株主優待先回り投資 PR

好調の株主優待先回り投資 4月銘柄の検討過程を公開!

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PF公開しつつ実践中の『株主優待先回り投資』。

ざっくりしたルールは『権利月の4か月前に購入、権利月に権利落ち前に売却』。

現在は各権利月銘柄を1銘柄ずつ購入しています。

最初の組入銘柄が12月権利銘柄ですので、まだ売却はゼロです。(今月中に初売却)

今月は4月権利銘柄の中から購入銘柄を選びますので、今回はその検討過程を公開します。

株主優待先回り投資現在のPF

11月末時点での「株主優待先回り投資PF」は以下の通りでした↓

優待先回りPF2211末優待先回りPF2211末(正確には12月第1営業日時点です…)

 

月例報告記事で紹介したのと同じスクショです。

現状の保有は4銘柄。各権利月の組入銘柄は↓

権利月 銘柄名称
12月 ビーグリー
1月 NATTY SWANKY
2月 あさひ
3月 安楽亭

となっており、11月末時点の含み損益は+9,609円、+0.76%でした。

直近売却予定の12月銘柄が唯一含み損、損失になってしまいそうな微妙な状況(苦笑)

4月優待銘柄の検討、全24銘柄をチェックしてみた

銘柄検討方法は、権利付き最終日の終値とその4か月+1日前の終値比較です。

楽天マケスピRSS様様で過去10年分(年2回銘柄なら20回分、年1回銘柄なら10回分)のサンプルを収集。

4月銘柄は銘柄数も少ないので全24銘柄について実施しました!

4月24銘柄でのマイルール勝率トップは東和とトーシン

マイルールを適用した売買シミュによる勝率トップは、3329東和フードサービス9444トーシンHDとなりました!

サンプル数に差があるので勝率での比較です。

その他上位銘柄は以下の通り↓

Code 銘柄名称 勝率
3329 東和FS 17 3 85%
9444 トーシンHD 17 3 85%
2198 アイケイケイHD 8 2 80%
8079 正栄食品 16 4 80%
7604 梅の花 15 5 75%
5971 共和工 6 2 75%
3361 トーエル 14 5 74%
参考① 日経4/10 11 9 55%
参考② 日経4月 4 6 40%

 

スゴイ勝率が並んでいますが、じゃあ外部環境が良かったのか?というと、参考にも書いた通り。

同時期の日経平均騰落を確認すると、4/10月基準で11勝9敗、4月基準で4勝6敗。

いずれもほぼイーブンでした。

さすが株主優待銘柄たち…!

ここからさらに銘柄を選定していく基準としては「優待に強い魅力がある」かつ「安易にクロス取引し辛い銘柄」が良さそうです。

安易にクロス取引し辛い銘柄とは?

  1. 非貸借銘柄(→制度信用売不可、裸買いに期待)
  2. 貸借銘柄だが一般信用の在庫枯渇気味&制度逆日歩強烈な銘柄
    (→同様に裸買い期待)

①にこだわらなくても②に注目すればOKで、どちらかが当てはまると強いです。

②は、これまでの株主優待クロス取引経験が存分に活かせます。

候補①3329 東和フードサービス

候補の1銘柄は東和フードサービスです。

  • 株主優待内容:100株で自社食事券500円×3枚
  • 自社店舗として「椿屋珈琲」が有名
  • ヤフオク相場は額面の7-80%程度
  • 貸借銘柄なので制度売が可能

東和フードサービスは制度売が『一応』可能ですが、逆日歩は毎度毎度Maxで有名…!

東和フードサービスマイルール売買による過去の成績シミュレーション

株主優待先回り売買のマイルールを使った場合、過去はどうなっていたかシミュレーションしてみました。

検証上の売買タイミングは以下に統一↓

  • 買い:権利-4か月の月末権利付最終日の前日終値(12月と6月末購入)
  • 売り:権利付最終日の終値(4月と10月末売却)

実際には上旬に売買することもありますが、検証上はブレちゃうので統一です。

権利月 購入 売却 損益額 損益率
2022年10月 1,482 1,481 -1 -0.07
2022年4月 1,440 1,486 +46 +3.19
2021年10月 1,390 1,520 +130 +9.35
2021年4月 1,249 1,440 +191 +15.29
2020年10月 1,280 1,305 +25 +1.95
2020年4月 1,668 1,126 -542 -32.49
2019年10月 1,528 1,620 +92 +6.02
2019年4月 1,180 1,800 +620 +52.54
2018年10月 1,808 1,700 -108 -5.97
2018年4月 1,670 1,920 +250 +14.97
2017年10月 1,121 1,810 +689 +61.54
2017年4月 985 1,136 +151 +15.33
2016年10月 867 980 +113 +13.10
2016年4月 956.5 1,018 +61.5 +6.43
2015年10月 1,041.25 770 +271.25 +35.23
2015年4月 757.5 655 +102.5 +15.65
2014年10月 627.5 672.25 +44.75 +7.13
2014年4月 592 612.5 +20.5 +3.46
2013年10月 512.5 612.5 +100 +19.51
2013年4月 422 615.25 +193.25 +45.79

中々スゴイ成績ですね!

