先日、無事に普通二種免許の学科試験に一発合格することが出来ました。
二種免許は教習期間が短く、学科試験の細やかなフォローがどうしても間に合いません。
教官からは、合格に十分なほど教習所で講義しきれないことを申し訳ないと前置きしつつ、
とアドバイスを頂いていました。
さらに別の教官からは、
と興味深い情報が…!
早速調べてみた上で、どうしても好奇心に勝てなかった私は、受験当日の早朝から「裏校」に参加してみることにしました。
教育訓練給付制度を活用した二種免許取得について、全記事はカテゴリよりご覧いただけます↓
免許センター近くにある「裏校」とは?学科試験対策をしてくれる短期予備校!
各県の免許センター近くにある「裏校」。
県によっても異なりますが、基本的には学科試験対策を当日試験直前に集中的に学習できる予備校のような存在です。
「裏校」ってどうやって探す?最大手はサクセスグループか
自分の県に「裏校」があるのか?
あるとしたらどういう名前で、どこにあるのか?
単純に「都道府県名 裏校」で検索してみましょう。
教習所の教官も触れていたのは「サクセスグループ」でした。
非常にニッチな業態ながら、なんと全国16都道府県にグループ展開しているようです!恐れ入りますね…。
関東では東京、茨城、群馬に店舗があります。
千葉、埼玉、神奈川にはないので…。「都道府県名 裏校」の出番ですね。
(私が調べた限り栃木県には他社も含めて裏校が見つかりませんでした)
「裏校」最大の不思議と魅力とは?免許試験問題が一言一句そのまま出る?!
「裏校で学習した問題がそのまま出題された」という口コミをよく見かけますよね。
実際に私も裏校で学習し、確かにそのまま出題がありました!
たださすがに「95問がそのまま出題される」というわけではありません。
せいぜいこんな感じです。
配点の高い後半の「危険予測問題」でも、そのまま出題がありました。
『えっ…?!じゃあ問題の横流し…?』かと言うと、そこまでグレーではなさそう。
免許センターで用意する問題パターンにも限りがあるでしょうから、おそらく地道な実践調査なんだろうな…。と私は推測しています。
「裏校」の異様な光景…。ヘッドホン学習
各県の裏校情報を眺めていると、いくつかのパターンがあるようです。
- 部屋にぎゅうぎゅうに椅子だけがおかれ、天井からヘッドホン講義
- 机が用意されていて講師による解説
私が訪れた「裏校」は①のパターンだったのですが。
この光景は事前に理解して覚悟していないと、ちょっと異様に感じるかも…(苦笑)
早朝6時ぐらいからヘッドホンで予想問題の正誤とミニ解説がひたすら流れ続けています。
机もない窮屈なスペースで、個人用のメモも禁止される中で、淡々と予想問題を解いていく。
まあ正直、受験当日の朝じゃせいぜい2時間ぐらいしか勉強時間はないわけですし、この方式でも十分じゃないかな?と思います。
最後に講師が登場して解説の予定だったのですが、当日は超満員だったので残念ながら二種免許用の講義は省略されてしまいました。
「裏校」の料金設定は?3,000円前後が相場か
各県の「裏校」料金設定を見ていると、3千円ぐらいが相場のようです。
免許の種別によっても異なりますし、前述の「ぎゅうぎゅうヘッドホン環境」か「ゆとりある講師解説」かによっても異なりますよね。
私は「二種免許+ぎゅうぎゅう」で3,000円程度でしたので、そこから妥当性を考えてみても良いかもしれません。
3,000円程度なら、もし何もせずに不合格だった場合に発生してしまう
- 再受験代
- 再受験の交通費
- 再受験にかかる時間
などなどを考えると
と思える絶妙なラインかな?と個人的には思います(笑)
また、
- 不合格なら返金!
- 不合格なら再受講無料!
- クーポンで割引!
