昨日の記事でも少し触れましたが、たった1株のみ保有するだけで株主優待がいただける銘柄もいくつかあります。
『9252 ラストワンマイル』もそういった銘柄の1つでしたが、残念ながら2024年8月末をもって廃止されることになりました…。
破格すぎる条件で、会社側の想定を大幅に越えるコストが掛かっている状況はやはり長続きしませんね。
ただ、今後も1株保有しているだけで株主優待がいただける銘柄が登場する可能性は十分あります!
「東京日産コンピュータシステム」や「ラストワンマイル」のお祭りには参加出来なかったけど、次のチャンスを逃したくないアナタに向けて…。
改めて『そもそも株式を1株だけ購入する方法』を記事にしてみました。
※以下、文中はラストワンマイルを例に取った解説となっていますが、同社株をこれから購入しても株主優待はいただけませんのでご注意ください。
株式を1株だけ購入する方法。単元未満株取引は証券会社によって出来ない場合もある!
通常の場合、株式は100株単位で売買されます。
100株未満(=1株単位)での株式売買は、実はイレギュラーな取引です。
そのため、証券会社によっては通常の100株単位取引しか取り扱っていない場合もあります。
ご自身が保有している証券会社口座がすべて1株単位での取引に非対応の場合は、残念ながらどうあがいても1株だけの購入は出来ません…。
諦めるか、対応している証券会社口座の開設から始める必要がありますね。
株式を1株だけ購入出来る証券会社、購入出来ない証券会社ってどこ?
代表的な証券会社で1株単位での株式購入が出来るか確認してみました↓
証券会社 | 1株取引 |
SBI証券 | 出来る! |
楽天証券 | 出来ない… (※注1) |
野村系 | 出来ない… |
SMBC日興 | 出来ない… (※注2) |
大和証券 | 出来ない… |
大和コネクト | 出来ない… (※注1) |
マネックス証券 | 出来る! |
みずほ証券 | 出来ない… |
auカブコム証券 | 出来る! |
松井証券 | 出来ない… |
GMOクリック証券 | 出来ない… |
PayPay証券 | 出来ない… (※注2) |
岡三証券 | 出来ない… |
岡三オンライン証券 | 出来る! |
※注1をつけた楽天証券と大和コネクト証券では、1株取引可能銘柄が限定されており現時点(2024年7月1日調べ)でラストワンマイルは残念ながら対象外になっています。
楽天証券公式HPにて、1株取引取扱い銘柄を調べられる箇所↓
取扱銘柄 | かぶミニ®(単元未満株取引) | 国内株式 | 楽天証券 (rakuten-sec.co.jp)
大和コネクト証券公式HPにて、1株取引取扱い銘柄を調べられる箇所↓
※注2をつけたSMBC日興証券とPayPay証券では、1株取引自体は出来るのですが、1株保有していても株主優待がいただけないので要注意です!(個人名義に変更されないため)
上記4社(SBI、マネックス、auカブコム、岡三オンライン)なら、ラストワンマイルの1株取引は確実に可能です。
人気の高い楽天証券が非対応なのは残念ですが、口座数ナンバーワンであるSBI証券では取引可能ですし、そこまでハードル高くはないですよね!
ちょっと宣伝)4社とも保有していない場合はサクッと開設しましょう
もし4社(SBI、マネックス、auカブコム、岡三オンライン)すべて未開設なら、まずは口座開設からご検討されてみて下さい。
ご自分でお持ちの「ポイントサイト」経由してポイントゲットしつつ、サクッとどうぞ!
「ポイントサイト」も未登録という方向けに、私もお世話になっている有名ポイントサイトの宣伝しておきますね↓
私は4社すべてで口座保有していますが、もし1社だけ開設するなら最大手のSBI証券が間違いないでしょうね。購入手数料も無料で優秀です。
マネックス証券さんはピカイチの銘柄分析ツール利用が出来ますし、auカブコム証券さんは株主優待クロス取引やIPOが意外と当たる穴場ですし、岡三オンライン証券さんは立会外分売で活躍…と、4社ともそれぞれ良い面があってフル活用しています。
ラストワンマイル1株購入が出来る4証券会社別に、手順を画面付きで紹介
私は上記の証券会社口座を4社とも保有していましたので、証券会社別にラストワンマイル1株の購入手順を画面で紹介していきます。
①SBI証券でのラストワンマイル1株購入手順
まずはSBI証券です。
とりあえずログインしましょう↓
ログインしたら、画面上部の「取引」タブから「国内株式」を選びます↓
国内株式を選択すると以下の画面に移動します。
この画面では手順4つありますが↓
①まず画面中程に出たタブから「単元未満株」を選択します。
すると単元未満株用の「注文入力」の画面が出現するので、
②「現物買」のボタンを選択し、
③「銘柄コード」に入力します(ラストワンマイルなら9252)
入力が済んだら④「株価表示」をクリックすると画面が切り替わって↓
こちらの画面でも4手順。
①購入したい銘柄が表示されているかチェックし、(ラストワンマイルなのでOK)
②株数に「1」株を入力し、
③同意事項を確認してチェックを入れて、
④取引パスワードを入力します。
入力を終えて「確認画面へ」を押すと画面が切り替わって↓
注文内容の確認が出来たら「注文発注」を押せば注文完了です!
