毎月恒例企画です。
(1月はIPO案件が0だったのでスキップ)
先月は楽天証券でIPOに『参加すること』でいったいいくらの期待値を稼げたのでしょうか?
- 抽選倍率(楽天証券では当落公表時に公開されます)
- 初値売却収益
…を活用して『期待収支』としていくら稼げたか、またその時給はいくらだったかを毎月公開しています!
前置き)期待収支って何?
念のため簡単な説明です。
とあるIPO銘柄で、
- 抽選倍率6倍
- 初値売却での収益が+45,600円
・・・だったとします。
この場合、
1/6という高確率で45,600円に当選出来る抽選に参加した ⇒ +7,600円分の期待収支
という計算方法です。
- 6人に1人が4.5万円当選という大チャンスに参加出来た!
- 同じ条件のチャンスにもし6回参加出来れば、確率上は1度は当選して4.5万円を得ることが出来ると期待できる!
- 結果的にハズレはしたものの「期待収支」は稼げた!
- もしこういうチャンスがあったら次も参加するぞ!
といった「実現収支」ではなく『期待上の収支』を見える化することで、退屈な参加作業のモチベーションアップへ…!
・・・おおよそこんな考え方です。
(上記倍率と初値売却収益の例は「2023年4月楽天銀行IPO」での実績値)
もちろん逆に、参加者が急増したり初値結果が不調だったりが続く場合に、期待値を確認して『…この程度なら申込や当選確認にかけている自分の時間がもったいない!』と、撤退判断に使うのもアリですねー。
楽天証券取り扱いIPO期待値分析結果の発表!2024年2月
それでは2024年2月分の集計・分析結果です!
楽天取り扱い2024年2月IPO銘柄、初値売却時の収益確認
楽天証券で取り扱いがあったIPO銘柄にて、初値売却時の収益は以下の通りでした↓
上場日 | 銘柄名 | 損益 |
02/28 | 光フードサービス | + 319,000 |
02/28 | Cocolive | + 221,000 |
02/22 | VRAINSolution | + 220,000 |
02/08 | Veritas In Silico | + 100,100 |
02/07 | SOLIZE | + 55,000 |
2月は5銘柄が取り扱われ5勝0敗でした!
昨年末にあれだけ不調だったIPOですが、新年1発目から5連勝でかなりイイ感じです。
光フードとCocoliveはさすがに過熱し過ぎたのか現時点では初値よりかなり下落しているので、今後の案件でいつまでセカンダリーが盛り上がってくれるかは分かりませんが…。
好調なうちに1枚で良いので当てておきたいですねぇ…。
楽天取り扱い2月IPO銘柄、期待値の確認
では結果的に一番オイシイ銘柄はどれだったのでしょうか?
(=期待値の高い銘柄 ≒ なるべく当たりやすくてプラスが大きい銘柄)
公表された倍率と期待値計算をした結果が以下です↓
(単位:倍、円)
銘柄名 | 損益 | 倍率 | 期待値 |
光フードサービス | + 319,000 | 1,891 | + 168.7 |
Cocolive | + 221,000 | 2,900 | + 76.2 |
VRAINSolution | + 220,000 | 1,827 | + 120.4 |
Veritas In Silico | + 100,100 | 327 | + 306.1 |
SOLIZE | + 55,000 | 2,004 | + 27.4 |
2024年2月における期待値の最大銘柄は、Veritas In Silicoの+306.1円がトップとなりました。
うーん…、軒並み倍率が高すぎですよね…。
一番倍率が「マトモ」だったVeritas In Silicoがトップという結果。
2月上場となった5銘柄すべてに応募していた場合の期待値は698.9円でした。
「1銘柄あたりの応募&確認の所要時間=2分」とした場合の期待値時給は、4,193.3円。
もちろん悪くはないですが結構キツイ状況です。
申込上限株数で参加していた場合は?
楽天証券さんでは2023年途中より「申込上限株数」が100株よりも多いケースが頻発するようになりました。
それまでは楽天グループ会社の上場などレアケース以外は全員が100株しか申込出来なかったため、『資金力にほぼ影響されない平等抽選』と『抽選倍率も公開する透明性』が魅力!と感じる方も多かったハズ…(私も含めて…)
申込可能株数がほぼ青天井であるSBI証券さんよりはかなりマシですが、それでも資金力がある方がより有利に戦える状況に変化しましたねー…。
ココでは『申込上限株数で参加出来ていた場合』の実質倍率と期待値を確認してみます。
銘柄名 | 申込上限 | 実質倍率 | 期待値 | 必要資金千円 |
光フード | 600 | 315 | + 1,012.2 | 1,596 |
Cocolive | 600 | 483 | + 457.2 | 1,068 |
VRAIN | 800 | 228 | + 963.3 | 2,392 |
Veritas | 600 | 55 | + 1,836.7 | 600 |
SOLIZE | 1,000 | 200 | + 274.5 | 1,470 |
上限株数まで申し込んでようやく、「もしかすると当たるかも…?」と思えるような実質倍率になってくる感覚ですねぇ…。
2月上場となった5銘柄すべてに申込上限株数分応募していた場合、
- 期待値は698.9円 → 4,543.9円に増加
- 期待値時給は4,193.3円 → 27,263.3円に増加
…となりました。
申込株数が増えても作業量は変わりませんから、資金に余裕のある方は効率upですね。
上限での申込は1銘柄あたり100~300万円程度が必要になることが多いので、日程重複や未成年口座分も含めると我が家ではすぐ枯渇しちゃいます…。
ただ残念ながら将来的にはより状況は悪くなってしまうことも想定していますので、余裕が許す限り少しでも多い株数で積極的に参加しています。
まとめ IPO参加モチベーションの再燃キッカケにどうぞ
2024年のIPOは好調な滑り出しとなりました!
楽天証券さん以外も含めてまだ1銘柄も当選出来ていないのは寂しいところですが、3月には上場ラッシュも控えていますし株主優待取得での資金分散もあるでしょうから。
どこかで少しは当選しドキドキ出来る展開になってくれることを期待しています。
コツコツ頑張っていきましょう!
私が感じている、楽天証券さんIPOの良いところは下記です。
- 未成年口座からIPOに参加できる!
- 楽天銀行との連携が良く、入出金がスムーズ!
- 平等抽選なので、誰にでもチャンスあり!(※やや資金力影響あり)
- IPO抽選結果を公表してくれていて透明性が高い!
- 取扱い銘柄数も割と多く、チャンスが次々やってくる!
もし未開設の方がいらっしゃいましたら、下記またはご自分でお持ちのポイントサイトよりご検討されてみて下さい。
では!
過去の楽天証券IPO分析記事
2023年12月分は ⇒こちら
2023年11月分は ⇒こちら
2023年10月分は ⇒こちら
2023年9月分は ⇒こちら
2023年8月分は ⇒こちら
2023年7月分は ⇒こちら
2023年5-6月分は ⇒こちら
2023年4月分は ⇒こちら
2023年1-3月分は ⇒こちら
2022年12月分は ⇒こちら
2022年11月分は ⇒こちら
2022年10月分は ⇒こちら
2022年9月分は ⇒こちら
2022年8月分は ⇒こちら
2022年7月分は ⇒こちら
2022年5-6月分は ⇒こちら
2022年4月分は ⇒こちら
2022年3月分は ⇒こちら
2022年2月分は ⇒こちら
2022年1月分は ⇒こちら