SMBC日興証券で株主優待クロス取引を行っている場合、権利付き最終日の17時頃より『現渡注文』が可能になります。
しかし銘柄によっては以下のようなメッセージが出て現渡注文が受付されないケースがあります!
このメッセージが出た場合について、記事にしておきます。
対処としては、翌5時以降に現渡注文が可能になり~15時までに現渡注文をすれば問題ないです!
権利処理を行うため、現渡は翌5時から取引可能というメッセージはどういう時に出るか?
まず安心していただきたいのは、SMBC日興証券で現渡注文をした際に上記のメッセージが出た場合でも、何かミスをしてしまったわけではないということです。
株主優待クロス取引を始めた頃は、色々と初めての経験が多く、見よう見まねでよく知らない用語に囲まれながら実施されている方も少なくないと思います。
株式取引ということで緊張されている方もいらっしゃるかもしれません。
エラーメッセージが出て『私、何かやらかした?!』と焦ってしまうかもしれませんが、大丈夫です(笑)
『権利処理を行うため~』のメッセージが出るパターンとして一番オーソドックスなのは、その銘柄が「株式分割」をした場合です。
この場合は該当銘柄をSMBC日興証券でクロス取引した方、全員に同じメッセージが出ます。
例えば1:3の株式分割が行われた場合は、100株だった保有株式数が300株に増えることになります。
この保有株数を300株に上書きする処理にSMBC日興証券では処理時間が掛かるため、翌5時以降に現渡処理をするようにメッセージが出ています。
なお証券会社によっては、同様に株式分割があっても即時処理を行うことで、普段と変わらず現渡処理を行うことが出来ます。(例:GMOクリック証券)
『同じ銘柄を他社で取引した方は何も問題ないのにどうして?!』と焦らなくて大丈夫です!
翌5時以降に現渡処理を行う上での注意事項。忘れずに15時までに行う!
開始できる時間帯が異なるだけで普段通り現渡注文を行えば良いので、ここで問題となるのは唯一「忘れがち」であることです(笑)
特に権利付き最終日とその翌日が平日である場合など、お勤めの方は最終日の夜のうちに現渡処理をしておく方がほぼ全員だと思います。
株式分割もそう頻繁にあることではないので、『対象の1銘柄だけ翌朝以降に作業しないといけない』といった状況になりがちです。
朝は出勤の準備でバタバタしますし、こうなると普段のルーティンとズレが生じるのでうっかり忘れてしまいがちになります…。
もし朝に処理を忘れてしまった場合、いつまでに処理すれば良いでしょうか?
正解は以下の図で分かるように、15時までに処理すれば大丈夫です!
SMBC日興証券公式HP内で上図の記載箇所はこちら
とはいえお勤めの方であれば、出勤前の早朝に済ませておくのがベターです。
午前中の業務に忙殺され、昼ご飯を食べて昼休みを過ごしてしまったら、15時はあっという間に迎えてしまうでしょうから…。
翌15時を超過してしまったらどうなる?
もし15時を超過してしまった場合は、17時以降に翌営業日扱いで注文することになります。
余計な費用を1日~3日分程度(土日祝のタイミングにより)支払うことになります…。
建玉金額次第ですが、致命的なミス!というほどではないかと思います。
ただ、株主優待クロス取引自体、リターンがさほど大きくない投資ではありますので、少しでもコストを抑える方が良いのは言うまでもありませんね。
まとめ 権利処理を行うメッセージは驚くようなものではないが、処理漏れに注意!
以上、SMBC日興証券における、権利処理を行うため翌5時以降に現渡注文をする必要が出てくる場合の解説でした!
当メッセージ自体は、驚いたり心配したりする必要は全くありません!
ただし、非常に漏れが出やすいパターンになり得ますので、翌5時以降の現渡処理は15時までに確実に行うようにしましょう!
では!