たまには早期退職者っぽい?記事を…。
約15年勤続した会社を退職し、受給開始した失業手当。
退職後1年経過の期限ギリギリながら全額受給が出来ましたので、改めて「失業手当」について振返ってみます。
失業手当は不動産賃貸業で開業・青色申告中でも受給出来るケースがある
私が期限ギリギリに受給満了した最大の要因は『不動産賃貸業で開業・青色申告していると失業手当はもらえない』と思い込んでいたことです。
実際に『もらえません』と断じているネット記事は多いです。
私の場合もそれを信じ込み受給申請を行っていなかったのですが、ある日ふと再検索してみたところ「受給できる可能性もある」という記事を発見…!
実際に管轄ハローワークに相談に出向き、私のケースでは受給資格があることが分かりました。
ハローワークで相談した際の体験記事はコチラ↓
開業届済・青色申告中でも失業手当受給?不動産賃貸業に多いが直接相談を!|とりあえず退職しちゃいました実録 (jump-fire.com)
毎月の認定日や求職実績も1度でも漏れた途端、受給期間満了で打ち切られてしまうギリギリの状況で受給を続けていましたが、無事満額受給が出来ました!
勤続15年/30年の私たち夫婦が失業手当を満額受給したらいくらだったか?
実際に私が受給した失業手当の総額は以下でした↓
勤続15年の私が頂いた失業手当総額
- 1か月目:10.6万円
- 2か月目:14.5万円
- 3か月目:18.5万円
- 4か月目:18.5万円
- 5か月目:17.2万円
総額:79.3万円!
(※さすがに端数はボカしてます、すみません!)
大体1日分で6千円強×120日分を頂くことが出来ました!
特定教育訓練給付金として別途、普通二種免許取得費用補助8.9万円も頂いています。
なお「6千円強」の部分は離職前の給与を元に計算されます。
元々大して給与が高くない上に、退職前有給消化中の評価・役職・裁量手当などがゼロ状態を基準にされてしまうんですよねー。
ま、それでも頂けるだけありがたいんですけどー。
しかし…、『書類上は開業しているからきっと無理だろうけど…』と思いながらも。
恥や面倒臭さを捨てて「一応」行動してみたことで約80万円の差となるのは…デカイですよね…!
ちなみに参考までですが奥さんが頂いた失業手当の総額は↓
勤続30年弱の奥さんが頂いた失業手当総額
- 1か月目:6.1万円
- 2か月目:19.1万円
- 3か月目:19.1万円
- 4か月目:19.1万円
- 5か月目:21.1万円
- 6か月目:17.7万円
総額:102.2万円!
こんな感じで、7千円弱×150日分の受給でした!
毎月の求職実績はどうした?採用面接には行かずに。
失業手当は再就職を目指す場合にのみ支給されます。
実際に再就職を目指しているかどうか「口先」だけではなく(笑)、受給期間中は「求職実績」を毎月提出しないといけません。
とはいえ…、
- 将来的な自営業を志している
- すぐに再就職する元気がない(ストレスなど)
- 自分に本当に向いている職種を探し直したい
などの理由により、特に退職直後においてはドンドン一般企業の採用面接を受けていくぞ!っていう方ばかりではないですよね。
私も①と②の理由が半々で、一旦は求職に前向きになったものの、いざ応募を現実的に考えると「本気さ」が自分の中にないことに気付いてしまいました。
このまま就職面接を受けてもまず受からないでしょうし、選考する手間だけかかる企業側にも不幸です…。
そこで私は企業に応募しない形の求職実績を重ねていきました。
具体的に私が行った求職実績は以下です↓
- ハローワークでの就職相談×3
- ハローワーク主催の就職支援セミナー受講×3
- 国家資格の受験×2
- 特定教育訓練制度の利用(1か月=2回分相当)
- キャリアコンサルティングの受講
①が一番所要時間が少ないのですが、具体的な求職内容をキチンと語れないと相談に乗る側も何も出来ないので、2回目ぐらいからかなり苦しくなります(苦笑)
②は私の地域だと抽選に当選する必要がありましたが、想像していたよりも実践的な内容から、自分探し・職業探しなど一歩目から再始動してみる内容まで幅広かったです。
少しでも再就職を目指す気持ちがあるなら損はなくてオススメでした。
③はウェブデザイン技能検定ですね。求職実績として扱われるのは勉強期間ではなくて実際の受検日だけですが、試験回数も多く受検ハードルも低いので悪くなかったです。…2回不合格でしたけど!!
④は特定教育訓練を受けている期間は、求職活動よりも優先してOKとのことでした。(管轄ハロワへ要確認!)
受講期間が何か月にもわたる内容なら、その分ずっと免除になるでしょうね。私は1か月以内に収まる教育訓練だったので、求職実績2回分になりました。
⑤は④を受ける前に必須になっていますが、コレも求職実績として認定して頂けます。
…ということで、④や⑤を知らなかったので規定回数よりも多い求職実績を残してしまいましたが(苦笑)
無事に一般企業の面接などを受けることがないまま、受給期間中の求職実績を揃えることが出来ました。
まとめ
これまで自身が在職時に支払ってきた雇用保険による仕組みですし、せっかくなので前向きに活用を検討してみると良いです。
私は「将来的には自営マインドだしなあ…」と思ってはいたものの、
- やはり固定収入はありがたかった
- セミナーでもし再度就職を志した場合には、何から行動すべきか分かった
- ハロワ通いにより特定教育訓練制度を知り、自分の興味にあった資格取得が出来た
…という経験をしましたし、非常に有意義に活用させていただくことが出来ました。
就職支援セミナーで興味深かった点は以前記事にもまとめてみました↓
特に自営を志して退職を決めた場合は、とにかく早く行動を始めたい!と思うのは当然ですし、我が家でもそうでした。
ただ自営をする熱意は保ったまま、一旦失業手当を受給しつつ、求職実績を残して並行しつつ、少しずつ体制を整えていくのも一つの手かな?と思います。
我が家は失業手当受給期間も終わり、これからが正念場ですので頑張りますー。
では。