我が家には自家用の車が2台+Uber専用の軽乗用車が1台あります。
自家用2台については1年契約のネット型保険。
毎年相見積もりをして渡り歩き、支出抑制をしています。(新規契約が優遇される傾向があるため)
今回も各社での見積比較を行っていたのですが、
と気になった点もありましたので、少し紹介してみます。
支出を減らす工夫。自動車保険の更新をじっくりと検討しました。|とりあえず退職しちゃいました実録 (jump-fire.com)
自動車保険の見直し。個人賠償特約補償額に差があり要注意|とりあえず退職しちゃいました実録 (jump-fire.com)
支出を減らす工夫。今年も自動車保険の更新をじっくり検討|とりあえず退職しちゃいました実録 (jump-fire.com)
なお上記の過去記事にて、
- 毎年乗換えを行う方が良いとおもう理由
- 逆に継続契約で良かった唯一の経験とは
- いつ頃までに契約更新した方がお得か?
といったことに触れていますので、気になる点がありましたらご参照下さい。
自転車保険義務化は、自動車保険の特約でカバーが一般的?内容に要注意!!
今回「要注意だな…」と私が感じたのは、自転車事故による損害賠償を自動車保険の特約でカバーしようとする場合です。
この数年で自転車保険が広い地域で義務化され、特にお子さんのいる家庭では加入検討をされた方が多いですよね?
専門の自転車保険に新規加入する方法もありますが、実際に多くの方が
『すでに加入している自動車保険の個人損害賠償特約により賠償責任をカバーする』
という手段を取られているのでは?と思います。
我が家もそうなので今回の自動車保険更新の見積に際し、
と意識していました。
ところが。
以前と比べて『個人損害賠償特約』が範囲限定されることなどで、やや複雑化していることに、特に今回の更新を通じて気付きました。
個人賠償責任での自転車事故カバーに変化あり?
以前はすべての日常生活が対象=結果的に自転車も含まれているものが多かった印象でした。
一方で最近は「自転車事故のみ対象」といった『状況を限定した特約』を用意している保険会社が増えてきたように感じます。
逆に補償されるヒトは「相手に対する賠償」だけでなく『自身のケガ治療』が対象になるなど『補償相手は拡大した特約』も登場している様子…。
このように「状況」と「補償相手」の選択肢がちょっと複雑化したことで、
自分が望む補償に限定して保険料を抑えられる
というメリットがある一方で、
実は自分が望む補償対象が漏れていた!
実は自分が望む以上の補償範囲が含まれていて保険料が過剰だった!
というケースが以前より起こり得ると思われますので要注意です…!
楽天損保のファミリー自転車傷害は、相手方への賠償対象外
とある一例としてですが、楽天損保の自動車保険に付帯できる『ファミリー自転車傷害』という特約があります。
この特約の注意書きを確認してみると↓
「自転車事故によりご自身やご家族がけがをして入院した場合、保険金をお支払い」とあります。
※印以降の注意書きにもある通りですが、この特約には、相手方への賠償は一切含まれていません。
もしうっかり、
- 『自転車』という文言だけが目に入って、
- 「自動車保険で自転車の個人賠償責任をカバー」を連想し、
- よく読まずにこの特約だけセットした
といった場合は、大変なことになってしまいます…。
要注意です!
SBI損保には自転車事故補償特約と個人賠償責任危険補償特約が存在
もう一つの例です。
SBI損保には自転車事故への補償に関連して、
- 自転車事故補償特約
- 個人賠償責任危険補償特約
という2つの特約が用意されています。
①は、自転車事故に限定し、相手方への賠償と自身のケガ両方に対する補償。
②は、日常生活での偶然な事故全般で、相手方への賠償のみを補償。
両方セットすることも可能ですし、どちらか片方だけセットすることも可能です。
※正確な記載は公式HPにてご確認ください。
SBI損保の場合、相手方への賠償補償は双方に含まれていますが。
「事故の範囲」や「補償対象者の範囲」を自身にとって必要な範囲に限定させることで、保険料を抑制することが出来ます。
②のみセットしていても自転車事故が対象になるか?は私も気になり公式HPよりチャットで確認したところ、対象になるとの回答でした。
やや意外?なのが保険料で、私のケースでは↓
- ①のみ付帯:+3,550円
- ②のみ付帯:+1,440円
- 両方付帯:+4,790円
上記保険料が加算される結果になりました。
もし私の様に、
『自転車事故のみ補償が欲しい + 相手への損害賠償のみ補償が欲しい』
という場合には、特約名に『自転車』が含まれる①を選んでしまいがちですが。
①のみ付帯を選ぶと保険料がむしろ割高になります!
