2026年9月末株主優待、制度クロス取得の戦略について記事にしました。

2026年9月末株主優待銘柄の制度クロス、差益コミで戦略チェック!(先行版)2026年9月末権利付最終日は来週9/28(月)です。 逆日歩日数は1日。 まだ3営業日残っていますので条件や状況変動してし...

個人的に今回「…おやっ?!」と思ったのが「8818 京阪神ビルディング」。

みんな大好きPYC、かつハイスペックに感じるけど…コレまだ売禁発動してないの?!と。

そこで今回はPYC銘柄に特化した比較・戦略チェックをしてみます。

2026年9月末権利株主優待、PYC銘柄のみで戦略検討

まず、2026年9月末権利株主優待銘柄のうちPYC採用中の銘柄を抜き出してみます。

一応、制度クロス戦略検討なので…最低限条件として↓

  • 株主優待休止中は含まない
  • 非貸借銘柄は含まない
  • WillsCoinかアマギフへ交換出来る銘柄のみ

です。

PYC採用中銘柄の一覧

Code 銘柄名 規制
1431 LibWork
2497 ユナイテッド
3176 三洋貿易  
4373 シンプレクス  
5036 日本ビジ
5262 日本ヒユ-ム
5290 ベルテクス  
6092 エンバイオ
6282 オイレス工業  
6379 レイズネクスト  
7823 アートネイチャー
8059 第一実業
8151 東陽テク
8739 スパークス  
8818 京阪神
8897 ミラース  
9090 AZ丸和
9517 イーレックス
9536 西部ガス

以上19銘柄で、売禁中除くと16銘柄。

「3679 じげん」は、自社P以外への交換不可なので除外です。

PYC銘柄別、最大資金効率での比較

続いて銘柄別の資金効率を確認・比較します。

条件は

  • 各銘柄で最大資金効率となる株数を抜粋
  • (最大効率が同率で複数ある場合、株数多い方)
  • 9/18終値基準

です。

Code 銘柄名 株数 資金
(万円)
PYC
(千P)
効率 規制
1431 LibWork 5,000 328.5 35.0 1.1%
2497 ユナイテッド 4,000 210.4 25.0 1.2%
3176 三洋貿易 2,000 237.4 20.0 0.8%  
4373 シンプレクス 1,500 174.3 25.0 1.4%  
5036 日本ビジ 3,000 477.9 45.0 0.9%
5262 日本ヒユ-ム 4,000 448.0 20.0 0.4%
5290 ベルテクス 300 36.9 3.0 0.8%  
6092 エンバイオ 1,000 81.9 20.0 2.4%
6282 オイレス工業 1,300 381.7 20.0 0.5%  
6379 レイズネクスト 1,500 468.8 20.0 0.4%  
7823 アートネイチャー 3,000 247.5 30.0 1.2%
8059 第一実業 800 291.6 50.0 1.7%
8151 東陽テク 500 91.1 10.0 1.1%
8739 スパークス 1,500 400.7 25.0 0.6%  
8818 京阪神 1,000 112.4 50.0 4.4%
8897 ミラース 3,500 159.3 20.0 1.3%  
9090 AZ丸和 2,000 181.0 50.0 2.8%
9517 イーレックス 1,500 128.1 20.0 1.6%
9536 西部ガス 400 106.5 12.0 1.1%

最大効率トップ3は、

  1. 8818 京阪神ビルディング 4.4%
  2. 9090 AZ丸和HD 2.8%
  3. 6092 エンバイオHD 2.4%

でした。

エンバイオHDは売禁発動済なので薄字

なお「京阪神ビルディング」は最大効率ではない600株でも↓

Code 銘柄名 株数 資金
(万円)
PYC
(千P)
効率 規制
8818 京阪神 600 67.5 25.0 3.7%
8818 京阪神 1,000 112.4 50.0 4.4%

と、他を圧倒する効率に。

逆日歩MAX前提、配当差益を控除した取得コストで黒字化する銘柄・株数を抽出

PYC銘柄といえば、高額逆日歩被弾となる可能性も高いです…。

そこで一歩踏み込んで、

  • 最悪取得コスト=逆日歩MAX-配当差益12.2%
  • 規制発動中:8倍MAX、非発動:4倍MAX
  • PYCポイント>最悪取得コストとなる銘柄・株数のみ抽出
  • 上記「最悪取得コスト」での資金効率
  • 最悪取得コスト÷PYCポイント(=額面の何割で取得出来るか)

(※もちろん9/18終了時点の終値・規制状況にて)
(※本当の最悪は10倍MAXだが、いったん4 or 8倍にて)

として計算してみます。

…言葉だけだと分かり辛いので、計算過程も載せた一例↓

(計算例)

  • 京阪神ビルディング:1,000株
  • 必要資金:1,124,000円
  • PYCポイント:50,000P

 

  • 最大逆日歩:19,200円 (注意喚起中のため8倍MAX)
  • 配当差益:1,830円 (12.2%にて)

 

  • 最悪取得コスト:17,370円(19,200-1,830)
  • 最悪時、優待残額:32,630円(50,000P-17,370円)
  • 最悪資金効率:2.9%(32,630円÷1,124,000円)
  • 額面割引率:34.7%(17,370円÷50,000P)

