普通二種免許取得への道 PR

教育訓練給付金、特定4割補助の受講で分かり辛かったポイント

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教育訓練給付制度ってご存じでしょうか?

私は退職してからの方が情報に触れる機会が増えましたが、雇用保険に加入している方であれば在職中でも活用できる制度です!

逆に、退職された方は退職日から1年以内が制度活用の期限ですので要注意です。

労働者の主体的なスキルアップを支援する制度で、

  • 難易度が高く専門学校に通って学ぶような内容から
  • さほど難易度が高くないものまで

様々な種類の教育訓練に対し、補助金がいただけます。

今回私は、特定一般教育訓練として4割補助が頂ける教育訓練の中から、「普通自動車二種免許」の取得を考えて手続きを進めたのですが…。

  1. 同じ資格・教育訓練でも、施設によって補助割合が異なる!
  2. 4割補助の特定一般教育訓練は、開講1か月前にキャリコン受講が必要!

という点など…、

『色々と分かり辛かった!!』

と感じてしまった点を中心に、報告してみます。

同じ資格・教育訓練でも、施設によっても補助割合が異なる点に注意!

普通自動車二種免許は教育訓練で4割負担。のはずが??

普通自動車二種免許の教育訓練は『40%』という支援がいただける資格です。

ですが、二種免許の講習が受けられる教習所ならどこでも4割補助が頂けるわけではありません!

普通免許を取ったことのある方なら分かると思いますが、普段から道に慣れ親しんでいる近所で教習受ける方が何かと有利ですよね。

  • 知っている道なら注意すべき箇所も何となく把握している
  • 卒業検定では運転以前にルート覚えるのに必死 ⇒必要ない!

私は最初この制度入口かつ重要な部分からすでに勘違いしていて(笑)

補助金がまったく頂けない、近所の教習所で申し込んでしまう所でした…!

さらに勘違いは続き、続いて申し込もうとした少し離れた教習所は補助金は出るが2割補助でした。

私
あれー??二種免許は4割補助って見た気がしたけど…、私の勘違いだったかな…。

…と危うく申し込む寸前でした(苦笑)

同じ資格を取得出来る・教育訓練を受けられる場合でも、

厚生労働省認可状況により、施設によって補助割合が異なる!!

まずコレに気付きにくく、大変大事なポイントです!

主な資格・講座別の「最大」教育訓練補助割合

厚生労働省のHPより、主な資格別で補助割合が書かれた図を引用します↓

教育訓練制度 主な資格講座一覧教育訓練制度 主な資格講座一覧

 

想像よりもたくさん対象資格がありますよね。

手に職が付けられる資格や、職場で取得が奨励されている資格、取得すれば基本給アップが見込める資格なんかもあるかも!

私が申し込む予定の「普通自動車第二種免許」も青字資格=40%支援対象となっています。

厚労省のHPで直接確認されたい方はコチラ↓

教育訓練給付制度|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

どこの施設であれば教育訓練補助が受けられるかは「検索システム」で調べる!

前述の通り、どこの施設であっても同じ補助が受けられるわけではないので、厚労省HPから確認できる「教育訓練講座検索システム」を使用して検索が必要です!

教育訓練給付制度検索システムの使い方!私がハマった落とし穴回避のため紹介

正式名称は「教育訓練給付制度 厚生労働大臣指定教育訓練講座 検索システム」のようです。

私がこの教育訓練検索システムでハマった落とし穴は主に2つ↓

  1. 先に「制度」選択が必要だった
  2. 「特定教育訓練」対象資格でも、「一般教育訓練」として認可されている場合がある

使い方を説明していきます。

①教育訓練給付制度検索システムの入り口から「分野・資格名から検索」を選ぶ

教育訓練給付制度検索システム1教育訓練給付制度検索システム1

 

調べ方は2通りありますが、私の様に補助を受けたい講座・資格が決まっている場合であれば、受ける施設を探したいので「分野・資格名から検索」の入り口から入ります。

②<ハマりポイント>先に制度を選択する

教育訓練給付制度検索システム2教育訓練給付制度検索システム2

 

早速ハマりポイントなのですが、検索する際に先に「制度」を選択する必要があります!

「実施方法」・「地域」・「口座教室の条件」などが出てきて

私
…メンドクセ!!とりあえず絞らず全部!!

さっさと下にスクロールしてしまい、見つからずにハマりました…。

この「制度」を先に選択することで、自動的に表示がパパッと切り替わります!

デフォルトの「専門実践教育訓練」(7割補助対象)選択のままだと、4割負担の「特定一般教育訓練」対象の資格は出てこないのです!

(まぁ当たり前ですけども…)

「制度」から、「特定一般許育訓練」を選択してみるとこんな感じです↓

教育訓練給付制度検索システム3教育訓練給付制度検索システム3

 

③受講したい講座・資格を選び検索する

無事に「特定一般教育訓練」に切り替えたら、下にスクロールして行き、お目当ての講座・資格を探します。(Ctrl+F可能)↓

教育訓練給付制度検索システム4教育訓練給付制度検索システム4

 

無事に普通自動車第二種免許を探し当てられました!

④<ハマりポイント>一般教育訓練でも出てきてしまうので注意!

いったん脇道にそれますが、②で「一般教育訓練」を選択した場合でも、「特定一般教育訓練」での補助対象資格が出てきます!

