フツーの軽自動車でUberEats開始企画。
今回は『自動車任意保険』についてです。
実はフツーの軽自動車を転用して黒ナンバーを取る場合に限り、『ある条件』について大手保険会社間でも認識に差があります!
おそらく事例が浸透していないことも影響していますが、注目すべきは保険料の差。
なんと初年度保険料で『年15万円』or『年5万円』ぐらいの大差がついてしまうのです…!
またその条件次第で、
- Uber登録難易度が現状は高かったり
- 将来的な本格軽バン購入時には不利があったり
- 私用での補償に不安があったり。
そんな中、某保険会社では『年15万円』側の保険一択と言われてしまった私。
果たしてここから逆転はあるのでしょうか?
体験談を現状報告します!
制度導入初期には「あるある」かもしれない、前例がなくてなんともいえない状況となっていますので、私の体験談が活きる場面もあるかもしれませんね!
※まだ結論は出ていない状況で当記事書いてます!
黒ナンバー任意保険。代理店や保険会社で情報錯綜する理由は?
インターネット上やSNSを見ていると、現状私がトライしているフツーの軽自動車を黒ナンバー化した場合の保険について情報が錯綜しています。
それもそのハズ、そもそも代理店や保険会社にとってもまだ情報が浸透していないようで。
準備不足や前例がないことなどから、推測で答えざるを得ない部分もあるようです…。
車検証などでのややこしい「表記」を一覧にしてみると以下↓
用途 | 自家用/事業用の別 | 用途車種区分 | |
通常の軽貨物車 (エブリイワゴン等) |
貨物 | 事業用 | 営業用 軽四輪貨物車 |
通常の軽乗用車 (N-BOX等) |
乗用 | 自家用 | 自家用 軽四輪乗用車 |
規制緩和を活用 した場合 |
乗用 | 事業用 | 営業用 軽四輪乗用車 |
こんな感じになります。
規制緩和されて「軽乗用車」でも黒ナンバーは取れるようになりましたが、若干中途半端な位置づけになっています。
これが混乱の理由ですね。
「こう」だったら「こう!」のパターンに微妙にハマってないんです。
なおもし『営業用軽四輪貨物車』の場合は、『一般型自動車保険』しか入れません。
じゃ、『営業用軽四輪乗用車』ならどうなの?=各社バラバラ!が現状です!
一般型自動車保険と総合型自動車保険の違い
自動車保険には「一般型自動車保険」と「総合型自動車保険」の二種類があります。
通常の乗用車で加入する任意保険は、「総合型自動車保険」になります。
「総合型自動車保険」では、色々な保険料割引条件が揃っています。
一方で「一般型自動車保険」ではそうした割引を受けられる限定条件を付けることが出来ません。
通常の貨物車で事業・営業を行う場合は、この割引のない「一般型自動車保険」に加入が必要となるために、保険料が割高になります。
「一般型自動車保険」だと、初年度は15-20万円ぐらいの保険料を覚悟しておかないといけません。(もちろん諸条件や補償内容によっても異なりますが、車両保険なしでもこれぐらい)
では営業用軽四輪乗用車だとどうなる?決まってない!
一般的な貨物車=『営業用軽四輪貨物車』は「一般型自動車保険」の一択。
では『営業用軽四輪乗用車』だと、どうなのか?
…実は、これがまだ各社準備不足のようです…。
私が現在、某保険代理店とやり取りをした流れだと↓
- 「営業用軽四輪貨物車」と認識され、「一般型自動車保険」の案内…
- 規制緩和を説明すると、保険会社本社へと問い合わせしてくれた
- 「総合型自動車保険」が適用可能と回答
- 他の方で同様の保険加入があり車検証提出
- 「一般型自動車保険」の適用になると回答…
…とまあ、こんな感じで二転しています…(苦笑)
某保険会社では「営業用軽四輪乗用車」の保険引き受けがゼロだったのでしょうか…。
もしくは保険会社本社の回答した方がたまたまゼロだったのか。
少なくとも④において『改造等は行わない軽乗用車での黒ナンバー取得』であることは間違いないそうです。
ということは、少なくともこの保険会社である限り、「総合型自動車保険」への加入は難しそう。
元々は15-20万円/年の保険料を覚悟していた私ですが、③の回答をいったん頂いてしまったので、諦めきれません(笑)
Google先生に聞いてみると、「東京海上日動」でなら同様の条件で「総合型自動車保険」に加入出来た方を発見!
非常に分かり易い説明と体験談がむちゃくちゃ助かります!↓
10月27日より軽四輪乗用車にて貨物輸送を検討中の方へ|carlife0521のブログ|carlife0521のページ – みんカラ (carview.co.jp)
私がお世話になっている代理店さんは、「東京海上日動ではない某社」とのお付き合いが深く、問い合わせも見積もりも「東京海上日動ではない某社」のもの。
改めて「東京海上日動」でも確認してみて欲しい!と伝えてみました。
黒ナンバー保険、等級引継ぎってどうなる?
