プレミアム優待倶楽部WILLsCoinの失効が衝撃的過ぎて早く忘れてしまいたいこともあり(笑)、5月末権利の2462ライクの制度信用クロスに特攻してみることにしました。
条件と結果を紹介します。
2462ライク株主優待内容と私目線での効率性分析結果!
優待内容:所有株数と保有期間に応じたプレミアム優待倶楽部のポイント(下表)
300株以上 | 1年未満:5,000 1年以上:5,000 |
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400株以上 | 1年未満:8,000 1年以上:8,000 |
500株以上 | 1年未満:12,000 1年以上:15,000 |
700株以上 | 1年未満:15,000 1年以上:20,000 |
1000株以上 | 1年未満:25,000 1年以上:35,000 |
2000株以上 | 1年未満:60,000 1年以上:75,000 |
3000株以上 | 1年未満:80,000 1年以上:100,000 |
保有株数別の効率分析
1株あたりもらえるポイントで効率性を確認してみます。
- 300株:16.67 / 16.67
- 400株:20 / 20
- 500株:24 / 30
- 700株:21.43 / 28.57
- 1000株:25 / 35
- 2000株:30 / 37.5
- 3000株:26.67 / 33.33
株数が増えるほど効率が良いと思いきや、700株はちょっと効率が落ちていました。
1年未満でも長期保有でも、Max設定3,000株ではなく2,000株が最高効率であることが分かります。
資金効率分析ー①1ポイント当たりに必要となる資金は?全67社のうち大体40番目の効率です!
2462ライクの株価は、2022年の権利確定日5/27始値だと2,027円です。
クロス取得を考えた場合当然1年未満保有ですので、2,000株=4,054,000円で60,000ポイントとなります。
割り算すると、1ポイント取得するために67.57円の資金が必要となりますね。
これは現状プレミアム優待倶楽部ポイントを株主優待として採用している67社のうち、40番目ぐらいの効率です。(日々株価変動がありますので大体の順位で表現しています)
現時点の株価では1ポイントあたり30円未満の資金となる会社も6社ほどありますので、決して効率が良い方ではないです。
まあ悪くはない、程度。
資金効率分析ー②貴重な「5月末権利」という条件の大きさ
資金効率面で特筆すべき点は、貴重な「5月末権利」だということです。
5月末の優待権利銘柄は30銘柄程度しかありませんし、制度信用が可能な銘柄だと21銘柄まで絞り込まれます。
21銘柄の中でも個人的には5銘柄程度しか取得必須となる銘柄がありませんので、資金に余裕がある5月末であることは、非常に大きなポイントになります。
(参考)1ポイントあたり資金の少なさ+制度信用可能での上位銘柄
- 日総工産(3月銘柄)
- ANDFACTORY(8月銘柄)
- ウィルズ(6・12月銘柄)
- ショーエイコーポ(3月銘柄)
- ジーニー(3月銘柄)
※株価変動により随時変動しますのでご参考程度に・・・。
制度クロスの逆日歩リスク確認(2022年5月末逆日歩1日の場合)
最大逆日歩がいくらになるか確認
2022年5月末権利付最終日、ライクの最大逆日歩条件は以下でした。
- 逆日歩日数:1日
- 株価:2,000円台 (=逆日歩1倍あたり4.2円)
- 注意喚起:アリ(発動されたのは最終日の前日)
- 当日売禁:ナシ(発動時は決済しようと備えていました)
③の条件により逆日歩は8倍が適用=33.6円/株が最大逆日歩でした。
最大逆日歩と優待価値を比較、実態価値への換算、損益分岐も計算してみた
まずまずの効率となる500株、1,000株、2,000株に絞って比較してみます。
保有期間は1年未満前提です。
※額面通り
- 500株:12,000P 最大逆日歩33.6×500=16,800円 -4,600円の赤字
- 1,000株:25,000P 最大逆日歩33.6×1000=33,600円 -8,600円の赤字
- 2,000株:60,000P 最大逆日歩33.6×2000=67,200円 -7,200円の赤字
そもそも優待価値が等価?ってとこにも問題がありますし、WILLsCoinへの変換を前提とすると保有期間が短いので10%持っていかれます。
10%引いて、7掛けしてみましょう。
※額面-10%×0.7
- 500株:7,560円換算 最大逆日歩 16,800円 -9,240円の赤字
- 1,000株:15,750円換算 最大逆日歩 33,600円 -17,850円の赤字
- 2,000株:37,800円換算 最大逆日歩 67,200円 -29,400円の赤字
うーん、微妙になってきました(笑)
ついでに逆日歩の損益分岐点を逆算してみましょう。
※額面-10%×0.7、逆日歩損益分岐点
- 500株:7,560円換算 逆日歩損益分岐点15.2円(以下なら黒字!)
