軽乗用車でUberEatsを開始して1年ちょっと。
「運送業」としての初めての確定申告作業を着々と進めていて、ほぼ終わらせることが出来ました!
売上関連の書類はUberから発行されるため、年度が締まって確定申告作業を始める瞬間まで売上管理が一切出来ていなかったとしても、売上計上は出来ます。
個人事業でありながら「ズボラ」な売上管理でも一応なんとかなっちゃうのは、ありがたいですね。
ただこの「Uberから発行されるありがたい売上書類」、ちょっとクセのある和訳というか…。
「返金と経費」という言葉の意味が一瞬分からない項目を、間違えて売上に含めそうになったので記録を残しておきます。
Uberの確定申告。売り上げ明細は毎週発行される
Uberからは毎週月曜日に「売り上げ明細の準備が整いました」という連絡がメールで届きます。
本来は自分自身で都度売上を記録を残して計算すべきところ、集計して報告してくれるなんてありがたいことです。
レベル1:初回書類、開始残高ゼロで売上のみ
初回の書類イメージはこんな感じです↓
(※書類内の金額は分かり易いものに上書きしています)
初回なので非常にシンプル。
売り上げが表示されているので、この書類をそのまま使用出来そうですね。
レベル2:2回目書類、開始残高と売上が発生
これが配達を続けていくと少しずつ複雑になっていき…↓
(※書類内の金額は分かり易いものに上書きしています)
こちらはレベル2、まだ分かり易いです。
『開始残高』という項目が増えました。
Uberから売り上げ明細が発行される時点(=月曜日)では、前の週に働いた分の入金が済んでいません。
基本は火曜日入金(営業日でない場合は後ろ倒し)です。
そのため『開始残高』という項目で前の週の売上が記載されています。
さらに上記例の場合は振込先口座の承認が済んでいなかったので、Uberからの支払項目はないまま、最終残高に合算されています。
レベル3:支払い項目の追加
さらに1.2歩複雑になったパターンは↓
(※書類内の金額は分かり易いものに上書きしています)
こちらは2枚目の明細時点に対し、
- 銀行口座の承認が済み、Uberからの支払いが開始された
- 現金払いでの配達を開始し、注文者から現金を受け取った
という変化点があります。
両方とも『支払い』という項目内で集計されて記載が始まっています。
現金払いの配達で注文者から商品代金を受け取った場合は、配達員からUberへとその商品代金を都度送金するのは色々と手間なので、後日Uberから配達員へと支払う配達料と相殺される仕組みになっています。
上記例でいくと、
- 開始残高(前週の配達料残高):24,000円
- 売上(今週の配達料):54,000円
- 支払い 受け取った現金(注文者から受け取った商品代金):28,000円
- 支払い 銀行口座に振込(前週の配達料分):24,000円
- 最終残高(翌週に振込予定の配達料):26,000円
今週だけで切り取るなら、
- 今週売上54,000円-今週受け取った商品代金分28,000円=最終残高26,000円
…となることが分かり、先週から一連の流れなら、
- 24,000円+54,000円-28,000円-24,000円=26,000円
…となることが分かる資料になっています。
少しややこしくなって来ましたね。
レベル4:返金と経費項目の追加
そして、私が間違えかけた最終パターンがコチラ↓
(※書類内の金額は分かり易いものに上書きしています)
…『返金と経費』?
他の項目に比べて、今一つピンと来ない日本語です…。
ナニソレ…?
返金と経費は12,000円と書かれていて、試しに売上と同様に加算してみると、
- 18,000円+53,000円+12,000円-45,000円-18,000円=20,000円
…となり、一応成立します。
(…なら売上の一部なのかな…?)
(確か昨年、売上が後から「調整中」みたいな表示がされてたこともあったような…?)
(その割には発生頻度が多い気がするけど…?計算は合うしな…。)
と一旦は売上として仕訳入力してしまいました…!
後日気付いた『返金と経費』の正体は、
『注文者から受け取った商品代金を配達料残高で相殺しきれずマイナスとなった場合に、配達員自身がクレカ等で仮払いした分』
でした!
そりゃー足し算で合うわけだ…!
リアルタイムに売上管理していればもっと早く気付けたと思います。
ズボラ管理の弊害がココに出ました…(苦笑)
納税額が増える方向の間違いなのでまだマシ?かもしれませんが、確定申告する前に気付けて良かったです…。
個人事業の確定申告は大河内先生を参考にさせていただいています
確定申告は大変そう・難しいイメージがありますが、それをブチ壊してくれたのが税理士大河内先生とあんじゅ先生の「フリーランス税本」でした。
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よくわかんねぇことは
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手元にあるのは第7版ですが、いまだに確定申告を始める前には一読しています。
もう第42版とは…!!
さすがにこの本「だけ」で確定申告がすべて出来るかと言えば難しいですが。
この本で基礎知識を楽しくつけつつ、インターネットで補完していけばかなりスムーズに進めることが出来ます。
最新版はインボイス制度に対応して改訂されているようなので、買い直しも検討中です。
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大河内先生のYoutubeやHPもガッツリ参考にさせていただきました!
税理士が教える「追い込み確定申告」この記事を片手に、3月に入ってからでも確定申告は間に合います!|大河内薫 Official Blog (bafs-style.biz)
フリーランス税本+大河内先生のこの記事とYoutubeで8-9割は完結。
残り1-2割を独自で調べたかな…?って程度ですかねー。
会計ソフトはやよいの青色申告を愛用しています。
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まとめ
Uberの売り上げ明細に登場する「返金と経費」。
私のようにうっかり売り上げに含めないように、気を付けて下さい!
ちゃんとリアルタイムで管理・帳簿入力しておけば避けられたことですが…。
今年こそは…!って決意しては毎年同じパターンになるのが目に見えています…。
多少でも早めに作業を始めておいたおかげで、申告前に気付けて良かったです。
では。