株主優待を取得するために非常に重要となる『権利付最終日』と『逆日歩日数』について、2025年分を確認しておきましょう。
どうしてこのタイミングか?というと個人的な理由で…、
- 手帳を1月始まりで新調し使い始める
- 権利付最終日と逆日歩日数を月間カレンダーを見ながら数えて記入していく
…というルーティンが年始の今だからです。
せっかくなので、その作業結果を本記事にも転記していきます。
私が目で見て数えた結果なのでうっかり間違いがある可能性もありますが、ご了承ください…。
2025年権利付最終日と逆日歩日数の一覧
早速ですが、2025年の権利付最終日と逆日歩日数の一覧です↓
権利 | 権利付最終日 | 逆日歩日数 |
1/20 | 1/16(木) | 1 |
1/末 | 1/29(水) | 3 |
2/20 | 2/18(火) | 1 |
2/末 | 2/26(水) | 3 |
3/15 | 3/12(水) | 3 |
3/20 | 3/17(月) | 2 |
3/末 | 3/27(木) | 1 |
4/末 | 4/25(金) | 1 |
5/15 | 5/13(火) | 1 |
5/20 | 5/16(金) | 1 |
5/末 | 5/28(水) | 3 |
6/20 | 6/18(水) | 3 |
6/末 | 6/26(木) | 1 |
7/20 | 7/16(水) | 4 |
7/末 | 7/29(火) | 1 |
8/20 | 8/18(月) | 1 |
8/末 | 8/27(水) | 3 |
9/20 | 9/17(水) | 3 |
9/末 | 9/26(金) | 1 |
10/末 | 10/29(水) | 4 |
11/15 | 11/12(水) | 3 |
11/20 | 11/18(火) | 1 |
11/末 | 11/26(水) | 3 |
12/20 | 12/17(水) | 3 |
12/末 | 12/26(金) | 6 |
上記は現時点でのスケジュールで、祝日や東証休場日が変動した場合は増減しますのでご注意下さい。
権利付最終日と逆日歩日数を計算する方法
権利付最終日と逆日歩日数については、祝日が分かるカレンダーがあって「ルール」さえ覚えておけば、すぐにカウントして把握することが出来ます。
(厳密には東証休場スケジュールも必要ですが、祝日以外で休場するのは年末年始ぐらいなので…。)
急に「あれっ?!今日って権利付最終日だったっけ?」と不安になった場合は、ネット検索よりもカレンダー数えた方が早い状況もありますし、ルールを覚えてカウントする訓練をしておくのも良さそうです。
私もその訓練?の一環として、毎年スケジュール帳に自力でカウントして記入しています。
①権利付最終日のカウント方法
権利付最終日は権利日よりも数日早くなりますが、その理由は『受渡日』にあります。
証券会社で株を購入した場合、購入日(or 現引した日)を含めて3営業日目に『受渡』がされて、株主優待などをいただく権利が得られます。
平日しかない週であれば、月曜日に購入→水曜日が受渡日といった具合です。
注意点は、権利日が祝日や土日など休場日にあたる場合、その前営業日までに『受渡』が必要になることです。
例えば、2025年5月31日(土)の権利を取得したい場合は、その前営業日である5月30日(金)までに受渡日を迎えておく必要があります。
そのため、5月28日(水)が権利付最終日となり、5月29日(木)では権利取得が出来ません。
②逆日歩日数のカウント方法
制度信用クロスをした場合の逆日歩日数カウントは、売建注文の受渡日と、現渡(=品渡)注文の受渡日を基準としてカウント。
さらに当日を含めてカウントした上で1日分マイナスするのがポイントです。
先ほどの2025年5月末権利であれば、
- 売建:約定日5/28 → 受渡日5/30
- 現渡:約定日5/29 → 受渡日6/2
となるので、5/30~6/2間を当日を含めてカウントすると4日分。
そこから1日引いて3日分が逆日歩日数、となります。
株主優待が多い権利日の逆日歩日数は?
株主優待取得における大事な月=銘柄数が多い月といえば、2/8月末・3/9月末・6/12月末です。
それぞれ過去と比べて逆日歩日数がどのように変化したか見てみると↓
権利日 | 逆日歩日数 | |||
2025 | 2024 | 2023 | 2022 | |
2末 | 3 | 1 | 1 | 1 |
3末 | 1 | 3 | 3 | 1 |
6末 | 1 | 3 | 3 | 1 |
8末 | 3 | 3 | 1 | 1 |
9末 | 1 | 1 | 3 | 3 |
12末 | 6 | 7 | 6 | 5 |
過去2年と比べると、大事な月の逆日歩日数は少なめになっている印象です!
12月は年末年始休場日なので例年仕方ないとすれば、2/8月だけが集中的に週末に阻まれている状況でしょうか。
逆日歩日数が少ないとそれはそれで競争率が高くなりやすいものの、上記のような銘柄数が多い月であればある程度分散しますし、地味な銘柄には制度多用が効果的な1年になりそうですねー。
まとめ
私の中での年初恒例行事、権利付最終日と逆日歩日数のチェックをしてみました。
数年前までは権利付最終日も逆日歩日数もネット検索で確認していましたが、自分でカウントすることが習慣となってからは気軽に早くチェック出来ますし、漏れ辛くなった気もします。
2025年は大事な月で制度信用クロス活用が効きそうですし、積極的に取得していきたいですね!
今年も頑張りましょう。
では。