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楽天証券でIPO抽選参加による期待収支 24年10月集計結果

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毎月恒例企画です。

先月は楽天証券でIPOに『参加したこと』でどれくらいの期待値を稼げたのでしょうか?

  1. 抽選倍率(→楽天証券は抽選倍率を公開してくれる珍しい証券会社です)
  2. 初値売却時の損益

…を活用し、『期待収支』としてはいくら稼げたか?

その時給はいくらだったか?

抽選参加作業のモチベーションキープの一助になれば…と、毎月集計結果を公開しています!

前置き)期待収支って何?

念のため「期待収支」について簡単な説明です。

とあるIPO銘柄で、

  1. 抽選倍率6倍
  2. 初値売却での収益が+45,600円

・・・だったとします。

この場合、

1/6という高確率で45,600円に当選出来る抽選に参加した ⇒ +7,600円分期待収支

という計算方法です。

  • 6人に1人が4.5万円当選という大チャンスに参加出来た!
  • 同じ条件のチャンスにもし6回参加出来れば、確率上は1度は当選して4.5万円を得ることが出来ると期待できる!
  • 結果的にハズレはしたものの「期待収支」は稼げた!
  • もしこういうチャンスがあったら次も参加するぞ!

といった「実現収支」ではなく『期待上の収支』を見える化することで、退屈な参加作業のモチベーションアップへ…!

・・・おおよそこんな考え方です。

(上記倍率と初値売却収益の例は「2023年4月楽天銀行IPO」での実績値)

もちろん逆に、参加者が急増したり初値結果が不調だったりが続く場合に、期待値を確認して『…この程度なら申込や当選確認にかけている自分の時間がもったいない!』と、撤退判断に使うのもアリですねー。

楽天証券取り扱いIPO期待値分析結果の発表!2024年10月

それでは2024年10月分の集計・分析結果です!

楽天取り扱い2024年10月IPO銘柄、初値売却時の収益確認

2024年10月中に楽天証券で取り扱いがあったIPO銘柄にて、初値売却時の損益は以下の通りでした↓

上場日 銘柄名 初値売却損益
10/29 Sapeet + 78,500
10/23 東京地下鉄 + 43,000
10/22 Schoo + 7,100
10/18 インターメスティック + 40,800
10/08 ケイ・ウノ – 18,600
10/01 シマダヤ – 12,000

10月は6銘柄が取り扱われ4勝2敗でした!

利益額のトップは「Sapeet」で+78,500円。

シマダヤはスピンオフ上場、ケイ・ウノは地方上場と回避でも良さそうな銘柄でしたので、無敗に近いイメージでした。

楽天取り扱い10月IPO銘柄、期待値の確認

では結果的に一番オイシイ銘柄はどれだったのでしょうか?

(=期待値の高い銘柄 ≒ なるべく当たりやすくてプラスが大きい銘柄

公表された倍率期待値計算をした結果が以下です↓

(単位:倍、円)

銘柄名 損益 倍率 期待値
Sapeet + 78,500 3,165 + 24.8
東京地下鉄 + 43,000 88 + 488.6
Schoo + 7,100 282 + 25.2
インターメスティック + 40,800 330 + 123.6
ケイ・ウノ – 18,600 924 – 20.1
シマダヤ – 12,000 53 – 226.4

損益では月間2位だった東京地下鉄が、期待値では逆転し月間1位に!

+488.6円の期待値になりました。

損益月間1位のSapeetは3,165倍というかなり厳しい倍率になった一方、東京地下鉄は88倍と当たりやすかったことが要因ですね。

昨年4月の楽天銀行IPO倍率が6倍だったことを考えてしまうと、88倍でも高い印象でしたが…、100倍を切ると現実的に期待出来そうな気がしています。

2024年1-10月に楽天証券で取り扱われたIPO40銘柄すべてに応募していた場合の期待値は3,051.9円でした。

「1銘柄あたりの応募&確認の所要時間=2分」とした場合の期待値時給は2,288.9円。

申込上限株数で参加していた場合は?