などと宣伝されている場合もかなり多いので、事前に各HPをチェックしておくと良いです。
参加してみて感じた免許学科試験「裏校」のデメリットとは?
私が実際に「裏校」に参加してみて感じたデメリットは以下です。
- (結果論ですが、)私にとっては合否を分けるほどではなかった
- (ギリギリまで講義を受けられるので、)免許センター着いてからバタバタ
- 混み合う日は講義内容が簡略化する可能性あり
私にとっては合否を分けるほどではなかった
これは完全に結果論になってしまいますが、当日の免許センターでの問題と私の相性が良く、裏校に参加してなくても十分合格出来ていました。
「あー、コレ裏校でやった問題そのままだな…」って問題も数問ありましたが、逆にそれだけで合格出来るほど「すべて的中」ってほどでもなかったです。
そもそも早朝に2時間勉強する程度なので、もし一切勉強せずに裏校だけ受けた場合は、「すべて的中」したとしても、正解が頭に入りきらず合格は厳しいでしょうね…。
数点の下駄を履けるかどうか?になります。
ただこの数点が合否を分ける局面も多いのは間違いないでしょう。
ちなみに、たまたま「裏校」を出発する際に目に留まった受講生がいたのですが。
本試験会場では私の数個前の席で受験されていましたが、合格発表時に番号が抜けていたので、裏校を受講しても落ちてしまう方ももちろんいらっしゃいます。
受けても合格確実じゃないし、受けなくても不合格確実ではない。
頼りきってしまわないように注意が必要です。
免許センターについてからバタバタだった
裏校で学習を始めたのは朝6時頃。
ヘッドホンで流れ続けている解説を聞き逃すのももったいないので、トイレは我慢…。
裏校での講義を終えて免許センターに到着する頃には、もう受験受付は開始してます。
私の県では1日1回の試験なので、時間内に受付出来ないと完全に無駄足になってしまいますし、急いで手続きへ。
春先&月曜日だったこともあり、受験生が多い中で手続きを進めて…、ようやく会場入口に着いたのは試験開始15分前でした。
ようやくトイレに駆け込めた時には9時過ぎです。
このようにトイレを3時間我慢し続ける程度には、バタバタスケジュールになってしまう点は覚悟しておきましょう(苦笑)
混み合う日は講義内容が簡略化?!
コレは完全に「裏校」にも寄ると思いますが…。
やはり混み合う日は避けた方が無難です。
有名な裏校は早朝から行列が出来ていて、入場するまでに時間が掛かってしまいます。
さらに二種免許は講師による講義が本来ならあるはずでしたが、混んでるから省略!でした(苦笑)
免許センターについてからもモチロンですが、裏校においても「混み合う日は避ける」が鉄則ですね。
学生が集中する2月以降~3月下旬や、週初めの平日は混むので注意しましょう。
まとめ
デメリットもいくつか書いてはしまいましたが。
総合的に3,000円程度の保険と考えれば、受講もありかな?という感触でした。
実際に数問「そのまま」出題もあったわけですし。
私にとっては好奇心も十分満たせたので、それだけでも満足しています(笑)
受講生があんなにいて、早朝から行列していることにも非常に驚きましたし、知らない世界を垣間見れたような感覚でした。
教習所の教官には2-3割と言われた学科試験合格率ですが、当日の実際の合格率は6割でしたし、私も無事に一発合格をすることが出来ました。
しっかりと受験対策を怠らなければ「裏校」に頼らずとも合格できる方がほとんどでしょう。
逆に「裏校」での学習だけで合格を狙うことは絶対に避けましょう。かなり厳しい戦いです。
それでもあと数点の保険を得ておきたい方、「異様な光景」を見てみたい方(笑)は、ご自身の「都道府県名 裏校」で検索し、ご検討されてはいかがでしょうか。
私が感じた「デメリット」面のご覚悟は忘れずに…。
では。
教育訓練給付制度を活用した二種免許取得について、全記事はカテゴリよりご覧いただけます↓