株主優待先回り投資シリーズです。
9月銘柄として組み入れていた「安楽亭」ですが、昨日の大引けで急遽売却しました!
開始以降これまで1度も、権利付最終日までは売却したことはなく。
組入銘柄は大きな含み益や含み損になった場合でも放置を貫いていました。
そんな中で今回イレギュラーパターンとして売却することとした理由は、「PO」です。
株主優待先回り投資 9月銘柄安楽亭売却の詳細損益は後日
今回の安楽亭の売却によって得た収益は、約6.6万円でした。
通常報告している「購入後の値動き」や「詳しい損益」などについては、後日記事作成することとします。
本来の売却日である権利付最終日である9月27日まではまだしばらくありますが、そこまでの値動きも踏まえた上で分析し、最善の売却タイミングを確認してみたいので!
とりあえず売却収益としては北海道コカ・コーラに次ぐ2番目に大きな金額となり、満足しています。
保有銘柄でPOが実施される初パターンでした!POって?
今回保有していた安楽亭では、POが実施されることが発表されました。
POって?
今回の安楽亭POでは、
- 新たに150,000株が一般募集によって販売される
- 申込んで当選した場合に購入出来る価格は7,498円に決まった
- (↑9月13日(水)終値7,770円を基準に、3.5%ディスカウント)
- 受渡日は9月22日(金)
となったそうです。
お恥ずかしながら(?)私はIPOや立会外分売には積極的に参加してきましたが、POは未経験。
そのためリアルな肌感覚はなく、今回の売却判断も迷ったのですが。
POに参加する場合の定石としては『利益が出ているうちに売っておく』になっているようです。
確かに、IPOや立会外分売でも似たように「初値」や「始値売却」がリスクを最小化する戦略でしょうから理解出来ますね。
ちょっとPO独自なのは「安定操作期間」の存在で、価格決定後2営業日は証券会社がPO購入価格を下限に買い支えてくれるそうです。
この『安定操作期間中に信用取引で売り建てしておいて受渡日後に決済する』ことが定石になっている模様。
『ディスカウント幅 vs 手数料+貸株料+逆日歩』という構図で利ザヤを取りに行くのが、ローリスク手法のようですね。
今回の安楽亭POで権利付最終日に向けた値動きはどうなるのか?フツーのPOとは異なるポイント
ここで今回の安楽亭に落とし込んでみると、ややフツーのPO案件とは異なっていそうなポイントがあります。
特に参加者にとって厄介であろうポイントは、リスク最小化のための売りつなぎが出来ないこと…。
- 非貸借銘柄なので制度信用では売建出来ない
- 超人気優待銘柄の権利月なので、一般信用在庫も当然ナシ
つまり、ほとんどの参加者は基本「買いのみの裸状態」で受渡日を迎えるしかないのでは?と想像出来ます。
そうなると…、やはり受渡日以降は売りに押されるんじゃないかなあ?と思ってしまいますよねー。
また本来PO実施が発表されてから価格決定日までは、株価は下落することが多いようです。
確かに、単なる大株主の売却での立会外分売ですら株価下落の傾向がありますし、新株発行で基本希薄化するPOなら、なおさら想像に難くないですよね。
…ですが今回の安楽亭は、微妙に値上がりしちゃってます(笑)
このように「王道のPOパターン」からビミョーに外れている今回の安楽亭が、権利付最終日に向けてどのような騰落となるのか?
- 王道パターンではない=普段と参加者層も異なり、思いもよらない値動きに?
- 大人気株主優待銘柄だけに、権利日以降に売る方もいるかも??
うーん…、このあたりPOの経験すらない私には想像もつかないです。
まとめ 今後もPOパターンはあるかも?経験積みます
最終的に今回の安楽亭は、
…ということで、安定操作期間の最終日である金曜日中に売却してしまうことにしました。
順当に状況を考えたら、売り圧力が強まるほうが自然そうですしね。
POは権利月に実施されることが多いそうなので、今後も先回りに組み入れた銘柄で実施される可能性も十分ありそうです。
株主優待先回り投資で選定している銘柄は、基本は非貸借銘柄で一般信用売りも入り辛い銘柄から選定しています。
そうなると今回の安楽亭と同様、売りつなぎがし辛くてPO王道パターンから少しズレてくることも多いハズ。
初経験となる安楽亭の値動きを大いに参考にしつつ、今後の経験としてしっかり蓄積しておきたいと思います!
まだまだ知らない色々な投資手法があって面白いですよねー。
では。