月初恒例企画です。
先月は楽天証券でIPOに『参加すること』でいったいいくらの期待値を稼げたのでしょうか?
- 抽選倍率(楽天証券では当落公表時に公開されます)
- 初値売却収益
…を活用して『期待収支』としていくら稼げたか、またその時給はいくらだったかを毎月公開しています!
前置き)期待収支って何?
念のため簡単な説明です。
とあるIPO銘柄で、
- 抽選倍率6倍
- 初値売却での収益が+45,600円
・・・だったとします。
この場合、
1/6という高確率で45,600円に当選出来る抽選に参加した ⇒ +7,600円分の期待収支
という計算方法です。
- 6人に1人が4.5万円当選という大チャンスに参加出来た!
- 同じ条件のチャンスにもし6回参加出来れば、確率上は1度は当選して4.5万円を得ることが出来ると期待できる!
- 結果的にハズレはしたものの「期待収支」は稼げた!
- もしこういうチャンスがあったら次も参加するぞ!
といった期待上の収支を見える化することで退屈な参加作業のモチベーションアップへ…!
・・・おおよそこんな考え方です。
蛇足ですが、上記倍率と初値売却収益の例は「楽天銀行IPO」での実績です。
楽天証券IPO期待値分析結果の発表!2023年9月
それでは2023年9月分の集計・分析結果です!
楽天取り扱い9月IPO銘柄、初値売却時の収益確認
楽天証券で取り扱いがあったIPO銘柄にて、初値売却時の収益は以下の通りでした↓
上場日 | 銘柄名 | 損益 |
09/27 | オカムラ食品工業 | + 88,400 |
09/27 | AVILEN | + 36,200 |
09/26 | ネットスターズ | – 11,600 |
09/22 | ファーストアカウンティング | + 103,400 |
09/22 | 笹徳印刷 | + 8,000 |
09/21 | 揚羽 | + 9,000 |
09/20 | インテグラル | ± 0 |
9月は7銘柄が取り扱われ5勝1敗1分でした。
楽天証券さんで取り扱われなかった銘柄も含めると勝率5割でしたので…、これでも健闘した銘柄が多かったと言えるかもしれませんね。
楽天取り扱い9月IPO銘柄、期待値の確認
では結果的に一番オイシイ銘柄はどれだったのでしょうか?
(=期待値の高い銘柄 ≒ なるべく当たりやすくてプラスが大きい銘柄)
公表された倍率と期待値計算をした結果が以下です↓
(単位:倍、円)
銘柄名 | 損益 | 倍率 | 期待値 |
オカムラ食品工業 | + 88,400 | 480 | + 184.2 |
AVILEN | + 36,200 | 714 | + 50.7 |
ネットスターズ | – 11,600 | 134 | – 86.6 |
ファーストアカウンティング | + 103,400 | 4,864 | + 21.3 |
笹徳印刷 | + 8,000 | 144 | + 55.6 |
揚羽 | + 9,000 | 718 | + 12.5 |
インテグラル | + 0 | 61 | + 0.0 |
2023年9月における期待値の最大銘柄は、オカムラ食品工業の+184.2円がトップとなりました。
収益トップはファーストアカウンティングの+10.3万円でしたが、倍率が4,800倍超で今年最高倍率を更新…。
オカムラ食品工業も480倍で狭めの門ではありましたが、事前評価よりも収益が伸びた印象でしたね。
オカムラ食品工業は600株まで応募が可能でしたので、最大で応募された方は実質的な倍率が80倍。
100倍下回れば現実的に当たりそうな期待が持てるような…?
そして1,100円程度の期待値獲得が出来ましたね。
1-8月上場となった36銘柄すべてに応募していた場合の期待値は17,714.9円でした。
(※複数口応募可能銘柄も含め、すべて1口応募とした場合)
ここ最近のIPOは不発も多く6月末時点の期待値がすでに17,000円台でしたから…、足踏みが続いてしまっていますね。
「1銘柄あたりの応募&確認の所要時間=2分」とした場合の期待値時給は、4か月連続で低下し12,359.3円。
10月IPOも決して絶好調ではありませんが、年末に向けてどうなっていきますかねー。
まとめ IPO参加モチベーションの再燃キッカケにどうぞ
楽天証券さんでのIPOは、すっかり1人1口条件を離れて、複数口数可能が定着してしまいました…。
9月も取扱い全7銘柄で600株~2,000株の応募が可能でしたので、1口座当たり290万円の資金力があると最大限有利に戦えたことになります。
未成年口座も含めて1口座あたり290万円を準備となると…、やはり少々当選へのハードルが上がってしまった印象ですねぇ…。
それでも応募可能口数が青天井であるSBI証券さんに比べれば、戦える余地はあるかも。
これまでの私のように基本100株でしか参加していない方も多いうちに、メリハリつけて参加してみるのも手かもしれません…!
ルールが変更された直後にどれだけ柔軟に素早く対応できるかによって、大きく収益機会が変わることはよくありますからねー。
私も10月は複数口数での応募も積極的に取り組んでみようかな、と思っています。
報われない単調な連続作業に飽きてしまう瞬間はしょっちゅうあるでしょうけど、そういう時は、こういった「期待値」を眺め、再度自らを奮い立たせてコツコツ頑張っていきましょう!
私が感じている、楽天証券さんIPOの良いところは下記です。
- 未成年口座からIPOに参加できる!
- 楽天銀行との連携が良く、入出金がスムーズ!
- 平等抽選で資金面での優遇がなく、誰にでもチャンスあり!
- IPO抽選結果を公表してくれていて透明性が高い!
- 取扱い銘柄数も割と多く、チャンスが次々やってくる!
もし未開設の方がいらっしゃいましたら、下記またはご自分でお持ちのポイントサイトよりご検討されてみて下さい。
では!
過去の楽天証券IPO分析記事
2023年8月分は ⇒こちら
2023年7月分は ⇒こちら
2023年5-6月分は ⇒こちら
2023年4月分は ⇒こちら
2023年1-3月分は ⇒こちら
2022年12月分は ⇒こちら
2022年11月分は ⇒こちら
2022年10月分は ⇒こちら
2022年9月分は ⇒こちら
2022年8月分は ⇒こちら
2022年7月分は ⇒こちら
2022年5-6月分は ⇒こちら
2022年4月分は ⇒こちら
2022年3月分は ⇒こちら
2022年2月分は ⇒こちら
2022年1月分は ⇒こちら