例えば二種免↓

教育訓練給付制度検索システム5教育訓練給付制度検索システム5

 

ここから検索を進めると「一般教育訓練」の補助割合である2割補助しか受けられない教習所が出てきます。

後述しますが「特定一般教育訓練」が受けられる施設は全国規模でも少ないので、場合によっては2割の補助でも良いから通える範囲で受講したい場合もあるでしょう。

そうではなくて、イマイチ検索のしくみが分からないまま「あ、お目当ての資格みっけ!!」と飛びつきかけたのは私です…。

私の様に多少遠くまで通おうとも4割補助を受けたいのであれば、この「一般教育訓練」から検索すると失敗しますので注意しましょう!!

⑤特定一般教育訓練として認可されている二種免教習所は全国11か所!

ちゃんと「特定一般教育訓練」から「普通自動車第二種免許」を選択した結果はコチラです↓

教育訓練給付制度検索システム6教育訓練給付制度検索システム6

 

なんと「特定一般教育訓練」として厚労省から認可を受けて、4割補助が頂けるのは上記の全国11か所の教習所のみです!

ここにたまたま近所の教習所なんて入っているワケもなかった(苦笑)

⑥施設詳細で料金を確認⇒公式HPでも確認…

検索結果画面から例えば一番上の「足立自動車学校」を選択すると、コース料金等も確認できます↓

教育訓練給付制度検索システム7教育訓練給付制度検索システム7

 

足立教習所は232,210円と表記ありますね…。

ただこのシステムに掲載されたタイミングでの料金なので、実は割と変動していたりします。

公式HPを覗きに行ったらこんな感じでした↓

足立自動車学校 二種免料金足立自動車学校 二種免料金

 

ちょっとズレていることがあり得ますので、事前に公式HPも確認されると良さそうです。

番外編:全国11か所の普通自動車第二種免許 取得料金比較

全国で11か所ですし、全部ポチポチして料金を比較してみました↓

料金 4割補助後
足立 232,210 139,326
柏崎 218,130 130,878
行田 238,700 143,220
気仙沼 230,670 138,402
寒河江 242,880 145,728
山陽 212,300 127,380
仙台北 218,980 131,388
トヨタ(東京) 222,200 133,320
鳴門 217,140 130,284
新潟 234,740 140,844
函館 210,650 126,390
教育訓練給付制度検索システム上の掲示料金です!最新料金と差額ありますが、調整していません!!

最安は函館で、最高の寒河江とは補助前で32,000円ほど差が出ています。

4割補助を頂ければ、12.6万円~14.6万円で取得出来ますね!

(追加講習・卒検等の料金は含まれないでしょうけど)

全国11か所なので選ぶ余地は少ないですけどね…

特定一般教育訓練を受講前に「訓練前キャリアコンサルティング」受講が必要!補助期限に注意!

もう1点、特定一般教育訓練の補助を受けるにあたってハマりかけた点があります。

それは、事前に「訓練前キャリアコンサルティング」を受講しておく必要がある点です!

しかも教育訓練開始1か月前までの受講が必須!

教育訓練給付制度は退職後1年間まで!という制限があります。

退職後1年経過より前に、教育訓練の受講を開始さえしてしまえば、卒業できていなくても補助対象ではありますが。

最短でも退職後11か月までに…、となりますが、

  1. 訓練前キャリアコンサルティングもハローワークで事前予約して受講する
  2. 教育訓練施設の予約状況によっては後ろにズレるかも

…という点を考慮すると、退職後1年経過リミットまで1か月半~2か月は少なくとも欲しいところですよね…。

ちなみに実際に某教習所へと二種免の予約状況を聞いてみたところ、最短でも1か月後の受講開始でした。

私、かなりギリギリに資格取得を思い立ったおかげで危なかったので、十分に気を付けて下さい!!

たまたま「訓練前キャリアコンサルティング」後の待機期間とカブったので良かったですが。

訓練前キャリアコンサルティングの受講の仕方は管轄のハローワーク次第

訓練前キャリアコンサルティングの受講方法は、管轄のハローワークによって異なりますので相談してみて下さい。

インターネットから予約を受け付けているハローワークもあれば、常駐していていつでも受講できるハローワークもあるかもしれません。

ちなみに私の管轄ハローワークでは、受付に申し出てチラシを頂き、外部委託業者へと電話予約する形式でした。

予約日程はある程度限られていましたので、今日受けないとギリギリ!って状況だと間に合わない恐れもありますので、早めの行動が良いです。

受講前に準備していく書類もありますので、あまりに急だとむしろ自分が忙しいかも…。

訓練前キャリアコンサルティングを教育訓練給付目的で受ける際は、受講内容のヒアリングあり

私が訓練前キャリアコンサルティングを実際に予約してみた際には、どういった理由で受講するかについて確認がありました。

というのも、キャリアコンサルティング自体は教育訓練前に受ける専用のモノではなく、

  • 今までと違う仕事に就きたい!
  • 就職応募書類の書き方に迷っている!もっと充実させたい!
  • 教育訓練の受講を検討している!

…といったことをサポートしてくれるものだからです。

教育訓練が目的ですと答えた際に『どういった内容の講座をどこで受けるか決まっているか』といった確認もありました。

決まっているなら伝える必要がありますが。

むしろ「キャリアコンサルティング」を通して自分の適性ややり方を一緒に探っていただく時間としても使えそうです。

まとめ

特定一般教育訓練を4割補助を頂き受講を考えていた際に、私がハマったポイントについて報告してきました!

  1. 同じ資格ならどこで受けても〇割補助ではない!
  2. 教育訓練給付検索システムでハマったポイント紹介!
  3. 訓練前キャリアコンサルティングを受講後1か月経過している必要あり!

雇用保険を支払っている分、興味を持ったなら利用しないと損!なしくみですので、是非活用してみて下さい!

私がハマりかけたポイントと、受講の締め切りには十分ご注意を!

ではー。