私は相手方への賠償責任補償さえカバー出来れば、自転車事故以外は対象でなくても良かったのですが、②のみセットにしました。
価格.comの自動車保険料満足ランキングを参考に見積取得
さて、自転車特約には気を付けつつ、各社の見積を手動で取得していきます。
前回も参考にした、価格.com「保険料満足度ランキング」です↓
価格.com公式HPより↓
こちらを参考にしつつ、公式ホームページから見積を取得。
以下が見積取得結果となりました。
会社 | 見積結果 |
セゾン | 14,970円 |
チューリッヒ | 16,090円 |
SBI | 12,530円 |
三井ダイレクト | (現在契約中) |
ソニー | 18,520円 |
イーデザイン | 20,665円 |
アクサ | (距離超過対応が不安) |
楽天 | 16,010円 |
AIG | (ネット不可?) |
東京海上日動 | (ネット不可?) |
私の条件だとSBI損保が頭一つ抜けている感じでした!
出来るだけ各社の見積条件は揃えましたが、今回最高額となってしまったイーデザイン損保との差額は約8千円。デカイですね…。
契約距離超過時の対応は各社差がある
私は「契約距離の超過」に対する各社の対応にも気を付けています。
「契約距離」を常に意識して走行しているわけではありませんし、万が一の事故時にうっかり超過していて補償ゼロとなってはリスキーですよね…。
退職後の生活環境は、在職時よりもコロコロ変わっている実感もあり、少なくとも急に思い立って旅行や遠出に出掛けるハードルは断然低いです。
そんな生活なので予定走行距離も読みづらく、うっかり越えてしまうことも十分ありそう…。
チューリッヒだとこのような記載があります↓
超えそうになったら変更が可能=もし変更していないと…?というところがやや気になりますね。
ソニー損保だと以下のような記載です↓
かなり詳細な記載ですね。
保険料を遡及で支払うことにより、しっかり補償の対象になると記載されていて安心です。
SBI損保だと以下のような記載です↓
SBI損保では次年度に調整していただけるようです。
超過していても補償に影響しないと明記されていて心強いですね。
…というわけで、今年は「SBI損保」で契約をしてみることにしました!
2台目割引を適用するため今回は保険代理店は変更せず
保険申込で経由するネット代理店も毎回変更するとキャンペーン獲得が出来てお得、と前回記事では紹介しました。
今回私は、すでに1台をSBI損保で契約済。
SBI損保上で行われている「2台目契約キャンペーン」への参加と重複が出来ないようなので、代理店変更は見送ることにしました。
SBI損保2台目契約キャンペーン参加の注意点
現在SBI損保では、2台目の契約を行った場合「2千円相当のギフト」がいただけるキャンペーンが開催されています。
このキャンペーン参加には以下の注意点があります。
- 『特定のボタン』から見積と契約をした場合のみ対象
- 3台目以降は対象外
SBI損保の2台目キャンペーンボタンは分かり辛いので要注意!
SBI損保のトップページにアクセスすると以下のように表示されます↓
この上部の「ご新規の手続き 見積り・申込み」というタブを押しそうになりますが…。
ココから見積・契約した場合には2台目キャンペーン対象外になるようです!
トップページを最下部まで送ると↓
上記ボタンが出てきますので、こちらから申込しましょう。
2千円分のギフトがいただけるかどうかの分かれ目なので要注意です!
まとめ
毎度恒例の自動車保険更新を今回もじっくり腰を据えて取り組んでみました。
正直、私も毎回「うわー…やらないといけないけど面倒だなー…」って思ってます(苦笑)
腰を上げるまでは大変なのですが、実際に取り組んでみると今回の様に「自転車事故に対する補償への気付き」などもありますし。
ネット型保険であっても、各社保険料の差は意外と大きかったりもします。
今回も8千円差がつきましたしね…。
収入を増やすことも大事ですが、支出を絞るのも効果が大きいので、次回以降も頑張ります。
参考になりましたら幸いです。では!