直近のIPO初値が不安視される案件が多くありました。
結果論では連勝が続く意外な結果になってはいますが。
当選辞退された方、辞退について検討された方も多かったかもしれません。
実は当選辞退はスムーズに出来ない場合があります!↓
- IPO当選後に辞退すると、ペナルティがあることも
- IPO当選後に辞退できないケースも
上記のようなパターンもあります!
知らずに軽い気持ちで辞退して後悔…といったことのないように。
IPO応募ではメジャーどころとなる各証券会社の当選辞退取り扱いについて調べてみました!
SMBC日興証券は1か月
SMBC日興証券では辞退日から1か月間、新たな需要申告不可
うっかり忘れでもペナルティ対象になります。(経験あり)
松井証券は6か月!補欠当選も対象
松井証券では6か月間、抽選参加が出来なくなります。
『補欠当選』でも辞退した場合は同一の処遇となりますので要注意です。
SMBC日興証券さんの『補欠』は「実質落選」な点が、ややこしくしている一因のような気もします(笑)
SBI証券はIPOチャレンジポイント使用時に注意
SBI証券ではIPOチャレンジポイントを使用した場合の当選・補欠当選では要注意です。
公式HPでの記載箇所は下記↓
SBI証券では、貯めこんだSBIチャレンジポイントを放出して当選・補欠当選した場合に、辞退するとポイント没収になります…。
これには非常に悲しいケースがいくつかあります。
- プレミア銘柄に大量ポイントで当選 ⇒ 申込忘れで当選失効+ポイント剥奪
- 投入ポイントではなく、資金枠側当選だったとしても辞退によりポイント剥奪
①は想像しやすいパターンですが(実現したくはないものの…)。
②は初心者の場合は盲点だったりします。
どうしても欲しい!と、ポイントも全投入、資金枠も全力で申し込んでしまいがちです。
本気でポイント投入してポイント当選を狙う場合は、申込口数は(多くても)5口程度にしておく方が無難ですね。
ポイント枠で未達の場合は通常であればポイント返却されますが、ポイント枠で未達なのに資金枠で拾われた場合にはポイント没収ですので…。
下手に資金枠側で拾われないように、ポイント本命として申込む場合は、申込口数は少なめが鉄則だと思います。
ただしポイント当選の場合は2-3枚程度の複数配分もありえますので、5口ぐらいにしておくと良いかと!
楽天証券では当落判明後の辞退は不可。後期抽選は要注意!
楽天証券では後期抽選ですので、他社のルールと若干ズレがあることに要注意です!
『BB期間後』においては↓
(BB期間後) | 他社 | 楽天証券 |
当落 | 判明する | 判明していない |
購入申込辞退 | 出来る | 出来る |
辞退ペナルティ | あったりなかったり | ない |
BB後のタイミングで考えれば。
辞退は可能、ペナルティもないという点では、他社と同じかむしろ良い対応です。
後期型抽選のためこの時点で当落が判明していないという点を除けば…。
当然ですが『購入申込後』には以下になります↓
(購入申込後) | 他社 | 楽天証券 |
当落 | 判明済 | ここで初判明 |
購入申込辞退 | 出来ない | 出来ない |
購入申込後には購入申込の取消は出来ません。
これは他社でも原則適用されているルールなので、さほど厳しいわけではないです。
楽天証券では『とりあえず当たってから考えよう』が通用しないので、そこだけ要注意ですよね。
とはいえ、他社でBB期間後に当落報告が出揃う頃には、購入申告すべきかどうかの情報はより集まってきている時期ではあります。
辞退も想定している場合は、「とりあえず」と申し込む前に判断しましょう。
公式HPでの記載箇所は下記↓
同様に後期抽選となる証券会社である、auカブコム証券でも同様の取り扱いとなります!
機会は楽天の方が多いですね。
マネックス証券はペナルティなし?
マネックス証券では辞退方法が記載されている箇所に、特にペナルティの言及がありません。
特に影響がないのかな、と思われます。
公式HPでの記載箇所は下記↓
その他IPO申込に活用するメジャーな証券会社
その他にも、
- 野村証券
- 岡三オンライン証券
- 大和証券
はマネックス証券と同様に、ペナルティの言及がない証券会社でした。
まとめ
以上、各証券会社でIPO当選後の辞退についてまとめてみました。
①明確なペナルティがある2社
- 松井証券(6か月)
- SMBC日興証券(1か月)
②ポイント使用時は要注意
- SBI証券(ポイント没収)
③後期型なのでそもそも辞退不可
- 楽天証券
- auカブコム証券
④辞退フリー
- マネックス証券
- 野村証券
- 岡三オンライン証券
- 大和証券
①と②の3社についてはきちんと把握しておくと良さそうです!
個人的な話としては、当選後に辞退は余程でなければ行わず、申込時点で絞っちゃう派です!
おかげさまで公募割れ案件にも突撃しちゃってますが(笑)、辞退銘柄で収益が出た場合の方がメンタルダメージを負ってしまう自分の性格が分かっているので…。
特に最近の地合いはボラティリティが非常に高くなっています。
雲行きが怪しく当選後に急遽辞退することも、リスク最小化戦略としては大いにアリだと思いますがペナルティには気を付けましょう!
では。