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クレカ投信積立の規制と証券会社別に私の対処一覧

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クレジットカードで投資信託を購入することで、利用実績に応じたポイントを取得する方法が流行していました。

簡単に言うと、

  • クレカで投資信託を積み立てる
  • 売却損益はゼロを狙う(→なるべく値動きが少ない投信を選び短期間保有)
  • ポイントはいただける

…というような方法です。

そんなタダ取りみたいな方法…どうなの?という批判はあると思いますが、私個人としては規約内で行う「ポイント取得の工夫」の一つとしてとらえていました。

証券会社としても投信の売買実績高が、クレジットカード会社としても決済額が増えるので、双方ともそれなりには『新規顧客へのPR効果』があったのでは?と想像していますが。

しかし、昨年末にかけて徐々にこの方法も『規制』が入るようになってきました。

現時点では各社独自の規制を設けているため、利用者側ですべき対応もバラバラです。

混乱してしまうので、私が利用している数社だけですが一度まとめてみたいと思います。

クレカ投信購入の規制と私の対応まとめ

現在、私がクレジットカードでの投信購入をしている証券会社は以下4社です。

  • 大和コネクト証券
  • PayPay証券
  • tsumiki証券
  • 楽天証券

マネックス証券やauカブコム証券でもクレジットカード積み立てが可能なことは私も認識していますが、諸般の事情で参戦していません。

証券会社4社別、私の対応一覧

現時点でそれぞれ規制に対する私の対処法は以下としています↓

証券会社 対処法
大和コネクト証券 ・有望でコスト安な投信へ変更
・売却は1か月後
・毎月積立投信変更
・(別ルートもあり)
PayPay証券 ・有望でコスト安な投信へ変更
・売却は1か月後
tsumiki証券 ・特に対処なし(規制開始まで猶予期間あり)
楽天証券 ・特に対処なし(そもそも規制について明記なし)

今後規制が強化される可能性もありますので、ルール内で最適な方法に合わせて変化させていくことも重要です。

基本的には、これまで限りなく0円分に近づけていた投信保有(と売買損益)「10万円分×証券会社分」は規制を満たすための最低限として保有する形ですね。

毎月積み立てていく余力があればそれが一番理想ですが、次月の購入日に合わせて売却し、常に残高は1か月分としています。

この「10万円保有対処法」採用で気にすべきことは2点あり、

  • 投信の選択基準も変化させること
  • それでも対処不足となる証券会社もある

ということです。

投信の選択基準、優先度は以前の状況から変化している

投信の選択基準は、以前は『極力短期間の保有に留めて基準価額が変動しないこと』が一番の優先事項でした。

そのため日本の債券系を中心とした「ピクリとも動かない投信」が(皮肉にも?)人気を集めていましたね。

保有期間も短いので、運用手数料もほぼ気にする必要がありませんでした。

ところが、今後は実質的に永続保有が基本となるので運用手数料が割高な投信を選ぶとかなり不利になってしまいます。

それに規制に合わせてしぶしぶ…かもしれませんが、せっかく保有するなら右肩上がりに値上がりを期待出来るような投信にしたいですよね。

…ということで、やはり鉄板のeMAXIS Slimシリーズから選ぶのが無難になるのかな?と思います。(私もそうしました)

自分で気に入った投信を選べばそれで良いのですが、少なくとも以前と現在では最優先事項が変化していることを意識して、積み立て投信を再検討すると良いと思います。

それでも対処不足となる証券会社もあるので一工夫(結果は未検証)

1か月保有し次回の積み立て日に合わせて売却…、これだけだと規制条件を満たすことが出来ない証券会社もあります。

私が投信購入を実施している中では、大和コネクト証券さんが該当します。

クレカ積み立てルールとして記載されている箇所を抜粋すると以下の通りです↓

変更後(2024年1月5日(金)のクレカ積立より)
クレカ積立した投資信託の純増金額※に応じて、当該積立の「翌月下旬」までにポイント付与します。

※純増金額とは以下①、②のいずれか小さい方の金額となります。

① 毎月5日(休業日の場合は翌営業日)のクレカ積立金額
② ①でクレカ積立した投資信託銘柄の当月のすべての買付金額(クレカ積立、まいにち投信、スポット買付を含む)から当該銘柄の当月のすべての売却金額を差し引いた金額

なお、クレカ積立にて複数銘柄の投資信託を買付している場合は、各銘柄で算出した額の合計金額となります。また、買付・売却は約定日ベースでの集計となります。

買付金額から売却金額を差し引いた金額に応じたポイント付与とあります。

これだと単純な「買付1か月後売却」だと±ゼロになってしまい成立しませんよね。

ただ②の箇所に『…当該銘柄の~…』と記載があります。

…ということは、1か月ごとに銘柄をズラしていけば成立するかも?

例えばオルカンを購入して1か月後に売却、同日にS&Pを購入したら純増になるのでは…?という方法を現在試しています。

しかし…さらに下まで読むと『クレカ積立にて複数銘柄の投資信託を買付している場合は、各銘柄で算出した額の合計金額となります。』とありますよね。

これだと「オルカン売却-10万円」と「S&P購入+10万円」が相殺されて、結局±ゼロの取り扱いになってしまうような気もします…。

自分自身のポイント付与履歴を確認すれば、遅くとも今月22日頃に結果が分かりそうなので、それを確認してから今後の方針を見直そうと思っています。

大和コネクト証券さんでのクレカ積み立て別ルート

実は上述のような面倒な手順を踏まずとも、大和コネクト証券さんでの積み立てに関しては『別ルート』が存在しています。

もう一度、先ほどの「クレカ積立のポイント付与ルールの変更について」のページ、冒頭部を確認(以下抜粋)すると↓

クレカ積立のご利用金額に応じて進呈しています「永久不滅ポイント」の付与ルールについて、2024年1月5日のクレカ積立の買付分より、以下の通り変更となりますのでお知らせいたします。

永久不滅ポイントに限定したルール変更になっています。

そのため現時点では、同じセゾンカードでも「JQポイントが付与されるJQセゾン系」なら従来通りの方法でもポイント付与対象になることが確認されています!

いつこちらのルートにも規制が入ってしまってもおかしくない状況ではありますが、 出来る方は出来るうちに試してみても良いと思います。

私は例によって「諸般の事情」によりこのルートは使えないので、他の方法を模索中です。

tsumiki証券さんは猶予のラスト1年

tsumiki証券さんでも規制は導入されているのですが、規制開始まで猶予期間があります。

私の猶予期間は2024年12月末まででしたので、少なくともその間はローリスク投信購入&即売を継続しています。

猶予期間終了後は、tsumiki証券さんでの積立を諦めてしまうことも含めて再検討する予定です。

まとめ

たった4社でのクレカ積み立てとはいえ、昨年までと比べて各社独自での対応が必要になっているので混乱してしまいますよね。

あまり手間を掛け過ぎても意味はないので気を付けつつですが、家に居ながらにして拾えるポイントは拾っておこうと思います。

ポイントなんて気にして売買せず、しっかり投信を積み立てる方が良いのは確かにそうですが、それなら投信残高に応じた恩恵があるような証券会社で集中して積み立てた方が良いでしょうし…。

今後も「いたちごっこ」で規制も変化していくことが予想されますが、ルールで認められている範囲で上手に立ち回っていきたいと思います。

では。