月初恒例企画です。
先月は楽天証券でIPOに『参加するだけ』でいったいいくらの期待値を稼いだことになったのでしょうか?
- 楽天証券で公開されている抽選倍率
- 初値売却での収益
…を活用して『期待収支』としていくら稼げたか、またその時給はいくらだったかを毎月公開しています!
前置き)期待収支って何?
念のため簡単な説明です。
とあるIPO銘柄で、
- 抽選倍率6倍
- 初値売却での収益が+45,600円
・・・だったとします。
この場合、
1/6という高確率で45,600円に当選出来る抽選に参加した ⇒ +7,600円分の期待収支
という計算方法です。
- 6人に1人が4.5万円当選という大チャンスに参加出来た!
- 同じ条件のチャンスにもし6回参加出来れば、確率上は1度は当選して4.5万円を得ることが出来ると期待できる!
- 結果的にハズレはしたものの「期待収支」は稼げた!
- もしこういうチャンスがあったら次も参加するぞ!
といった期待上の収支を見える化することで退屈な参加作業のモチベーションアップへ…!
・・・おおよそこんな考え方です。
楽天証券IPO期待値分析結果の発表!2023年7月
それでは2023年7月分の集計・分析結果です!
楽天取り扱い7月IPO銘柄、初値売却時の収益確認
楽天証券で取り扱いがあったIPO銘柄にて、初値売却時の収益は以下の通りでした↓
上場日 | 銘柄名 | 損益 |
07/31 | Laboro.AI | + 61,500 |
07/28 | GENDA | – 13,300 |
07/26 | エコナビスタ | + 200,000 |
07/24 | トライト | – 6,700 |
07/21 | ナレルグループ | – 15,000 |
07/05 | ブリーチ | + 26,300 |
07/04 | AeroEdge | + 417,000 |
7月は7銘柄が取り扱われ4勝3敗でした。
公募割れしてしまう不人気銘柄としっかり利益となる人気銘柄で明暗ハッキリ分かれてしまいました。
それだけでなく、もっと高値も予想されていたLaboro.AIが伸び悩むなど、IPO全体的にちょっと調子が落ちてしまっていますねぇ…。
とはいえ月初のAeroEdgeの+41.7万円などはお見事でした!
楽天取り扱い7月IPO銘柄、期待値の確認
では結果的に一番オイシイ銘柄はどれだったのでしょうか?
(=期待値の高い銘柄≒なるべく当たりやすくてプラスが大きい銘柄)
公表された倍率と期待値計算をした結果が以下です↓
(単位:倍、円)
銘柄名 | 損益 | 倍率 | 期待値 |
Laboro.AI | + 61,500 | 157 | + 391.7 |
GENDA | – 13,300 | 961 | – 13.8 |
エコナビスタ | + 200,000 | 957 | + 209.0 |
トライト | – 6,700 | 6 | – 1,116.7 |
ナレルグループ | – 15,000 | 160 | – 93.8 |
ブリーチ | + 26,300 | 470 | + 56.0 |
AeroEdge | + 417,000 | 435 | + 958.6 |
2023年7月における期待値の最大銘柄は、AeroEdgeの+958.6円となりました!
倍率435倍と高倍率ではありましたが、ブリーチやエコナビスタの倍率・損益と見比べると割の良さが際立ちますねー。
1-7月上場となった34銘柄すべてに応募していた場合の期待値は17,529.0円でした。
(※楽天銀行は複数口応募可能でしたが、1口応募とした場合)
公募割れ銘柄もありましたので、6月末時点の期待値よりは少し増えた程度に留まりました。
「1銘柄あたりの応募&確認の所要時間=2分」とした場合の期待値時給は、さらに下がって15,466.7円。
調子が落ちて来た2023年IPOですが、年末までに盛り返すことが出来るでしょうか。
まとめ IPO参加モチベーションの再燃キッカケにどうぞ
7月は銘柄ごとに明暗がくっきり分かれたのと、不人気銘柄での公募割れが連発してしまった印象でした。
事前評判の高かったLaboro.AIは157倍程度と思ったよりも倍率が低く済んでいましたが、結果も伸び悩んでしまったので期待値としてもソコソコ程度。
ほぼ同時期に似たような倍率となったGENDAとエコナビスタも、1,000倍近い高倍率を潜り抜けた結果の利益差が大きく…、残念でしたね。
人気銘柄は高倍率で当たる気がしないし、当たる希望を感じられる100倍程度の銘柄は公募割れだし…と気が滅入る気持ちは良く分かります。
それでもハズレならば費用は発生せず、高倍率を潜り抜けて当たれば夢が見られるIPOは、作業継続だけが唯一の当選方法。
作業が報われない時は、こういった「期待値」を眺め、再度自らを奮い立たせてコツコツ頑張っていきましょう!
私が感じている、楽天証券さんIPOの良いところは下記です。
- 未成年口座からIPOに参加できる!
- 楽天銀行との連携が良く、入出金がスムーズ!
- 平等抽選で資金面での優遇がなく、誰にでもチャンスあり!
- IPO抽選結果を公表してくれていて透明性が高い!
- 取扱い銘柄数も割と多く、チャンスが次々やってくる!
もし未開設の方がいらっしゃいましたら、下記またはご自分でお持ちのポイントサイトよりご検討されてみて下さい。
では!
過去の楽天証券IPO分析記事
2023年5-6月分は ⇒こちら
2023年4月分は ⇒こちら
2023年1-3月分は ⇒こちら
2022年12月分は ⇒こちら
2022年11月分は ⇒こちら
2022年10月分は ⇒こちら
2022年9月分は ⇒こちら
2022年8月分は ⇒こちら
2022年7月分は ⇒こちら
2022年5-6月分は ⇒こちら
2022年4月分は ⇒こちら
2022年3月分は ⇒こちら
2022年2月分は ⇒こちら
2022年1月分は ⇒こちら