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楽天モバイル1年間無料の株主優待拡充!注意点あるがユーザーとして興味深い

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自社サービスを1年間無料とするタイプの株主優待が相次いで「拡充」されました!

「2928 RIZAPグループ」と「4755 楽天グループ」です。

RIZAPグループは、chocoZAP(チョコザップ)の会員費用に対し、保有株式数に応じて最大1年×2名分が無料となる拡充。

楽天グループは、楽天モバイルの通信費用に対し、株主全員に1年間無料となる拡充。

個人的にどちらの拡充に対しても非常に興味あります!

ただ本日発表された楽天グループの楽天モバイル1年間無料については、少し注意が必要な点があります。

楽天グループの株主優待拡充、楽天モバイル1年間無料は注意すべき点がある?

本日拡充が発表された「4755 楽天グループ」の楽天モバイル1年間無料について、私が注意すべき点だと思ったのは↓

  • 株主様『全員』と記載があるが、実際は100株以上条件になると予想
  • 拡充は昨年12月末権利に対しのもの
    (=株主優待狙いでこれから購入しても、同内容で続くか?全くの未定

という点です。

楽天モバイル1年無料株主優待の注意点①1株保有では対象にならない(と私は思っている)

本日楽天グループより開示されたIR資料を見ると、株主優待の対象が『株主様全員』と記載されています↓

楽天モバイル1年無料 開示文書より楽天モバイル1年無料 開示文書より

 

変更前が『100株(1単元)~…』などと記載されているのに対し、変更後は『株主様全員』とありますね。

確かに、1株だけなど単元未満株での保有者も正式な「株主」ではありますから、こう書いてしまったら本来は『1株保有者も含めた全員が株主優待対象』という解釈が正しそうに思います。

楽天グループから発行された適時開示文書↓

140120240213533719.pdf (tdnet.info)

一方で、楽天公式HPの「株主優待制度」という項目を確認すると、

楽天公式HP 株主優待制度ページ楽天公式HP 株主優待制度ページ

 

楽天公式HPより抜粋~

第27期株主様ご優待は2023年12月末日時点の株主名簿に記載された、100株(1単元)以上を保有する株主様を対象として実施します。

と書かれています。

楽天公式HP 株主優待制度の記載箇所↓

株主優待制度|楽天グループ株式会社 (rakuten.co.jp)

『あぁなんだ…、やっぱり100株以上必要と公式に書かれているのか…』となりますが。

この点に関しては私の推測では、

『実際に1株保有でも対象になるか/ならないかに関わらず、単に昨日時点から修正していないだけ

…じゃないかなあ…?と思っています。

参考までに昨年11月末時点での同URL過去ページを確認してみると、↓

楽天公式HP 株主優待制度ページ(過去)楽天公式HP 株主優待制度ページ(過去)

 

こんな感じで該当箇所はもはや定型文なんですよね…。

状況をまとめると↓

  1. 2024/2/14付け適時開示文書での「株主様全員」は1株だけ保有していても対象になりそうな書き方
  2. 楽天公式HPでの「100株以上を保有する株主様を対象」とする文章は、定型文なので取り急ぎ修正してないだけ?とも捉えられる

という状況なので、単元未満株での株主も全員対象です!ってなり得る条件は揃っている気はします…。

…が。

個人的な予想ですが、さすがにこの誰もが認める大赤字状態の楽天モバイル事業で、そこまでの『大盤振る舞い』はナイだろう…と思っています。

最近の楽天ポイントに関する露骨な改悪っぷりをみても、必死に利益確保に奔走している状況を感じますし、少なくとも「うぉっ!太っ腹!!」を期待できそうにはないですよね…。

そうなら適時開示資料の書き方はさすがに配慮ミスってると思われますが。

某社のような「漢気」には期待出来ず、明日以降しれっと追加情報が出てくるか、何事もなかったように100株以上の株主にのみ実施されるんじゃないかな…?と予想しています。

予想を裏切ってくれたら拍手!ですが、すでに楽天モバイルユーザーの1人としては存続大丈夫?!と心配にもなります(苦笑)

楽天モバイル1年無料株主優待の注意点②昨年12月末時点の株主に対しての拡充で、これから優待目当てに購入しても…

もう1点大事なのは、本日公表された『楽天モバイル1年間無料』は、2023年12月末権利を取得した株主に対する株主優待だということです。

実際に楽天グループの株主優待は、昨年も権利直前に変更がアナウンスされたという経緯もあります。

もし、本日発表された『楽天モバイル1年間無料』という株主優待内容を聞いて、それなら優待取得したいな!と思ってこれから株式を購入したとしても…↓

  • 少なくとも2024年12月末の権利まで10か月は待たないといけない
  • それでいて2024年12月末の株主優待内容は変更される可能性も…

という点は要注意です!

まとめ

私は楽天モバイルを「セカンドスマホ」として、個人事業用にして愛用しています。

特に不便さを感じていませんし料金にも満足しているので、このまま楽天モバイル事業は撤退せずに継続していって欲しいな…とヒヤヒヤしているユーザーでもあります。

海外旅行へ持ち出した際もめちゃくちゃ便利で、

『このスペックでこの料金?!もはやレンタルルーターの意味ある?!』

と驚いてしまったほど。

今回の株主優待拡充は『まずはとりあえず1回使ってもらう』強い動機になってくれそうで、期待しています。

使ってみたら案外悪くない!というユーザーが増えて、モバイル事業の利益が改善し、末永く継続してくれるなら私もありがたいですしね。

…まあつい数年前までは無料スマホだったことを考えると、すでにとりあえず1回使った経験はありつつ、何らかの要因で却下している層もそれなりにいらっしゃるかも…?

無料スマホから脱却した、むしろ脱却せざるを得なかった流れからすれば、2024年12月権利以降も同内容で株主優待が継続するのは難しいのでは?と考えていますが。

続けてくれるのであれば毎月2千円程度の固定費削減が出来てありがたいですね。

注意点もある『楽天モバイル1年間無料』株主優待ですが、今後の展開はユーザーとしても興味深いです。

では。