本日は当選していたIPO「トライト」の上場日でした。
日経平均は大幅反発するなど外部環境は良好でしたが、事前の評判通り公募割れの初値となってしまいました。
我が家で当選した400株はすべて初値で損切したので、損失は約2.7万円と限定的でした…としたかったのですが!!
残念ながら詰めの甘い指値をしてしまったため、一部を初値で売却出来ず、最終的なトータル損失額は400株で約7.7万円となりました。
約5万円の損失拡大。反省ですね…。
当選IPOトライト、ツメの甘い売却経緯
私がしてしまった詰めの甘い指値とは何だったのか?
時系列としてはこんな感じです↓
- 昨晩のうちにとりあえず公募価格より下の1,194円~1,195円で指値
- 寄り付き前の地獄絵図(笑)を見て、良くて引受価格近辺と判断
- 引受価格より下で指値
ココだけ見ると、意外と間違ってないんですよ…。
昨晩、公募価格の下で指す際も同値や1円下ではなくて心理的節目の5円を意識し、さらに1円下回る1,194円で指したのは冷静でした。
寄り付き前の引き受け価格近辺と判断したのもズバピタでした。
そして最後のツメ!!
…ココで、うっかり1円下で指しちゃったんですよねぇ…。
1,133円で指値。
昨晩と同じ基準、普段と同じ思考で考えられていれば、1,129円で指してるのに…。
ひとつ言い訳をするなら、指値変更は所要の直前でいつ呼ばれるか分からない待合室で待機していた最中ではありました。
運命の始値はそう…、1,133円!
所要後に確認すると我が家400株のうちマネックス証券さん分は約定していましたが、SMBC日興証券さん分は痛恨の未約定…っ!
同じ所要で隣にいた奥さんにも確認してみると、奥さんも未約定…っ!
所要が落ち着いたその時間は14時半ごろでしたが、私はその場で引け指値へ変更。
奥さんはその場でブン投げてました(笑)
いやー…、甘い!甘過ぎました!!
さほど判断は間違えていませんでしたし、公募割れ覚悟で申し込んだ結果で1枚7千円程度の損失で済むなら、やはり前評判キビシイIPOでもリスクって限定的だなーって印象です。
それを最後の甘さで5万円も損失を拡大してしまったので…、コレはホント大反省ですねぇ…。
トライトの売却明細
ネタバラシはしてしまいましたが、一応売却明細です。
上記が1,133円で指して1,133円で約定出来たマネックス証券さん。
手数料は115円です。
そして約定出来なかったSMBC日興証券さんの私分↓
引け(本日最安値)での損切りとなっています。
手数料は137円。
その場でブン投げた奥さんは多少マシでしたが↓
こちらも900円を割り込んだところでの損切りとなったようです。
合計すると
- マネックス分:-6,815×2=ー13,630円
- 日興私分:ー32,537円
- 日興奥さん分:ー30,337円
我が家総合計で76,504円の損失確定でした!
うーん…、残念!
トライトの上場当日値動き
本日のトライト値動きは以下でした↓
引受価格1,134円での買いに支えられて1,133円で寄付ましたが、一気に急落してお通夜状態。
前場引けにかけては少しだけ見せ場がありましたが、後場はGDからダラ下げ…。
安値を更新して引けるという大変弱い値動きとなってしまいました。
想定価格って何だったんでしょうね?と思ってしまいますが、うっかり想定価格=公募価格で決まっていたとしたら半値近くなので…、被害額が少なく済んだことは良かった!?でしょうか…。
まとめ
今回はホント大反省でした…。
ただ、初値売却出来てたら7千円程度の損失でしたし『トライトに参加したこと自体』は後悔も反省もしてません(笑)
IPO投資のリスクを徹底的に下げるためには、確実に前評判が高い銘柄にだけ参加しておけば、勝率は限りなく10割に近づくでしょう。悪くても9割?
ただ「銘柄厳選戦略」を徹底する場合は、数億円単位の資金力を活かし店頭で営業したり、SBIの抽選クジを大量に抑えるなど、資金力で当選を勝ち取ることが出来ないなら結構キビシイです。
圧倒的な資金力がない場合は、地道に「高い前評判≒数百倍~数千倍の倍率」を潜り抜けて当選を掴み取らないといけないので、場合によっては当選まで数年を要してしまうかも…。
落選の文字だけを眺めながら、毎度毎度地味で面倒な作業を欠かさず継続出来る自信があれば、その道も堅実で良いでしょうね。
あくまでここ10年程度のIPOにしか参加歴のない私の感覚ではありますが…。
今回のような前評判銘柄でも、公募価格自体が安く数千円~1万円程度の損失に限定出来るのであれば、なるべく参加しておいて意外に健闘してくれる銘柄のカバーでチャラやプラスに持っていけるのでは…?と考えています。
元々がギャンブラー気質ってのもあるかもしれませんけど(苦笑)
微妙な前評判であっても当選を勝ち取ることが出来て、上場日までワクワク出来て、さらにラッキーなことに収益まで出てくれたら、プラチナ銘柄には落選続きでもモチベーションを保つことが出来ますし!
そんな私でも『地方単独上場銘柄は前評判が多少良くても参加しない!』とマイルールを定めているように、自分の性格に合わせた戦略を採れるのも魅力かもしれません。
当選後は戦略の幅が狭い投資(初値売却とすることがほとんど)ですし、参加可否自体に自分の判断で変化をつけてみても良いですよね。
もっともっと公募割れが連発で損失も大きくなるなど、IPO投資に変化の兆しが出てくるまでは『ガンガンいこうぜ!(地方上場以外…)』の戦略を維持するつもりです。
…なので今回の大反省ポイントは、参加そのものではなく指値の入れ方です…。
心理的節目よりも少し下での指値という普段通りの行動が出来なかったこと!
上場日なのに所用が入ってしまったのは想定外とはいえ、もう少し色々な想定が事前に出来ていれば、結果は違った気がします。
そもそも、もっと大きく割れていた可能性もありましたし、指値同値の初値で売れなかったのはたまたまでもありますが。
それはそれとして、指値が平常時の基準と違っていてマズかったのは変わりません。
ちょっと油断していたなー…と反省です。
5万円の勉強料を払いましたので、しっかり刻んで次の行動に活かしたいと思います。
とにかくIPO投資はへこたれずに継続することがキモの投資でもありますので、コツコツ頑張っていきます!
ではー。