2024年5月15日権利株主優待銘柄の権利付最終日は、5/13(月)です。
逆日歩日数は1日。
配当差益や過去の逆日歩をチェックし、制度クロス候補を絞り込んでおきましょう!
…といいつつ、半年前から売禁銘柄とMAX濃厚で配当差益込でも赤字銘柄しかなく、一般信用も枯渇状態で今から出来ることは少ないかも…?
2024年5月15日権利株主優待銘柄
まずは5月15日権利株主優待銘柄の基本情報確認です。
銘柄数は3、うち2銘柄が貸借銘柄(=制度クロス可能)。
ただし本日時点で売禁発動中が1銘柄ありますので、これから仕掛けることが可能なのは1銘柄のみです。
その1銘柄も注意喚起発動中、最終日に売禁や10倍規制へ格上げされる可能性も残っています。
少なくとも最終日お昼に日証金HPで規制状況確認をしておくことをおススメします。
余裕があれば引け前にも最終チェックしておくとより万全ですね。
5月15日権利株主優待銘柄のうち貸借銘柄の一覧
こちらが5月15日銘柄の一覧です↓
Code | 銘柄名 | 優待内容 | 必要資金 (万円) |
優待価値 (千円) |
規制 |
3391 | ツルハ | 自社EC | 99.8 | 2.5 | 売禁 |
3544 | サツドラ | 自社商品 | 8.8 | 1.0 | 注意 |
金額は基本100株での金額です。
最低限株数の条件、保有期間条件はありませんので、普通にクロスで株主優待取得可能です。
ツルハHDは3年以上保有で+1千円の優遇があり、条件を満たしておくとだいぶ有利。
制度クロスした場合の配当差益と逆日歩確認
では、配当差益と逆日歩を確認してみます。
銘柄数が少なく資金に余裕があるので、複数単元取得を狙う方もいらっしゃるでしょうから、複数単元での条件も確認しておきます↓
Code | 銘柄 | 株数 | 配当益 | 逆日歩 | ||
今回最大 | 前回 | 5期最大 | ||||
3391 | ツルハ | 100 | 1,628 | 16,000 | 935 | 935 |
1,000 | 16,280 | 160,000 | 9,350 | 9,350 | ||
2,000 | 32,560 | 320,000 | 18,700 | 18,700 | ||
3544 | サツドラ | 100 | 122 | 1,440 | 720 | 5,520 |
300 | 366 | 4,320 | 2,160 | 16,560 | ||
900 | 1,098 | 12,960 | 6,480 | 49,680 | ||
4,500 | 5,490 | 64,800 | 32,400 | 248,400 |
今回最大逆日歩の赤字は注意喚起や売禁発動で8倍適用となっている銘柄。
なお最大逆日歩は、権利付最終日の終値(と規制状態)によって確定します。
上記は5/10終値(と規制状態)に基づいた計算なので、最終確定まで変動しますが目安にはなります。
資金効率から見た狙い目は、ツルハ100株、サツドラ300株ですかね。
…ただ上表を見ても分かるのですが…。
ツルハは配当差益で黒字が見込めそうですが、半年前からずっと売禁。
サツドラは注意喚起発動済なのでMAX被弾だと赤字で、MAXの可能性もかなりアリ。
今回は『一般信用にうまく出会えたら確保する』ぐらいしか出来ることはなさそう…。
そのあたりが分かる確認を以下で個別にしていきます↓
3391 ツルハHD 配当差益と直近逆日歩推移
ツルハHDの2024年5月配当金の予定は「133.5円/株」です。
(マネックス証券さん銘柄スカウターから決算短信情報を参照)
よって制度クロスによる配当差益は、
133.5×12.2%×100株≒1,628円
となります。
直近の逆日歩状況は以下(96ut.comさんの情報より)↓
直近の逆日歩(100株あたり) | |
23年5月 | 935円 |
22年5月 | 60円 |
21年5月 | 165円 |
20年5月 | 75円 |
19年5月 | 650円 |
現在の株価+規制状況での最大逆日歩は16,000円(売禁)
株数に応じた優待内容は以下↓
株数 | 自社金券 | 必要資金 |
100 | 2,500円 | 約99.8万円 |
1,000 | 5,000円 | 約997.7万円 |
2,000 | 10,000円 | 約1,995.4万円 |
ツルハドラッグで使える金券と店内商品が5%引きになる株主カードがいただけます。
金券は送り返すことで商品やカタログギフトへの交換も可能です。
また3年以上の継続保有で1,000円分の上乗せもありますが、単元未満株を○○するだけで条件キープ可能という最も易しい難易度。
株主優待情報(ヤフーファイナンス)↓
配当差益も大きく直近の逆日歩レベルで収まるなら余裕で黒字化しそうですねー。
しかし2023年11月15日午後から売禁が発動し、現在まで継続しています。
株不足はプラスで推移していますし、解除されるとありがたいですねぇ…。
クロス取得するなら一般信用で、売禁ということはSMBC日興証券は利用不可。
どうなることやらと思っていたら、今回は5/8に楽天証券で在庫が大量に出て来て、9日までは1日中売切れずにたっぷり在庫がありました。
9日約定でも100株コストは約400円、最終日まで粘っても200円安くなる程度でしたので、私は安全優先で8日夜に確保済です。
8日と9日はauカブコム証券では売切れていましたし、楽天証券が意外と穴場でしたねー。
取引とり子さんで証券会社別の在庫推移を確認しながら戦うことで、今回のように「穴場」を発見出来て有利な場合もあります↓
3544 サツドラHD 配当差益と直近逆日歩推移
サツドラHDの2024年5月配当金の予定は「10円/株」です。
(マネックス証券さん銘柄スカウターから決算短信情報を参照)
よって制度クロスによる配当差益は、
10×12.2%×100株≒122円
となります。
直近の逆日歩状況は以下(96ut.comさんの情報より)↓
直近の逆日歩(100株あたり) | |
23年5月 | 720円(MAX) |
22年5月 | 1,290円 |
21年5月 | 5,520円(MAX) |
20年5月 | 5,040円(MAX) |
19年5月 | 1,520円(MAX) |
現在の株価+規制状況での最大逆日歩は1,440円(注意喚起)
株数に応じた優待内容は以下↓
株数 | Quo | 必要資金 |
100 | 1,000円 | 約8.8万円 |
300 | 3,000円 | 約26.2万円 |
900 | 6,000円 | 約78.6万円 |
4,500 | 10,000円 | 約392.9万円 |
Quoカード以外にも、北海道名産品などへの交換も可能です。
株主優待情報(ヤフーファイナンス)↓
サツドラはMAX常連銘柄で、過去7期中6期がMAX!
直近では2022年5月のみMAXを逃れているものの、MAX1,680円に対し1,290円の発生でした。
昨年はMAXでも黒字水準だったので仕掛けやすかったのですが、今年は注意喚起も発動しておりMAXだと配当差益+優待価値でも赤字です。
万が一の安値決着も可能性ゼロではなく、被弾したところで300円程度の赤字と考えることも出来ますが、さすがに分が悪い勝負になりそうで静観が無難かな…と思います。
まとめ
以上、配当差益と直近の逆日歩状況を確認し、制度クロスでの取得銘柄を検討してみました。
私の方針をまとめておくと、
Code | 銘柄 | 方針 |
3391 | ツルハ | ー 一般確保済 |
3544 | サツドラ | × きっとMAXで赤字なので回避 |
…ということで、制度クロスの出番は今回なさそうです。
サツドラの一般信用在庫が出てくる気配もなく、ツルハの仕掛けも終わっていますので平和な権利付最終日になりそうです。
では!