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私が実践しているローリスク資産運用;IPO投資

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先日、資産運用一歩目として株主優待投資とIPO投資から開始した私が、株主優待投資の最低限の知識などを紹介しました。

今回は、IPO投資について書いていきます。

そもそもIPOとは?

Initial

Public

Offering

頭文字でIPOです。それまで未上場だった企業が証券取引所に上場し、今後は株式を一般公開していく際に行われます。

なお正当なIPOは、大手証券会社を通じて行われます。
今ならアナタだけにオイシイ未公開株を・・・、なんてのは確実に詐欺で問題外ですので注意しましょう。

IPO投資がローリスクな理由 = 損をしにくい構造になっているから

IPO投資は、ローリスク投資で、損をしにくい投資と言えると思います。

その理由は、IPO投資の性質を理解いただくとスムーズですので、下記にて流れを説明します。

<新規上場する企業の株式を購入したい場合の流れ>

  1. 上場前に証券会社に購入申込みをする
  2. 各証券会社が、購入者を選ぶ
    (選び方は、それぞれの証券会社が決めていて、ある程度公開されている)
  3. 各証券会社に選ばれた人のみが、上場前に決定された価格で株式を購入出来る
  4. 選ばれなかった人は、上場後に市場で買い注文を出すしかない
    ⇒人気企業であるほど、上場前に決定された価格よりも高い価格が付き易い

つまり、③の狭き門をくぐり抜けた人だけが、上場直後に大多数へと売却出来る、という構造になります。特に絶好調で上場を果たすような企業は、その人気により事前購入の価格を上回った価格を付けやすいので、損をしにくい構造になっている、と言えるのです。

実際、2021年にIPOした企業は126社あり、上場前に決定された価格と上場初日の初値比較は下記です。

  • 値上がり・・・105社(83.3%)
  • 値下がり・・・20社
  • 変わらず・・・1社

なお、①で購入申込みをする場合は、原則その分の購入資金を準備しておく必要があります。

しかし、もし②で購入者として選ばれなかった場合は、その購入資金は全額返金される証券会社がほとんどです。

そういった点も、IPO投資がローリスクと言われる理由の一つです。

購入出来ない限りは費用ゼロでノーリスクなので、ある意味無料で買える宝くじ感覚でしょうか。

事前購入者に、どうやったら選んでもらえるのか?

では、各証券会社には、どうやったら選んでもらえるのでしょうか?

具体的な道としては、2つあります。
(が、後述しますが大多数の初心者投資家にとっては実質的には道は1つです)

  1. 証券会社の営業マンから裁量で配分していただく
  2. 証券会社で実施する抽選に当選する

①の証券会社の営業マンから直接、裁量で配分頂くためには、どうしたら良いでしょうか?初見で営業マンにアポを取り、「下さい!!」と言ってもらえる可能性は、残念ながら低いです。

証券会社の営業マンにとって、『良いお客様、お得意様』になる必要があります。

資産が数億円あって、ハイリスクで高い手数料の投資商品を、普段からたくさん購入してあげられるようなお客様になれるなら、可能性があるかもしれません・・・。

そのため現実的には、②を狙いに行くことになります。

②の方法で購入者を選んでいる証券会社は、インターネット系の証券会社が多いです。

インターネット系証券会社で実施されている抽選に参加しよう!私が参加している証券会社はこちら!

実際に私が数年前から抽選に全力参加し、今後も継続参加する証券会社は下記です。

主力順 証券会社名 利用している理由、メモなど
SMBC日興証券 過去の当選経験が一番多い。抽選優遇条件を(比較的)満たしやすい。
コネクト証券 抽選優遇条件を満たしやすい。比較的新しい証券会社なので、ライバルが少なめ。
マネックス証券 抽選優遇条件がない平等抽選。当たりやすくはないが、当選経験はあり。未成年名義の口座開設が可能。入出金が全証券会社の中で最も優秀。
SBI証券 非当選時に1ポイントが貯まっていき、ポイント順での当選枠が設けられているため、数年分ポイントを貯めれば、人気企業にも当選が出来る可能性がある。未成年名義の口座開設も可能。
ただし、通常の抽選は、口座に現金が入れられる人ほど有利になる仕組みが採用されている点はマイナス。

また、今年は時間に余裕があるので、下記証券会社にもチャレンジ予定です!

証券会社名 理由、個人的な印象メモなど
1 楽天証券 完全抽選。未成年名義の口座開設可能。数年前までは取り扱い自体が少なく、そのイメージのまま疎遠になってしまっていた。
2 野村證券 大型株ならボチボチ当たる。抽選参加時点では資金が不要。
3 松井証券 未成年名義の口座開設可能。取り扱いは少なめだが、口座自体はあるので積極的に参加していきたい。
4 GMOクリック証券 完全抽選。取り扱いは少なめ。
5 auカブコム証券 取扱いはソコソコだが、口座数も多く、あまり当たらないイメージ。
6 東海東京証券 大型株でのみ当選経験あり。やや消極的。
7 HS証券 当選経験もないので、消極的。

1~3あたりは本格参戦しようと思いますが、資金に余裕がなければ4~7は諦めるかもしれません・・・。

現在は口座開設すらしていない状態ですが、興味がある証券会社も下記します。

証券会社名 理由など
1 岡三オンライン証券 抽選参加に前受金は一切不要!当選確定後に準備すれば良いため、まさに参加するだけならタダ。完全抽選100%だが、取り扱いが少ないイメージだった。
2 SBIネオトレード証券 岡三オンライン証券同様、前受け金不要。ただし、完全抽選10%/大口優遇90%。優遇条件満たすハードルは高く、当たらなさそう・・・。

これらの証券会社を通じて、抽選に参加した結果は随時公開していきますので、参考にして頂けたらと思います!

上場後に人気が出る企業かどうかは、どうやって見極めるのか?

参加の流れを理解し、証券会社口座を準備が完了したら。

次にすべきことは、どの企業が上場後に人気が出そうかを見極めることです。

せっかく苦労して当選を勝ち取った銘柄が、2021年に上場した126社のうち、残念ながら値下がりしてしまった20社に当てはまってしまったら…。残念ですよね。

これは、申込に当たり公開されている資料に目を通したり、インターネット上の口コミを確認することで、高確率で回避することが出来ます。

それでも、当日の地合いなどにも左右されますので、事前の評判に反することも起こり得ます。投資は自己責任ですので、結局はリスクをどこまで許容するか、どのような結果が出ても納得出来るように、冷静に自己判断を重ねていくしかありません。

ただ、何も考えずに株式投資を行った場合の勝率が50%だとするならば、2021年の勝率83.3%というのは、かなり優位性がある投資である、と言えると思います。

ここまで読んで頂きありがとうございました。
今後とも、よろしくお願いいたします。