さすがに先月検証した3月銘柄「安楽亭」の18勝2敗には及びませんでしたが、十分に高い勝率です。

(タラレバ禁句ですが、直近期の1円負けが1円勝ちだったら、安楽亭と同勝率)

2020年4月権利では大きくヤラレています。

業績としては、ちょうど2020年4月の本決算から赤字転落以降7四半期連続での赤字の幕開けとなった時期にあたります。

その他勝っている期も、チョコチョコ優待拡充によるブースト効果も入ってます。

  • 2015年10月より優待金額増
  • 2016年4月より分割による実質拡充
  • 2018年4月より分割による実質拡充
  • 2018年4月より優待金額増

過去20回、毎回100株をマイルールで売買した場合は以下の成績でした。

購入額 売却額 総損益
2,220,300 2,465,300 +245,100 +11.04%

勝率85%で平均損益+1.2万円/回。

悪くないです!

東和フードサービスの株価位置

東和フードサービスの株価位置はどうなっているでしょうか。

東和フードサービスは10月も株主優待を実施しています。

2022年10月の権利付最終日は10/27でしたが↓

始値 高値 安値 終値
10/28 1,465 1,479 1,457 1,476
10/27 1,476 1,489 1,475 1,481

権利月最終日終値→翌日始値ベースでー16円、-1.1%程度。

権利落ちは小さめでした。

なお10/26の場中には業績予想の上方修正を行っています↓

始値 高値 安値 終値
10/26 1,476 1,502 1,475 1,483

以降の業績もソコソコ好調なようで、12/1に発表された11月度売上高速報では前年比115%。

そして株価の現在値(12/9終値)は1,461円。

権利落ち日の始値より若干安い位置です。

業績好調も加味すると現在の株価位置はなおさら悪くなさそうに感じますね!

候補②9444 トーシンホールディングス

候補のもう1銘柄はトーシンホールディングスです。

シミュレーション勝率では東和と同率首位。

  • 株主優待内容:自社携帯ショップ・ゴルフ場の優待券
  • ※100株から優待あるが、300株以上でのゴルフ1R無料券が人気
  • 平日1R無料券のヤフオク相場は4-5千円程度
  • 非貸借銘柄なので制度売不可

自分自身での消費に縁のない優待内容だったので、正直これまで全く意識したことのない銘柄でした。

トーシンホールディングスマイルール売買による過去の成績シミュレーション

株主優待先回り売買のマイルールを使った場合、過去はどうなっていたかシミュレーションしてみました。

権利月 購入 売却 損益額 損益率
2022年10月 639 642 +3 +0.47
2022年4月 622 640 +18 +2.89
2021年10月 606 645 +39 +6.44
2021年4月 559 672 +113 +20.21
2020年10月 492 581 +89 +18.09
2020年4月 576 510 -66 -11.46
2019年10月 566 589 +23 +4.06
2019年4月 486 609 +123 +25.31
2018年10月 621 603 -18 -2.90
2018年4月 595 696 +101 +16.97
2017年10月 577 659 +82 +14.21
2017年4月 552 592 +40 +7.25
2016年10月 514 564 +50 +9.73
2016年4月 563 593 +30 +5.33
2015年10月 587 582 -5 -0.85
2015年4月 576 623 +47 +8.16
2014年10月 553 578 +25 +4.52
2014年4月 491 602 +111 +22.61
2013年10月 503 619 +116 +23.06
2013年4月 418 642 +224 +53.59

負けた時でもヤラレが少ない印象です!

2013年~の+53%、+23%、+22%ってスゴイ存在感(笑)

過去20回、毎回100株をマイルールで売買した場合は以下の成績でした。

購入額 売却額 損益
1,109,600 1,224,100 +114,500 +10.32%

悪くないですが、直近数期が足を引っ張っていそうですね。

トーシンホールディングスの株価位置

トーシンホールディングスは10月も株主優待を実施しています。

2022年10月の権利付最終日は10/27でしたが↓

始値 高値 安値 終値
10/28 613 625 613 617
10/27 635 642 632 642

さすが非貸借銘柄。

権利落ちは終値-翌始値で4.5%分とガッツリでした!(配当で10円分ありますが)

『権利落ちガッツリ≒優待人気高い≒権利日に向けて好調になりやすい』と都合よく解釈するなら、権利落ち大歓迎です(笑)

そして現在値(12/9終値)は626円。

権利落ちからはやや回復していますね。

まとめ 想定内の東和FSか、非貸借トーシンHDか

ということで現時点での12月組入銘柄候補は東和フードサービスかトーシンホールディングスが筆頭候補になっています!

実は調査前のイメージでは、正栄食品にほぼ決めていました。

調査してみて「あ、そうだった。東和フードサービスがあったな…」と思い出した感じ。

そしてトーシンホールディングスに関してはこれまで全く意識していなかったので「ほ~、こんな穴場があったとは!」という感じです。

非貸借でしっかり権利落ちも見られていることから、株主優待の人気もしっかりありそうなので安定しそうですね…!

ただ業績が好調ながら株価への織り込みが少なそうという後押しもあるので、東和フードサービスにも心が動いています。

…もう両方買っちゃう?(笑)

月末までまだ間がありますので、色々考えてみたいと思います!

ではー。