楽天証券さんでは2023年途中より『申込上限株数が100株よりも多い』ケースが頻発するようになりました。(≒完全平等から資金に余裕ある人が有利になる、やや残念な変更)

ココでは『申込上限株数で参加出来ていた場合』の実質倍率と期待値を確認してみます。

銘柄名 申込上限 実質倍率 期待値 必要資金千円
Sapeet 400 791.3 + 99.2 600
東京地下鉄 10,000 0.9 + 48,863.6 12,000
Schoo 1,600 17.6 + 402.8 1,104
インターメスティック 1,600 20.6 + 1,978.2 2,608
ケイ・ウノ 600 154.0 – 120.8 1,392
シマダヤ 1,000 5.3 – 2,264.2 1,880

最も期待値の高かった東京地下鉄にMAX10,000株で参加していた場合は+48,863.6円の期待値となりました。

必要資金も1,200万円と大きかったですが、期待を込めてMAX参戦された方も多かったかもしれませんね。

1-10月上場となった40銘柄すべてに1単元のみ応募した場合申込上限株数分応募していた場合とで比較すると↓

1単元のみ 申込上限
期待値 3,051.9円 70,708.2円
期待値時給 2,288.9円/h 53,031.1円/h

…となり、申込上限参加のパフォーマンスが一気に伸びました…。

今後も可能な限り多い株数で参加していきたいと思います。

まとめ IPO参加モチベーションの再燃キッカケにどうぞ

2024年10月のIPOは楽天証券さんで取り扱われなかった銘柄を含めると6勝5敗でした。

地方上場2社とスピンオフ1社は、公募割れのリスクも高く回避し易かったことを考えると高勝率と言えたかもしれません。

そんな中でお祭りIPOとなった東京メトロの上場もありましたね。

抽選前の資金管理や数多くの証券会社での申込作業に追われて忙しかったですが、当選発表のドキドキ感、さらに幸運にも結果がついてきてくれたこともあり、個人的には充実したIPO月間でした。

楽天証券でのIPOに上限株数で申し込む戦略は、昨年までと比べると倍率もかなり上昇してきていることが今回のメトロ戦でもハッキリ分かりましたね…。

それでもまだ優位性はあると思っていますし、今回も

  • 2段階目の購入申込があると知らずに作業漏れてしまった
  • 複数株で申込むことが出来ると知らなかった
  • BB時の参照資金枠と購入申込の拘束資金が違い、資金不足
  • 証券会社によって方法が異なるのは分かり辛い・面倒だ

…といったような内容をSNSでも見かけました。

これまでたいして結果がついてこない通常時でもコツコツ継続してきた方なら、お祭りの好機をこういった「今さら…?!と思うような凡ミス」で逃す可能性は下げられていたのではないでしょうか…?

これも一つの積み上げ効果ですね!

さて、11月は下旬にギュっと4銘柄の上場が予定されています。

大注目といった銘柄ではなさそうで、祭りを終えてちょっと気が抜けてしまいそうですね。

メトロではうっかりミスをしてしまった方、頑張ったけど今回は幸運に恵まれず思ったような当選数を得られなかった方、メトロでIPOを初めて知った方。

次の「お祭り」はまたやって来るでしょうから、コツコツと応募作業を頑張っていきましょう!

私が感じている、楽天証券さんIPOの良いところは下記です。

  1. 未成年口座からIPOに参加できる!
  2. 楽天銀行との連携が良く、入出金がスムーズ
  3. 平等抽選なので、誰にでもチャンスあり!(※やや資金力影響あり
  4. IPO抽選結果を公表してくれていて透明性が高い
  5. 取扱い銘柄数も割と多く、チャンスが次々やってくる!

もし未開設の方がいらっしゃいましたら、下記またはご自分でお持ちのポイントサイトよりご検討されてみて下さい。



その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

では!

過去の楽天証券IPO分析記事

2024年9月分は ⇒こちら

2024年8月分は ⇒こちら

2024年7月分は ⇒こちら

2024年5-6月分は ⇒こちら

2024年4月分は ⇒こちら

2024年3月分は ⇒こちら

2024年1-2月分は ⇒こちら

2023年12月分は ⇒こちら

2023年11月分は ⇒こちら

2023年10月分は ⇒こちら

2023年9月分は ⇒こちら

2023年8月分は ⇒こちら

2023年7月分は ⇒こちら

2023年5-6月分は ⇒こちら

2023年4月分は ⇒こちら

2023年1-3月分は ⇒こちら

2022年12月分は ⇒こちら

2022年11月分は ⇒こちら

2022年10月分は ⇒こちら

2022年9月分は ⇒こちら

2022年8月分は ⇒こちら

2022年7月分は ⇒こちら

2022年5-6月分は ⇒こちら

2022年4月分は ⇒こちら

2022年3月分は ⇒こちら

2022年2月分は ⇒こちら

2022年1月分は ⇒こちら