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楽天証券でIPO抽選参加による期待収支 24年12月集計結果

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毎月恒例企画です。

24年12月は楽天証券でIPOに『参加したこと』でどれくらいの期待値を稼げたのでしょうか?

  1. 抽選倍率(→楽天証券は抽選倍率を公開してくれる珍しい証券会社です)
  2. 初値売却時の損益

…を活用し、『期待収支』としてはいくら稼げたか?

その時給はいくらだったか?

抽選参加作業のモチベーションキープの一助になれば…と、毎月集計結果を公開しています!

前置き)期待収支って何?

念のため「期待収支」について簡単な説明です。

とあるIPO銘柄で、

  1. 抽選倍率6倍
  2. 初値売却での収益が+45,600円

・・・だったとします。

この場合、

1/6という高確率で45,600円に当選出来る抽選に参加した ⇒ +7,600円分期待収支

という計算方法です。

  • 6人に1人が4.5万円当選という大チャンスに参加出来た!
  • 同じ条件のチャンスにもし6回参加出来れば、確率上は1度は当選して4.5万円を得ることが出来ると期待できる!
  • 結果的にハズレはしたものの「期待収支」は稼げた!
  • もしこういうチャンスがあったら次も参加するぞ!

といった「実現収支」ではなく『期待上の収支』を見える化することで、退屈な参加作業のモチベーションアップへ…!

・・・おおよそこんな考え方です。

(上記倍率と初値売却収益の例は「2023年4月楽天銀行IPO」での実績値)

もちろん逆に、参加者が急増したり初値結果が不調だったりが続く場合に、期待値を確認して『…この程度なら申込や当選確認にかけている自分の時間がもったいない!』と、撤退判断に使うのもアリですねー。

楽天証券取り扱いIPO期待値分析結果の発表!2024年12月

それでは2024年12月分の集計・分析結果です!

楽天取り扱い2024年12月IPO銘柄、初値売却時の収益確認

2024年12月中に楽天証券で取り扱いがあったIPO銘柄にて、初値売却時の損益は以下の通りでした↓

上場日 銘柄名 初値売却損益
12/26 フォルシア + 189,000
12/26 GVATECH + 1,000
12/25 MIC + 0
12/23 日本オーエー研究所 + 5,000
12/23 令和アカウンティング・ホールディングス + 16,100
12/19 dely – 19,900
12/19 Synspective + 25,600
12/18 キオクシアホールディングス – 1,500
12/17 黒田グループ + 18,500
12/13 ラクサス・テクノロジーズ + 14,500
12/09 インフォメティス – 8,700

12月は11銘柄が取り扱われ7勝3敗1分でした!

利益額のトップは「フォルシア」で+189,000円。

初値はマイナスに沈んだインフォメティス、キオクシア、delyも、その後上昇しそれぞれ公募価格を上回る局面はありました。

現在まで好調が続いているか?というと銘柄に寄りますが、意地は見せていますね!

楽天取り扱い12月IPO銘柄、期待値の確認

では結果的に一番オイシイ銘柄はどれだったのでしょうか?

(=期待値の高い銘柄 ≒ なるべく当たりやすくてプラスが大きい銘柄

公表された倍率期待値計算をした結果が以下です↓

(単位:倍、円)

銘柄名 損益 倍率 期待値
フォルシア + 189,000 4,588 + 41.2
GVATECH + 1,000 436 + 2.3
MIC + 0 651 + 0.0
日本オーエー研究所 + 5,000 364 + 13.7
令和アカウンティングHD + 16,100 1,656 + 9.7
dely – 19,900 112 – 177.7
Synspective + 25,600 2,211 + 11.6
キオクシアHD – 1,500 47 – 31.9
黒田グループ + 18,500 154 + 120.1
ラクサス・テクノロジーズ + 14,500 660 + 22.0
インフォメティス – 8,700 32 – 271.9

期待値のトップは損益額では3番目だった「黒田グループ」となりました。

倍率154倍は複数口応募していれば現実的な倍率でしたね。

利益額はそこまで大きくはなかったので、月間トップですが+120.1円と控えめな期待値に留まりました。

2024年1-12月に楽天証券で取り扱われたIPO54銘柄すべてに応募していた場合の期待値は2,991.4円でした。

「1銘柄あたりの応募&確認の所要時間=2分」とした場合の期待値時給は1,661.9円。

申込上限株数で参加していた場合は?