「総合型自動車保険」で育てた等級は「一般型自動車保険」に引き継ぐことは一切出来ません。
ただし保険料は、等級よりもむしろ保険料割引限定条件を付加出来るかどうかの方が影響デカいです!
保険料が抑えられるかどうかのキモは、
「等級引継可否より、まず総合型/一般型どちらになるか?」
です!
そして総合型として加入することが出来れば、通常の自動車保険と同じですので、
- 自分で保有している他車の保険を転用
- セカンドカー割引で7等級スタート
など、結果的に等級面で優遇すらも受けることが可能です。
一挙両得ですが、気にすべきは何型か?ですね。
総合型自動車保険だとUber Eatsで配達パートナー承認されない?
「総合型自動車保険」でUberEats配達パートナー申請した方が、承認に苦戦しているという情報を見かけます。
確かに、そもそもの保険会社でも対応が分かれていたり混乱していたりする中で、Uberでの判定もややこしいのでしょうね…。
しっかり補償が受けられる保険に入っている場合と、うっかり自家用の保険から切替忘れている場合と、パッと見は似たような保険証券になってしまいますから…。
ただこの点は、同様の条件であっても承認されている方もいらっしゃいましたので、少しずつ落ち着いてくるのでは?と考えています。
最も先行して開始された方は、サポートへの説明、やり取りで苦労されたことでしょう。
偉大な先輩方が切り開いて下さった道を通らせて頂きたいと思います!
正直、
ってことは起こり得るかなー…とは覚悟してます…。
ここをクリアにするためには、当初から「一般型自動車保険」に加入しておくのも一つの手です。
保険料の差額約10万円/年間を諦められる方は、無難かと…。
総合型自動車保険だと、今後軽貨物を本格開始する際には不利?
総合型自動車保険のもう一つの弱点?は、「軽貨物を本格的に開始したくなった」場合に損することです。
当初は軽乗用車でフードデリバリーを中心として配達の仕事を始めて。
配達の仕事の楽しさ・やりがい・自分が適正あることに気付かれる方もいらっしゃるでしょう。
その場合、本格的に仕事をするならやはり軽乗用車では難しいです。
積載量の制限などにより、運送会社から外注を頂くことなどが困難だからです。
じゃあ、エブリイワゴンなどの軽貨物車に乗換えよう!
…となった際に思い出して頂きたいのが『軽貨物車=一般型自動車保険』の縛りです。
例えば6等級で総合型自動車保険に加入して3年無事故無違反、次は9等級!となっていたとしても、エブリイワゴンへ乗り換えた瞬間、また一般型6等級からのスタートです…。
もし初年度から一般型6等級でスタートを切っていれば、エブリイワゴンに途中で乗り換えたとしても、同じ一般型なので9等級が引継ぎ可能です。
とはいえ…。
- 将来のことは将来考える。
- 長期間続けるか分からないうちはなるべく費用を抑えておきたい。
そういった方も多いでしょう。私もそっちですね…。
一般型自動車保険だと、業務以外で使用した際の補償が難しい?
逆に一般型自動車保険での気になる点として「業務用」として加入してしまうと「私用」の際の事故が補償されないかも?という点です。
スミマセン、実はココはまだ明確になってません。
代理店の担当者と面談の際に突っ込んで聞いておきたいと思っているポイントです。
まとめ
『えっ!まとめ?!』
って思われた方もいらっしゃるかと思いますが(笑)
そうなんです、私の現状の進捗はココまでなんです…。
規制緩和によるバタバタ感を一緒に味わっていただけましたら幸いです(笑)
現在認識しているのは、以下の通りです↓
- 規制緩和による黒ナンバー軽は「営業用軽四輪乗用車」
- 某保険会社では「一般型自動車保険」しか適用不可!
- 東京海上日動では「総合型自動車保険」に加入事例あり
- 「総合型自動車保険」:Uber登録ハードルありそう
- 「総合型自動車保険」:本格貨物職転用時は不利
- 「一般型自動車保険」:私用時の補償確認必要
- 「総合型」と「一般型」の保険料差額は10万円超!!
…ここで『一般型自動車保険にしか入らせてくれない某保険会社ってドコよ?!』って話は勘弁してください(笑)
少なくとも事業用の自動車保険は、以下6社でしか取り扱いがありませんので。5社のうちどれかですよと…。
- 東京海上日動
- 三井住友海上
- 損保ジャパン
- あいおいニッセイ
- 楽天損保
- AIG損保
さあ果たして私は無事に東京海上で「総合型自動車保険」に加入し、Uber審査もすんなりパス出来るのでしょうか?!
もし両方スルスルっといけた際は『これが正着ルート!』と、今後参戦される方のために堂々と紹介します。
では!