- 1,000株:15,750円換算 逆日歩損益分岐点15.75円(以下なら黒字!)
- 2,000株:37,800円換算 逆日歩損益分岐点18.9円(以下なら黒字!)
損益分岐点で見ると、やはり効率の良い2,000株が優秀ですねぇ。
私の総合的な決断と逆日歩の結果は!
私たちの決断は!制度クロス行きます!
要素をおさらいします。
- 資金効率面
より効率の良い銘柄はあるが、5月末権利という点を加味すると優秀。 - 逆日歩リスク面
高額常連銘柄なのでリスクを把握して覚悟する必要あり。2022年は逆日歩1日なのでマシといえばマシ。 - 気持ち面(笑)
失った51,000ポイントへの悲しみを早くおさめたい。
さらに資金のやりくりを加味した結果、奥さんは勝負の2,000株、私は500株を制度クロスすることにしました!
逆日歩結果発表!
5/30の昼頃。運命の結果発表です。
(日証金のcsvより抜粋)
貸借申込日 | 決済日 | コード | 銘柄名 | 最高料率(円) | 当日品貸料率(円) | 規制 |
20220527 | 20220531 | 2462 | ライク | 33.6 | 15.0 | 注意 |
15円でした!
500株で7,500円のお支払いで60円黒字、
2000株で30,000円のお支払いで7,800円の黒字。
手数料非考慮、実態価値への換算済。
一応成功!ですかね?
これで気持ちが前を向いてくれることを考えたら、プライスレス!(笑)
今度こそ是非ステキな自転車を頂くとしましょう!
随時裏目の私。実は今回一番オトクだったのは・・・裸?!
いつも裏目を引いている私が、今回は一見かろうじて成功したように見えますけど。
結果論ですが今回実は一番オトクだったのは、クロスせず裸でした。
もしくは制度買建てで逆日歩取り。
権利確定日寄付き2,027円、権利落ち日終値はなんと2,141円!
裸で2,000株ホールド&売却で、228,000円の売却益+60,000P。
制度買い建てで、同じく228,000円の売却益+30,000円逆日歩。
7,800円の黒字とかどうでもよくなる爆益でしたね(笑)
くぅー、この選択肢はなかなか選べないなー・・・。
まとめ
以上のように自分なりに分析と判断を重ねて、2022年5月末はライクの制度クロスで勝負をしてみました!
今回の検討に当たって、プレミアム優待倶楽部導入している67社の全社について、私なりに分析を行いましたので、そちらについても別途報告したいと思います。
若干割に合わない勝負に出てしまいましたが、気持ちと資金効率から見ると、悪くない判断だったのかなと思います。
100株だけホールドしておき、長期優遇を獲得&交換手数料10%が免除の条件を満たし、1,900株を制度クロスするとより勝率が上がりますね!
人材派遣業ということで悪くない業態ではありそうです。
もう少し逆日歩が安く済んでいればより成功でしたけどね。MAXじゃなくてホント良かった。
以上、投資は自己責任でお願いします。考え方の参考になりましたら幸いです。では!