この画面で確認出来ますが、SBI証券の手数料は0円。
額が小さいのでなおさら手数料ゼロはデカイですねー。
②マネックス証券でのラストワンマイル1株購入手順
続いてマネックス証券での1株発注方法の紹介です。
とりあえずログインしましょう↓
ログイン直後の画面最上部に…↓
「銘柄コード」の入力欄があるので、ラストワンマイルなら「9252」を入力します。
「買い注文」をクリックすると画面が切り替わり↓
「スタンダード注文 買い注文」の画面が立ち上がります。
とりあえず購入したい銘柄(ラストワンマイル)が正しく表示されているかをチェックしつつ。
スタンダードではなく1株取引(ワン株注文)を行いたいので、「ワン株注文」のタブを押すと画面が切り替わります↓
無事に「ワン株(単元未満株)買い注文」の画面が立ち上がりました。
株数欄に「1」株を入力し、終わったら「次へ(注文内容確認)」を押すと画面が切り替わります↓
注文内容が確認出来たら「取引パスワード」を入力して「実行する」を押せば発注完了です。
③auカブコム証券でのラストワンマイル1株購入手順
3社目はauカブコム証券でのラストワンマイル1株購入手順です。
とりあえずログインしましょう↓
ログイン直後の画面上部に銘柄コード入力欄があります↓
ラストワンマイルのコード「9252」を入力します。
株価検索ボタンを押すと画面が切り替わり↓
個別銘柄情報が表示されます。
「ラストワンマイル」が正しく表示されたことを確認しつつ「プチ買付」のボタンを押すと画面が切り替わります↓
プチ株(単元未満株)買注文画面に切り替わりました。
数量欄に「1」株を入力します。
ポイント利用の有無を選択したら「確認画面へ」を押すと画面が切り替わります↓
発注内容の確認画面です。
内容をチェックしたらパスワードを入力し「注文する」をクリックすれば発注完了です。
(私の発注画面ではパスワード省略中になってますが)
auカブコム証券だと手数料は52円ですね。
なおNISA口座ならプチ株購入手数料のキャッシュバックキャンペーンが行われている模様です。
さすがにこのためだけにauカブコム証券でNISA口座を開設するほどアツいキャンペーンではなさそうですが…、対象になる方は52円分の手数料は浮きますね!
④岡三オンライン証券でのラストワンマイル1株購入手順
最後は岡三オンライン証券でのラストワンマイル1株購入手順の紹介です。
とりあえずログインしましょう↓
ログイン直後の画面にて、上部に出ているタブを使用します↓
4手順です。
①ログイン直後の画面上部のタブから「取引」を選択し、
②左側メニューから「単元未満株買い」を選択します。
単元未満株買注文のメニューに切り替わるので、
③銘柄コードを入力します(ラストワンマイルなら9252)
入力が終わったら④検索を押すと画面が切り替わります↓
単元未満株注文画面が立ち上がるので
①株数に「1」株を入力し、
②各同意事項を確認してチェックを入れます。
入力が済んだら③「注文確認画面へ」を押すと画面が切り替わります↓
注文内容を確認したら「取引パスワード」を入力して「注文発注」を押せば発注完了です。
手数料は220円と表示されています。
通常の現物取引で「定額コース」を選んでいますが、単元未満株の場合は強制的に「ワンショット」手数料が表示されました。
手数料無料の証券会社と比べてしまうと、220円とはいえちょっと大きいですねー…。
まとめ
以上、「ラストワンマイル」を例に取り、各証券会社で1株だけ購入する際の手順を紹介してみました。
1株での株主優待新設により非常に話題となったラストワンマイルは、残念ながら早期に廃止となってしまいましたが、今後も同様のチャンスが巡ってくる可能性は十分あります。
1株とはいえ株式投資なのでリスクを取るべきか慎重に自己判断しつつ、購入を決めた際は上記の手順を参考にしてみて下さいね。
ではー。