…といった流れです。

ここでの「額面割引率」とは「額面の何割で入手できるか」という意味合いで…、上記であれば1PYCポイント=0.347円で入手出来ると示しています。

上記計算にて、現況規制での逆日歩MAX前提でも黒字化した銘柄・株数に絞った一覧は↓

Code 銘柄名 株数 資金 PYC 現況規制での逆日歩MAXで…
(万円) (千P) 残額円 効率 割引率
3176 三洋貿易 700 83.1 5.0 415 0.0% 91.7%
3176 三洋貿易 1,000 118.7 8.0 1,450 0.1% 81.9%
3176 三洋貿易 1,500 178.1 13.0 3,175 0.2% 75.6%
3176 三洋貿易 2,000 237.4 20.0 6,900 0.3% 65.5%
4373 シンプレクス 1,500 174.3 25.0 10,600 0.6% 57.6%
6092 エンバイオ 1,000 81.9 20.0 5,600 0.7% 72.0%
8059 第一実業 800 291.6 50.0 8,688 0.3% 82.6%
8059 第一実業 1,000 364.5 55.0 3,360 0.1% 93.9%
8739 スパークス 1,500 400.7 25.0 2,665 0.1% 89.3%
8739 スパークス 2,000 534.2 30.0 220 0.0% 99.3%
8818 京阪神 600 67.5 25.0 14,578 2.2% 41.7%
8818 京阪神 1,000 112.4 50.0 32,630 2.9% 34.7%
8897 ミラース 1,000 45.5 3.0 340 0.1% 88.7%
8897 ミラース 1,500 68.3 6.0 2,010 0.3% 66.5%
8897 ミラース 2,500 113.8 10.0 3,350 0.3% 66.5%
8897 ミラース 3,500 159.3 20.0 10,690 0.7% 46.6%
8897 ミラース 5,000 227.5 23.0 9,700 0.4% 57.8%
9090 AZ丸和 600 54.3 10.0 1,570 0.3% 84.3%
9090 AZ丸和 700 63.4 12.0 2,165 0.3% 82.0%
9090 AZ丸和 1,000 90.5 18.0 3,950 0.4% 78.1%
9090 AZ丸和 1,500 135.8 30.0 8,925 0.7% 70.3%
9090 AZ丸和 2,000 181.0 50.0 21,900 1.2% 56.2%

となりました。

現況規制なしの4銘柄は、規制発動し8倍MAXとなった場合はすべて赤字化するので要注意…。(3176三洋貿易、4373シンプレクス、8739スパークス、8897ミラース)

エンバイオHDはすでに売禁発動中なので薄字

やはり京阪神ビルディングの優秀さが光っていますね。

そもそも配当差益?約12.2%??

…という方は、塩漬けマンさんのYoutubeが私には一番分かり易かったのでご参考まで↓

PYCポイントの価値は?個人的な感覚は少なくとも0.4円弱/P

PYCポイントは、WillsCoinへと交換すると各社合算可能となり使い勝手が良いです。

ただ交換には手数料が必要ですし、ネット通販などの最安値よりも割高に感じる商品と交換することを考えると…、1PYCポイント=1円は評価し過ぎに感じます。

ちょうど欲しい商品があれば、1PYC=0.7円前後?

それでも、WillsCoinで交換出来る商品の中に気に入った商品があればまだマシ。

割高感はピンキリですが、2点だけ検証してみます。

WillsCoin交換先の例WillsCoin交換先の例

 

たまたまトップページに出てきた「バルミューダ ザ・レンジ エス ホワイト KRN01JP-WH」、交換は40,000Coin

同商品の価格.com最安値は約30,000円でした。

ネット通販では約30,000円ネット通販では約30,000円

 

ネット通販30,000円の商品を得るためのPYCポイントを逆算すると↓

PYCポイント 44,444 ポイント
(交換手数料) (10%)
WillsCoin 40,000 Coin
ネット通販価格 30,000 円分

44,444PYCポイントで30,000円相当の商品入手、となりました。

1PYCポイント価値=0.67円ぐらいですね。

一方、同じ電子レンジ系でも↓

WillsCoin交換先、割高な例WillsCoin交換先、割高な例

 

ネット通販では約54,000円ネット通販では約54,000円

 

ウォーターオーブン ヘルシオ AX-N1C-W」、交換120,000Coinに対し、価格.com最安値は約54,000円と半値以下…。

PYCポイント 133,333 ポイント
(交換手数料) (10%)
WillsCoin 120,000 Coin
ネット通販価格 54,000 円分

133,333PYCポイントで54,000円相当の商品入手。

1PYCポイント価値=0.40円ぐらいに下がりました。

最終手段「外食系デジギフ」、1PYC=0.4円前後

私の「最終手段」はこういったデジタルギフトで消費しています↓

WillsCoin交換先、最終手段WillsCoin交換先、最終手段

 

ちょっと時間をつぶしたい時のプロント・タリーズ・上島珈琲、家族でサーティワンを楽しむ、などなど…。

これだけ選択肢があれば便利ですが、700WillsCoinで500円分という弱いレート。

さらに、外食系優待を生活必需品の支出に置き換わる「実需価値」に換算する場合は、額面×6割というのが個人的な感覚です。

これらを踏まえて10,000PYCポイントを価値換算していくと↓

PYCポイント 10,000 ポイント
(交換手数料) (10%)
WillsCoin 9,000 Coin
(デジギフ交換比率) (500/700)
外食系デジギフ 6,429 円分
(外食費を実需換算) (60%)
実需価値 3,857 円分

よって、悪くても1PYCポイント=0.38円ぐらいはあるのかな?と考えています。

今回の京阪神ビルディング1,000株、8倍MAX被弾前提でも1ポイント=0.347円ということは…。

まとめ

2026年9月末株主優待の取得戦略について「違和感」を感じた銘柄があったため、PYCに特化して少し掘り下げてみました。

さすがに最終日を待たず売禁となってもおかしくないですし、シルバーウィーク中にそっ…と制度クロス発注しました…。

毎度全銘柄チェックをするのは負担が大きいですが、こうした「…おやっ?」という自分自身の見落としに気付くことも多いので欠かせませんね。

では。