過去の傾向として〇〇はこうなりやすい=アノマリーと呼ばれるものがいくつかあります。
ただ、過去がそうだったから未来が確実にそうか?と言うとまったく分かりませんので、アテすることは出来ません。
私が過去聞いたことがあるものだと、
- 年始は「お化粧買い」が発生するので上がりやすい
- バレンタインデーは上昇しやすい
…などがあります。
ちょうど年末年始なので、これらの「アノマリー」について少し掘り下げて確認してみます。
年末と年始の日経平均、お化粧買いで上げやすいハズが?!
年末年始の日経平均変動について、2013年までさかのぼってみました↓
年 | 年末終値 | 翌年始値 | 騰落 |
2022 | 26,095 | ??? | ??? |
2021 | 28,792 | 29,098 | +1.1% |
2020 | 27,444 | 27,576 | +0.5% |
2019 | 23,657 | 23,320 | -1.4% |
2018 | 20,015 | 19,655 | -1.8% |
2017 | 22,765 | 23,074 | +1.4% |
2016 | 19,114 | 19,299 | +1.0% |
2015 | 19,034 | 18,819 | -1.1% |
2014 | 17,451 | 17,326 | -0.7% |
2013 | 16,291 | 16,148 | -0.9% |
ん?過去9年で…4勝5敗?!
あれっ…?むしろ負けている?
私がこの「アノマリー」を聞いたのは10年ぐらい前だったので、それ以前はその傾向が強かったのかもしれません。
ただ過去の傾向をアテにする時点で微妙なのに、直近を無視してしまうとなると、さらに強引さが増してしまいます…(苦笑)
まあ、直近2年は2連勝。
2023年大発会で3連勝になるのかどうか、注目ですね!
(先物は下げてましたけど)
大発会始値がマイナスの場合、その日の終値は?
もし残念ながら年始の始値がマイナスとなってしまった場合、終値まで粘ったら回復するのでしょうか?
上記でマイナスとなった2020,2019,2016,2015,2014年の大発会に注目し、始値・終値を比較してみます。
年 | 大発会始値 | 大発会終値 | 騰落 |
2020 | 23,320 | 23,205 | -0.5% |
2019 | 19,655 | 19,562 | -0.5% |
2016 | 18,819 | 18,451 | -2.0% |
2015 | 17,326 | 17,409 | +0.5% |
2014 | 16,148 | 15,909 | -1.5% |
1勝4敗!!
サンプル数は確かに少ないのですが。
年始に前年末より安く寄り付いた場合、終値はより弱い傾向がありました!
過去は終値まで粘っても回復しなかったんですねぇ…。
ブログネタとして年末終値で購入してしまった。今は反省している
2022年は大納会後に先物が絶賛爆下げていますので敗色濃厚ですが、実は…。
買いポチっ!
…なんてこったい。\(^o^)/
新年初のメシウマ準備どうぞ…。
バレンタインデーのアノマリーはまだ健在で強力?根拠は?
年始の「お化粧買い」はなんとなーく納得しそうになるのですが、より根拠が良く分からないのがバレンタインデーアノマリー。
…チョコ貰ったあとは気分が高揚して強気の買いが増える?
そんなことあります??(笑)
一応、同様に2013年までバレンタインデー前日終値/当日始値の日経平均を見てみましょう↓
年 | 前日終値 | 当日始値 | 騰落 |
2022 | 27,080 | 27,306 | +0.8% |
2021 | 29,520 | 29,662 | +0.5% |
2020 | 23,828 | 23,715 | -0.5% |
2019 | 21,144 | 21,148 | +0.02% |
2018 | 21,245 | 21,251 | +0.03% |
2017 | 19,459 | 19,479 | +0.1% |
2016 | 14,953 | 15,248 | +2.0% |
2015 | 17,913 | 18,024 | +0.6% |
2014 | 14,535 | 14,538 | +0.02% |
2013 | 11,251 | 11,273 | +0.2% |
…過去10年で…。9勝1敗?!
ちなみに、
- バレンタインデー前日(2/13)が土日とかぶった場合 ⇒金曜日
- バレンタインデー当日(2/14)が土日とかぶった場合 ⇒月曜日
としてます。
確かに、3円~6円しか上昇していない3年も含んではいますが。
それでもスゴイ…。
年末年始アノマリーが崩壊中の最近においても、びっくりするぐらいの勝率でした。
まとめ
日経平均アノマリーについて検証したまとめです。
- 大発会の化粧買いアノマリーは最近崩壊気味
- 大発会寄り付きで弱い場合、終値も弱い
- バレンタインデーアノマリーは好調キープ
…という結果となりました。
ブログネタとして購入してしまった年末日経平均は、大発会にて速やかに損切りします(笑)
こういったアノマリートレードは1/2ギャンブルに近いものがあり、需給と業績に基づいたしっかりした根拠のある取引をした方が、たとえ損切りとなっても自身の納得性も高まります。
ただまあ、年に1度くらいはこういった「遊び心」があっても良いのかな?と思ったりします!
どうせ遊ぶなら、バレンタインデーに遊ぶべきでしたけどね…。反省です!
では!