株主優待銘柄を権利確定の約4か月前に購入し、権利を取得せずに売却するというマイルールにて『株主優待先回り投資』を実践しています。
明日7/26(金)が11月銘柄の新規組入れを行う日に該当します。
株主優待先回り投資、組入れ時のマイルール
月末権利付最終日の前日までに、4か月後権利の株主優待銘柄を購入
- 2024年7月末権利日の前日=7/29(月)
- 4か月後=2024年11月の株主優待銘柄を購入
これまでの11/5月銘柄を振り返ると↓
権利 | 銘柄名称 | 確定損益 |
23年5月 | 銚子丸 | +9,423 |
23年5月 | イーサポートリンク | +4,272 |
23年11月 | 銚子丸 | +76,758 |
23年11月 | ヴィレヴァン | +4,109 |
24年5月 | 銚子丸 | +58,986 |
24年5月 | イーサポートリンク | +16,655 |
定番銘柄である銚子丸は年2回優待銘柄で3連勝中です。
イーサポートリンクは2連勝で好調ですが、年1回5月銘柄。
昨年11月は銚子丸とヴィレッジヴァンガードの組み合わせとしていました。
…ということで2024年11月銘柄は、銚子丸は確定であと1つはどうする…?というところから検討スタートです。
11月優待銘柄、組入れ本命の銚子丸…けどいつもと違う?
銚子丸は過去10年データでも高勝率ですし、
- 貸借銘柄(制度信用クロス不可)
- 唯一の11月15日権利銘柄(注目集中し易い)
- 株主優待内容は自社食事券(廃止リスク低め)
- 業績好調で優待人気も高い
といった点でも優秀で組入れ候補にし易く、これまでもお世話になって来ました。
やや不安要素。過去3回の保有期間にはなかった下落局面
これまで、23年1月末/23年7月末/24年1月末と組入れを行ってきましたが、今回は珍しく大きな下落局面で組入れタイミングがやって来ました。
過去3回の組入れタイミングは大雑把ですが黄色の矢印あたり。
今回は2024年4月10日につけたピーク2,176円から26.8%下落して1,600円を割り込んでいますが、ここまで調整局面で組入れタイミングを迎えたことはありませんでした。
6月末に発表された本決算が低調だったこともあり、急速な下落が続いている状態です。
過去の株価推移データでは勝率が高いとはいえ、明らかに「いつもとは違う」状況ですので、それでも株主優待権利に向かう流れを「いつも通り」再現出来るのか?
少し不安要素ですねー…。
回転寿司、同業他社との割安度比較
業績変化に伴う株価調整局面かもと考えると、現状の株価はまだ割高なのか?が気になります。
同業他社とのPER/PBRで比較してみると↓
Code | 銘柄 | PER | PBR |
3075 | 銚子丸 | 29.6 | 2.38 |
9828 | 元気寿司 | 17.8 | 4.34 |
3563 | F&L | 23.5 | 3.94 |
2695 | くら | 43.7 | 2.65 |
7421 | カッパ | 63.5 | 8.93 |
このような状況でした。
くら寿司やカッパ・クリエイトと比べるとまだ割安水準と言えそうですが、スシローよりもPER高いんですね…。
参考までに半年前にも比較を行っていたので引っ張り出してみると↓
Code | 銘柄 | PER | PBR |
3075 | 銚子丸 | 28.3 | 2.73 |
9828 | 元気寿司 | 36.4 | 5.63 |
3563 | F&L | 56.3 | 5.24 |
2695 | くら | 140.9 | 2.86 |
7421 | カッパ | 76.7 | 9.45 |
こんな感じでした。
他4社に比べると割安水準だったので、当時の方が背中を押されるデータでしたね…。
この半年でなんと銚子丸だけがPER上昇。
こういった点からも「いつもとは違う感」は感じてしまいますね…。
昨年候補にしていた11月銘柄のその後
銚子丸に一抹の不安を覚えつつ、昨年11月銘柄として候補にしていた銘柄を確認しておくと↓
Code | 銘柄 | 権利月 | 勝率 |
3075 | 銚子丸 | 5/11 | 95% |
2769 | ヴィレヴァン | 11 | 100% |
5967 | TONE | 11 | 90% |
この3銘柄を候補にしていました。
その後、もし23年11月の権利に向けて売買していた場合の結果は↓
Code | 銘柄 | 購入 | 売却 | 損益 |
3075 | 銚子丸 | 1,205 | 1,468 | +21.8% |
2769 | ヴィレヴァン | 1,080 | 1,132 | +4.8% |
5967 | TONE | 1,121 | 1,175 | +4.8% |
となっていました。
2769 ヴィレヴァンの不安要素
ヴィレッジヴァンガードの不安要素は『株主優待の改悪前歴があること』です。
やはり一度でも改悪/廃止をしたことのある企業は、その後も改悪/廃止リスクは高めという印象です…。
ただ同社が改悪をしたのはかなり前ですし、是正前が大盤振る舞い過ぎた点を考えると、安定していると見ても良いのかも…?
ヴィレッジヴァンガードダイナーは使用対象外にするなど、ちょこちょこした修正は続いていますし、完全に油断は出来ないかもしれません。
5967 TONEの不安要素
昨年11月銘柄としてTONEを入れなかった理由は
- 分割後初の権利で様子を見たかった
- 直前の値動きが激しめだった
という点でした。
実際に23年7月末購入→11月末売却としていた場合、前述の通り+4.8%と小幅なプラスでしたが…。
8月初旬に1,400円近くまで急上昇て戻ってくるなど、安定感のない値動きでした。
ところが24年4月以降は激しい値動きはピタッと止まり、本決算がイマイチだろうと、ここ数日の全体相場下落だろうと、ひたすらヨコヨコ推移。
ちょっと分かりづらい値動きをする点と、株主優待自体の知名度のなさが不安要素ですね…。
まとめ
ここまで好調な成績を残してきた「銚子丸」ですが、ちょっと勢いの陰りが感じられてしまいました。
かといってヴィレヴァンやTONEもそれぞれ不安要素があるという状態…。
全体相場も大荒れですし、自信が持てないなら見送り?と弱気な考えも浮かんでくる局面ではあります…。
とはいえ、悲観が浮かんでくる時こそチャンスなのかもしれません。
通常であれば自信のある銚子丸の株数を増やしていましたが、少し削った分で銘柄数を増やしリスク分散と考えるのも良いのかも…?
ギリギリまで迷って決めたいと思います。
良い結果が出ますように!
ではー。