「9832 オートバックス」の株主優待は、2024年9月末権利分(→2024年11月到着分)から変更されました。
変更内容は一般的には『改悪』と言えるものでしたが、普段からしょっちゅうオートバックスを利用している私にとっては、むしろ使い易く感じた面もありました。
あっという間に2名義26,000ポイントを使い切りましたので、どういう点がそのように感じたか報告します。
オートバックス、2024年9月期より株主優待を変更
2024年9月権利分より実施されたオートバックスの株主優待変更内容は以下です。
変更前 | 変更後 | |
内容 | オートバックス ギフト券 |
オートバックス 限定Tポイント |
有効期限 | なし (無期限) |
ポイント付与から1年 |
いただける金額については変更ありませんでした(保有株式数と保有期間によって段階的に差が付いています)
オートバックス限定Tポイントへの変更による注意点。即時付与ではない・個人情報必要
これまでの紙のギフト券からオートバックス限定Tポイントへと変更されたことによる注意点は、
- アプリから申請が必要で即時付与されない(数日後に付与)
- アプリから申請する際に株主個人情報入力が必要
という点です。
案内に「申込日から4日以内に付与」と注意書きがあったのですが気付かず、オートバックスへと出発直前に申請手続きを行ってみいましたが、さすがに間に合いませんでした…。
翌日には付与完了していましたが、即時付与ではないことに注意が必要です。
また、オートバックスアプリから申請する際には
- 株主番号
- 名前
- 郵便番号
- パスコード
…という株主個人情報が必要になります。
試しに、
『奥さんが取得した株主優待 → 私の名前で登録しているオートバックスID』
『私が取得した株主優待 → 私の名前で登録しているオートバックスID』
と両方を同じIDで受け取ってみたところ、まったく問題ありませんでした。
そのため家族・知人などへの譲渡は可能ですが、名前・郵便番号の情報が必要になる=第三者に匿名のまま譲ることは出来ません。
ヤフオクなどでの売買ハードルが少し上がっていますので、確実に自己使用する場合に取得しておくのが無難ですね。
普段からオートバックスを利用している私には問題のない注意点でした!
オートバックス株主優待有効期限、申込と利用の2段階期限に注意
これまでの紙ギフト券には有効期限がなく、到着後に封筒のまま放っておいたとしても問題ありませんでした。
オートバックス限定Tポイントに変更され、同時に設定された2段階の期限に気を付ける必要があります。
1段階目は、ポイント獲得手続きの申込期限。
昨年11月に到着→今年2月末が申込期限として設定されています。
徐々に期限が迫っていますので、まだ申込されていない方はお早めにどうぞ…。
2段階目は、ポイント付与後の有効期限。
ポイント付与日から1年後の月末が利用期限となっています。
これから1月31日までの間に付与された場合は、2026年1月末が期限。
2月1日から2月28日までに付与された場合は、2026年2月末が期限。
申請を遅らせることで多少延命は可能ですが、失効してしまっては元も子もないので…。
来年2月に車検があって利用したい…などよほどの理由がない限りは、早め早めが良さそうです。
変更後のオートバックス株主優待がむしろ使い易く感じた理由
以上の変更点を踏まえて、私にとっては改悪ではなくてむしろ改善とすら感じた理由は、
- 優待券の持参忘れが起きない・かさばらない
- 会計時に優待利用をお願いしやすい
- すぐに自己消費出来るので、譲渡・期限デメリットは無関係
でした。
私がオートバックス株主優待変更を歓迎する理由①持参忘れがなくかさばらない
これまでの紙ギフト券は、オートバックス利用時に持参し忘れてしまったことが多々ありました。
限定Tポイントになったことでスマホで完結するので、紙ギフト券に比べると忘れる頻度は下がりますし、突然フラっと立ち寄ったとしても大丈夫です。
期限がないことでなんとなく「ここぞ」に備えて温存してしまっていた紙ギフト券。
1年分でも13枚×2期×2人分で52枚…、嵩張りが解消したことも歓迎理由の1つかもしれません。
私がオートバックス株主優待変更を歓迎する理由②会計時に優待利用をお願いしやすい
これまでの紙ギフト券は、少しだけ会計時に利用ハードルがありました…。
イベントなどで非常にお得にサービスが申し込める際に、出来れば現金・カードの通常決済が嬉しい…、というような雰囲気があったからです。
それ以降、タイヤ交換の工賃などでじわじわ消化するようにしていました。
オートバックス限定Tポイントに変更されたことで、一般的なキャンペーン・懸賞などでいただける限定Tポイントと同じような枠?に入った感じがします。
会計時にも『限定Tポイントがありますが利用しておきますか?』とむしろ促されるようになったので、かなり気軽に活用出来るようになりました。
付与以降は毎度限定Tポイント精算でお会計し、あっという間に2人分26,000ポイントを使い切ることが出来ました。
私がオートバックス株主優待変更を歓迎する理由③譲渡・期限デメリットは無関係
今回の変更では、ヤフオク等での譲渡がし辛くなったことと、有効期限が設定されたことが一般的に主な改悪ポイントです。
上述の通り、あっという間に自己消費出来る環境であれば、両方とも気にする必要がなかったです。
取得競争率が下がるなら歓迎かもしれません…!
まとめ
2024年9月末権利より『改悪』されたオートバックスの株主優待。
実際に利用してみると、申請期限などには注意する必要があるものの、持ち運びや気軽に使えるという面はむしろ改善と言っても良い変更内容になっていました。
匿名での譲渡は少しやり辛くなっていますので、無理なく確実に自己消費出来る方のみ取得検討すると良さそうです。
このハードルで競争率が下がってくれるなら、なお歓迎です…!
「改悪」されたオートバックス株主優待ですが、来期以降も積極的に取得していこうと思います。
では。