株主優待銘柄を権利確定の約4か月前に購入し、権利を取得せずに売却する『株主優待先回り投資』を実践しています。
マイルールに則ると、3/26(火)が7月銘柄の新規組入れを行う日になります。
株主優待先回り投資、組入れ時のマイルール
- 3月末株主優待権利付最終日(=3月27日)の前日(=3月26日)までに、7月株主優待銘柄を購入
昨年の7月銘柄では「7850 総合商研」と「9637 オーエス」を選択。
オーエスでは利確出来ましたが、総合商研は損切り…。
総合商研と言えば、権利付最終日に大引け売りで発注し放置していたら引け買い注文がゼロで約定せず、権利落ち日に売却することになっての損切りという…。
ある意味印象深い敗戦でしたね(苦笑)
好調だったオーエスは翌年1月銘柄として再度組み入れたところ、保有中にTOBとなり過去最大利益確定が出来た、こちらも思い出の銘柄です。
(オーエスの結果報告記事↓)
株主優待先回り投資、7月1銘柄目の売却結果報告。オーエスで利確!|とりあえず退職しちゃいました実録 (jump-fire.com)
株主優待先回り投資、1月銘柄の売却結果報告その1。オーエスTOBで利益確定|とりあえず退職しちゃいました実録 (jump-fire.com)
(総合商研の結果報告記事↓)
株主優待先回り投資、7月2銘柄目の売却結果報告。総合商研で損切!|とりあえず退職しちゃいました実録 (jump-fire.com)
ということで2024年7月銘柄は、
- 総合商研は前回の経験から私の想定以上に人気薄というリスクも発覚したのでパス
- オーエスは卒業
…なので、総入れ替えが必要になります…!
さて、どうしますかねー…。
7月株主優待、先回り組入れ候補の高勝率銘柄
7月株主優待銘柄は、7月20日権利が2銘柄+7月末権利が32銘柄。
そこから、
- 制度クロス不可もしくはし辛い
- 廃止リスクの高い優待内容を避ける
- 優待の魅力が高い
…などの観点で銘柄を絞り込みつつ、過去10年に同条件で売買していた場合の勝率を楽天マケスピで確認。
今回私の候補となっている銘柄は↓
Code | 銘柄名 | 過去戦績 | 優待内容 |
3418 | バルニバービ | 14勝1敗 | 自社金券 |
2217 | モロゾフ | 8勝2敗 | 自社製品 |
7126 | グローバルスタイル | 2勝0敗 | 自社金券 |
6040 | 日本スキー場 | 9勝0敗 | 自社利用 |
6091 | ウエスコHD | 1勝0敗 | 自社利用 |
としています。
3418 バルニバービ ◎
今回の本命はバルニバービです。
- 株主優待内容が魅力的で人気!
- 過去戦績バッチリ!
- 株価昨年急上昇からの一服中
- 成長に陰り?
株主優待内容は、100株で3千円分~1,000株で3万円分まで比例していただける自社金券です。
個性的でおしゃれなカフェ、レストランを運営していて、あ…ココもそうだったのか!というお店もあるかもしれませんね↓
バルニバービ株主優待の直近変化点として、2023年7月より年1回7月権利へと変更になっています。
2016年7月~新設されて2023年1月までは年2回実施されていたので、10年分の過去実績としては15回分。
本企画としては年1回銘柄よりも試行回数が多くて安心出来る上に、元々人気の高かった優待銘柄が年1回となり人気が集中し易いということは…、ある意味イイとこ取り状態と言えるかも。
唯一気掛かりとすれば業績面で、24年7月期は減収減益予想になっている点。
前期は助成金収入もあったようなので、前期がゲタを履いていると捉えられなくもないですが、減収は説明つかないですしね…。
2024年度予想公表が2023年9月14日ですが↓
そのあたりからジワジワ…ドスン!と株価が下落してしまいました。
前向きに捉えれば、2023年7月頃の勢いと水準ではちょっと躊躇してしまうので…、一服と見て入りやすいかも?