楽天証券さんでは2023年途中より『申込上限株数が100株よりも多い』ケースが頻発するようになりました。(≒完全平等から資金に余裕ある人が有利になる、やや残念な変更)

ココでは『申込上限株数で参加出来ていた場合』の実質倍率と期待値を確認してみます。

銘柄名 申込上限 実質倍率 期待値 必要資金千円
フォルシア 600 764.7 + 247.2 1,050
GVATECH 1,000 43.6 + 22.9 690
MIC 1,200 54.3 + 0.0 1,152
日本オーエー研究所 600 60.7 + 82.4 330
令和アカウンティングHD 1,000 165.6 + 97.2 360
dely 1,000 11.2 – 1,776.8 1,200
Synspective 500 442.2 + 57.9 240
キオクシアHD 2,000 2.4 – 638.3 2,910
黒田グループ 1,600 9.6 + 1,922.1 1,120
ラクサス・テクノロジーズ 2,000 33.0 + 439.4 562
インフォメティス 2,000 1.6 – 5,437.5 2,160

最も期待値の高かった黒田グループにMAX1,600株で参加していた場合は+1,922.1円の期待値となりました。

1-12月上場となった54銘柄すべてに1単元のみ応募した場合申込上限株数分応募していた場合とで比較すると↓

1単元のみ 申込上限
期待値 2,991.4円 66,691.9円
期待値時給 1,661.9円/h 37,051.1円/h

…となっています。

12月はインフォメティスやdelyが大きく足を引っ張る形になってしまいましたが…、今後も可能な限り多い株数で参加していきたいと思います。

まとめ IPO参加モチベーションの再燃キッカケにどうぞ

2024年12月のIPOは楽天証券さんで取り扱われなかった銘柄を含めると12勝4敗1分でした。

勝率としてはまずまずだったかもしれませんが、

  • 初値プラスとなった銘柄の利益がさほど大きくない
  • 派手に割れた銘柄があった(dely…)
  • 人気≒利益銘柄への当選ハードルは高い

というような状況だったので、手応えを感じたり納得のいく収益を残せた方は一握りだったのではないでしょうか…?

我が家でも結果的に公募割れとなった銘柄への当選が多く、損失が積み重なってしまいました。

とはいえ長い目で見ればまだ取り組む価値のある投資法だと思っていますので…。

1月はお休み月になりそうですが、2月初旬に早速開幕となるIPOが予定されています。

2025年もコツコツと応募作業を頑張っていきましょう!

私が感じている、楽天証券さんIPOの良いところは下記です。

  1. 未成年口座からIPOに参加できる!
  2. 楽天銀行との連携が良く、入出金がスムーズ
  3. 平等抽選なので、誰にでもチャンスあり!(※やや資金力影響あり
  4. IPO抽選結果を公表してくれていて透明性が高い
  5. 取扱い銘柄数も割と多く、チャンスが次々やってくる!

もし未開設の方がいらっしゃいましたら、下記またはご自分でお持ちのポイントサイトよりご検討されてみて下さい。



その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

では!

過去の楽天証券IPO分析記事

2024年11月分は ⇒こちら

2024年10月分は ⇒こちら

2024年9月分は ⇒こちら

2024年8月分は ⇒こちら

2024年7月分は ⇒こちら

2024年5-6月分は ⇒こちら

2024年4月分は ⇒こちら

2024年3月分は ⇒こちら

2024年1-2月分は ⇒こちら

2023年12月分は ⇒こちら

2023年11月分は ⇒こちら

2023年10月分は ⇒こちら

2023年9月分は ⇒こちら

2023年8月分は ⇒こちら

2023年7月分は ⇒こちら

2023年5-6月分は ⇒こちら

2023年4月分は ⇒こちら

2023年1-3月分は ⇒こちら

2022年12月分は ⇒こちら

2022年11月分は ⇒こちら

2022年10月分は ⇒こちら

2022年9月分は ⇒こちら

2022年8月分は ⇒こちら

2022年7月分は ⇒こちら

2022年5-6月分は ⇒こちら

2022年4月分は ⇒こちら

2022年3月分は ⇒こちら

2022年2月分は ⇒こちら

2022年1月分は ⇒こちら