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楽天証券でIPO抽選参加による期待収支 24年5-6月集計結果

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毎月恒例企画です(※5月は楽天証券での取扱銘柄がゼロでしたので、5-6月合併号)

先月は楽天証券でIPOに『参加すること』でどれくらいの期待値を稼げたのでしょうか?

  1. 抽選倍率(楽天証券では当落公表時に公開されます)
  2. 初値売却時の損益

…を活用し、『期待収支』としてはいくら稼げたか?

その時給はいくらだったか?

抽選参加作業のモチベーションキープの一助になれば…と、毎月公開しています!

前置き)期待収支って何?

念のため簡単な説明です。

とあるIPO銘柄で、

  1. 抽選倍率6倍
  2. 初値売却での収益が+45,600円

・・・だったとします。

この場合、

1/6という高確率で45,600円に当選出来る抽選に参加した ⇒ +7,600円分期待収支

という計算方法です。

  • 6人に1人が4.5万円当選という大チャンスに参加出来た!
  • 同じ条件のチャンスにもし6回参加出来れば、確率上は1度は当選して4.5万円を得ることが出来ると期待できる!
  • 結果的にハズレはしたものの「期待収支」は稼げた!
  • もしこういうチャンスがあったら次も参加するぞ!

といった「実現収支」ではなく『期待上の収支』を見える化することで、退屈な参加作業のモチベーションアップへ…!

・・・おおよそこんな考え方です。

(上記倍率と初値売却収益の例は「2023年4月楽天銀行IPO」での実績値)

もちろん逆に、参加者が急増したり初値結果が不調だったりが続く場合に、期待値を確認して『…この程度なら申込や当選確認にかけている自分の時間がもったいない!』と、撤退判断に使うのもアリですねー。

楽天証券取り扱いIPO期待値分析結果の発表!2024年6月

それでは2024年6月分の集計・分析結果です!

楽天取り扱い2024年6月IPO銘柄、初値売却時の収益確認

2024年6月中に楽天証券で取り扱いがあったIPO銘柄にて、初値売却時の損益は以下の通りでした↓

上場日 銘柄名 初値売却損益
06/28 ロゴスホールディングス + 0
06/21 MFS – 3,200
06/20 PostPrime + 0
06/20 タウンズ – 3,000
06/20 WOLVES HAND + 10,500
06/19 ライスカレー + 14,000
06/14 ChordiaTherapeutics + 10,200
06/05 アストロスケールホールディングス + 43,100

6月は8銘柄が取り扱われ4勝2敗2分でした!

後半に失速しちゃいましたね…。

利益額のトップは、アストロスケールHDの+43,100円となりました。

楽天取り扱い6月IPO銘柄、期待値の確認

では結果的に一番オイシイ銘柄はどれだったのでしょうか?

(=期待値の高い銘柄 ≒ なるべく当たりやすくてプラスが大きい銘柄

公表された倍率期待値計算をした結果が以下です↓

(単位:倍、円)

銘柄名 損益 倍率 期待値
ロゴス + 0 125 + 0.0
MFS – 3,200 390 – 8.2
PostPrime + 0 567 + 0.0
タウンズ – 3,000 67 – 44.8
WOLVES + 10,500 632 + 16.6
ライスカレー + 14,000 1,558 + 9.0
Chordia + 10,200 455 + 22.4
アストロスケール + 43,100 289 + 149.1

2024年6月における期待値の最大銘柄もそのまま、アストロスケールHD+149.1円となりました。

プラス収支となった4銘柄の中では倍率も最も低かったので、今思えば狙い目でしたね…!

ライスカレーやWolves Handは前評判が良かったですが、倍率の割に利益が伸びませんでした。

2024年1-6月上場となった24銘柄すべてに応募していた場合の期待値は2,257.7円でした。

「1銘柄あたりの応募&確認の所要時間=2分」とした場合の期待値時給は2,822.1円と全回避下落です。

申込上限株数で参加していた場合は?

楽天証券さんでは2023年途中より「申込上限株数」が100株よりも多いケースが頻発するようになりました。

ココでは『申込上限株数で参加出来ていた場合』の実質倍率と期待値を確認してみます。

銘柄名 申込上限 実質倍率 期待値 必要資金千円
ロゴス 800 15.6 + 0.0 1,832
MFS 800 48.8 – 65.6 320
PostPrime 2,000 28.4 + 0.0 900
タウンズ 1,000 6.7 – 447.8 460
WOLVES 600 105.3 + 99.7 462
ライスカレー 1,000 155.8 + 89.9 1,420
Chordia 600 75.8 + 134.5 92
アストロスケール 3,000 9.6 + 4,474.0 2,550

このパターンでも3,000株まで申し込むことが出来たアストロスケールHDが強く、期待値は+4,474円となりました!

2024年では最高の期待値を更新です!

ついでに一時的に拘束される資金も255万円と今年最高額を更新してしまいましたが…。

1-6月上場となった24銘柄すべてに1単元のみ応募した場合申込上限株数分応募していた場合を比較すると↓

1単元のみ 申込上限
期待値 2,257.7円 18,766.2円
期待値時給 2,822.1円/h 23,457.8円/h

…となりました。

一作業あたりの効率が良くなるのはありがたいですが、このまま申込上限がどんどん切り上がっていってしまうと、並の資金力ではほぼ当選が望めないSBI証券状態に近づいていってしまいますね…。

家族総出で毎度MAX応募は我が家の資金力では困難ですが、今後も可能な限り多い株数で参加していきたいと思います。

まとめ IPO参加モチベーションの再燃キッカケにどうぞ

2024年6月のIPOは前評判が振るわない銘柄が多かったですが、大崩れすることはなく、意外な銘柄でのセカンダリー盛り上がりが散見されました。

一方で公募割れしてしまう銘柄もありましたし、前評判が良い銘柄でも素直な動きにならない場面もありました。

公募割れ銘柄も引受価額を割り込むところまでは避けられていたので、少なくとも「最悪状態」ではなさそうですよね!

7月も飛び抜けて期待出来そうな銘柄はないものの、7銘柄のIPOが予定されています。

コツコツと応募作業を頑張っていきましょう!

私が感じている、楽天証券さんIPOの良いところは下記です。

  1. 未成年口座からIPOに参加できる!
  2. 楽天銀行との連携が良く、入出金がスムーズ
  3. 平等抽選なので、誰にでもチャンスあり!(※やや資金力影響あり
  4. IPO抽選結果を公表してくれていて透明性が高い
  5. 取扱い銘柄数も割と多く、チャンスが次々やってくる!

もし未開設の方がいらっしゃいましたら、下記またはご自分でお持ちのポイントサイトよりご検討されてみて下さい。



その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

では!

過去の楽天証券IPO分析記事

2024年4月分は ⇒こちら

2024年3月分は ⇒こちら

2024年1-2月分は ⇒こちら

2023年12月分は ⇒こちら

2023年11月分は ⇒こちら

2023年10月分は ⇒こちら

2023年9月分は ⇒こちら

2023年8月分は ⇒こちら

2023年7月分は ⇒こちら

2023年5-6月分は ⇒こちら

2023年4月分は ⇒こちら

2023年1-3月分は ⇒こちら

2022年12月分は ⇒こちら

2022年11月分は ⇒こちら

2022年10月分は ⇒こちら

2022年9月分は ⇒こちら

2022年8月分は ⇒こちら

2022年7月分は ⇒こちら

2022年5-6月分は ⇒こちら

2022年4月分は ⇒こちら

2022年3月分は ⇒こちら

2022年2月分は ⇒こちら

2022年1月分は ⇒こちら