PERは21倍台、今期営業益は2Q時点で37%しか進捗していませんが、元々の2Q予想よりはむしろ上振れており、年度予想も据え置かれたので達成に自信はある…と思っておきます。
昨年のように権利日への綺麗な上昇を妄想しつつ…、一応、本命としています!
2217 モロゾフ 〇
7月銘柄を新顔で揃えなければならないと考えた時に、ちょっと不安な気持ちを払拭してくれそうなのが…、モロゾフでした(笑)
毎年取得を続けている銘柄で馴染みがあります。
優待内容はもちろん、自社製品!
ファヤージュやプレミアムチョコレートなど、みんな大好きモロゾフ菓子がいただけます↓
特に株主優待が現在の内容に拡充されて以降、一般信用の確保難易度は飛躍的にアップしました…。
しかも株価が4千円台とそこそこ高いので、充実の1,000株コースを制度クロスしようとすると注意喚起付きで1日当たり最大6万円程度になり結構シビれます。
それならいっそ現物保有か?!などと考える層がいらっしゃるのかどうか、権利日前にスルスルっと上昇してくれるイメージですね。
過去10年の勝率は8割、本企画で採用してきた銘柄の中ではそこまで高くないのですが。
まったく触ったことのない銘柄ばかりも不安なので…、という理由が後押ししての次点候補としています。
7126 グローバルスタイル ▲
古参銘柄を組み入れて心の安心を得られたなら…ということで、逆に振り切った超チャレンジ枠としてグローバルスタイルを挙げてみました。
上場が2021年8月(上場当時の社名は「タンゴヤ」)。
株主優待新設が2022年7月。
2023年7月は、株式分割+優待内容据え置きによる実質拡充。
2戦しかデータがなく、勝率10割ですが新設・拡充効果分もあってなんとも言えません!
ただその2戦とも綺麗で力強い上昇を見せていることは確かです↓
2023年12月14日に1Q業績を公表後、ストンと下落したのち復帰しヨコヨコ推移です。
猛暑による1Q不調が影響したと思われますが、スーツ屋さんであるグローバルスタイルの書き入れ時は2Q-3Qで、実際先日発表となった2Qは好調に復帰しています。
新店効果もあって、売上・営業利益とも2ケタ成長予想となっていますが、現在のPERは9倍台。
昨年7月の高いところでPERは15倍ぐらいなので…、もうちょい評価されることもあっても良いのかも?
紳士服屋として見てしまうとそんなもん、かもしれませんけどね…。
別観点では、2Q決算説明会資料ラストに
『株主優待制度につきましては、今後も継続予定。』
…と明記されているのも地味に心強い点です(笑)
かなりチャレンジ銘柄ではありますが、7月はモロゾフで脇を固められそうですし、手法の磨き上げの一つとしてたまには冒険してみるのも良いかな?と思っています。
6040 日本スキー場開発、6091 ウエスコHD ×
過去勝率が高く検討してみたものの…、という2銘柄です。
ウエスコはまだ1期なので置いておくとしても、日本スキー場開発は9戦全勝中。
過去勝率だけなら上記3銘柄よりもむしろ高いです。
それでもどうしても株主優待内容に個人的に魅力を感じ切れず…、外しておくことにしました…。
出来高はしっかりあるので、さすがに総合商研のように権利付最終日当日の引け買いがゼロという二の舞はないと思いますが。
過去データで銘柄選定しつつも、ベストを選ばずアドリブに頼ったこの戦略がどう出るか?後々チェックするためにも挙げておきました…。
まとめ
7月銘柄として組み入れを検討している5銘柄の紹介でした。
Code | 銘柄名 | 評価 | 1単元資金 |
3418 | バルニバービ | ◎ | 12.7万円 |
2217 | モロゾフ | 〇 | 42.7万円 |
7126 | グローバルスタイル | ▲ | 15.9万円 |
6040 | 日本スキー場 | × | 10.5万円 |
6091 | ウエスコHD | × | 5.7万円 |
バルニバービを本命に、古参銘柄で安定を図りつつ冒険も…という組み合わせで行こうかな?と検討中ですが、まだ1営業日残ってますし最後まで迷ってみたいと思います。
良い結果が出ますように!
ではー。