら
2023年11月分は ⇒こちら
2023年10月分は ⇒こちら
2023年9月分は ⇒こちら
2023年8月分は ⇒こちら
2023年7月分は ⇒こちら
2023年5-6月分は ⇒こちら
2023年4月分は ⇒こちら
2023年1-3月分は ⇒こちら
2022年12月分は ⇒こちら
2022年11月分は ⇒こちら
2022年10月分は ⇒こちら
2022年9月分は ⇒こちら
2022年8月分は ⇒こちら
2022年7月分は ⇒こちら
2022年5-6月分は ⇒こちら
2022年4月分は ⇒こちら
2022年3月分は ⇒こちら
2022年2月分は ⇒こちら
2022年1月分は ⇒こちら