株主優待取得 PR

未成年口座で買いたい株主優待銘柄

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先日AB&Company社から株主優待の新設が発表されました。

久しぶりに「あ、コレは子供たちの口座で買っておきたいな!」と感じたのですが。

直感ではなくて文章や数値で整理・比較し、同様にどの銘柄を未成年口座で購入しようかと検討されている方の参考になるように公開します!

AB&company IRAB&Company社 株主優待導入のお知らせ抜粋
AB&company社シャンプー株主優待で頂けるシャンプー例

未成年口座で購入したい定義とは?

そもそも『自身の口座ではなく、未成年口座で購入』をする理由を考えてみます。

  1. 比較的少額で購入出来る銘柄
  2. 長期的・安定的な存続が出来そうな銘柄
  3. 優待内容が良く、値動きを忘れられる銘柄
  4. 1単元保有が最大効率となる銘柄
  5. 長期保有に優遇がある銘柄
  6. クロス取引で取得が出来ない銘柄

理由①比較的少額で購入出来る銘柄

親子関係とはいえ、1月から12月までの1年間に110万円以上の資金を移動させると「贈与税」の対象となります。

そのため、1単元が高額な銘柄はちょっと購入し辛いです。

計画的に毎年贈与税の範囲で資金を移動させておき、口座内にまとまった資金があれば可能ですが。

いずれにしてもご自身のメイン口座と比較すると、どうしても目が行き届かない面はあるので、1銘柄にドカンと大きな資金を投入するリスクは取り辛いかなとも思います。

個人的には「20万円以下ぐらいの銘柄で、複数に分散させておく」と良さそうかな、という規模感です。

理由②長期的・安定的な存続が出来そうな銘柄

ここで上げた「存続」は、企業自体の存続と株主優待の存続と両方兼ねています。

企業自体の存続が危うくなれば、株主優待を継続していく余裕もなくなってきますので、廃止されてしまう可能性もあります。

株主優待内容が非常に人気の企業ですと、優待廃止のニュースと共に大暴落してしまうこともあります・・・。

長期的に継続してくれる可能性が高いかどうかは、優待内容からも多少察知出来ます。

クオカードやお米券、プレミアム優待倶楽部のポイントなどは、容易に導入・廃止が出来るので、比較的廃止リスクが高いです。

逆に自社製品、自社店舗の割引券、自社HPで使用出来るポイントなどは、自社製品のPRや売上にも直結するため、比較的廃止リスクが低いです。

もちろん長期的にクオカード優待を継続している企業もありますし、自社金券を廃止した企業もあります。これまでの経験上、相関は間違いなくありますが、あくまで「比較的」です。

理由③優待内容が良く、値動きを忘れられる銘柄

優待内容が良いというのは、人それぞれの基準があり難しいですが。

我が家でいうと、「日用品や化粧品の中でもシャンプーは株主優待だけでは賄えないねぇ・・・」という状況が続いていましたので、今回のAB&Companyの優待内容はグッときました!

クオカードが便利、ディズニーのファン、近くに店舗がある、家電が好き、文具が好き、食品・飲料品の味が好き・・・、それぞれ趣味趣向があると思います。

この企業の株主優待さえ届いていれば、短期的な値動きなんて気にしなくて大丈夫!という優待銘柄が見つかれば、未成年口座での購入にも適していますね!

理由④1単元保有が最大効率となる銘柄

株主優待を実施している銘柄は、所持株数に応じて優待内容が変化する場合があります。

現在ほとんどの企業では、所持株数が増加倍率に対し、優待金額は比例しない場合が多いです。下記に例示します。

例)
100株保有:3,000円分の自社製品
500株保有:5,000円分の自社製品
1,000株保有:8,000円分の自社製品

この例でもし5人家族であれば、ご自身の口座で500株保有するよりも、100株ずつ5人それぞれが保有する方が10,000円分効率が良くなります。

そもそも1単元での株主優待しか実施していない企業もありますしね。

反対に、株数に正比例している銘柄や、さらに正比例以上に増額してくれる銘柄も(少ないながらに)あります。

そういった場合はご自身の口座で購入される方が良いでしょうね。

理由⑤長期保有に優遇のある銘柄

未成年口座での株式購入は性質上、長期保有・運用を視野にされる場合が多いかと思います。

1年以上保有することが優待条件になっている銘柄や、長期保有することでクオカードの額面が増額する銘柄は多いです。

こういった銘柄は未成年口座での長期運用との相性が非常に良いですね。

理由⑥クロス取引で株主優待取得が出来ない銘柄

クロス取引で株主優待を取得しようとした場合は、制度信用クロス取引であれば貸借銘柄の対象である必要があります。

貸借銘柄でなければ、各証券会社のサービスである一般信用の取引対象銘柄である必要があります。

どちらの対象になっていたとしても、人気が高すぎて制度信用クロスでは確実に高額逆日歩が発生していたり、一般信用クロスでは常に在庫完売状態になっていたりすることもあります。

こういったクロス取引では取得が出来ない、または難しい・リスクが高い銘柄については、いっそのこと現物を長期保有してしまうのも手となります。

結果的に未成年口座での購入も視野に入りますね。

AB&Company社の優待新設内容は?

さて冒頭のAB&Company社の優待新設内容を確認してみましょう。

権利確定月:10月

優待内容:自社HPで使用できる優待券 100株8,000円相当、500株24,000円相当

4/26終値換算、100株79,400円。

長期優遇なし、クロス取引で取得可能。

条件と照らし合わせてみます。

理由①:少額   ★★★★☆
理由②:長期安定 ★★☆☆☆
理由③:優待内容 ★★★★★
理由④:効率   ★★★★☆
理由⑤:長期   ★☆☆☆☆
理由⑥:クロス  ★☆☆☆☆

①金額は申し分ないです。
②業績がちょっとイマイチですが優待内容は続けてくれそう。
③待ってました!って内容です。
④100株保有は効率的ですね。
⑤長期優遇は現状ナシです。将来的に導入されたらいいのですが。
⑥クロス取引は可能なのでまずそれで様子見ても良さそうですね。

私が子供たちの口座で保有している他の銘柄を紹介

すでに保有している銘柄は下記です。

スタジオアリス 理由:事業の長期安定、優待内容。

ビックカメラ  理由:金額、事業、優待内容、効率。

イオン北海道  理由:金額、優待内容。

BRUNO    理由:金額、優待内容。

RIZAP     理由:金額、優待内容。

スタジオアリスは撮影のきっかけになるので本当に購入して良かったなと思っていますし、ビックカメラで年に1度の無料家電選びも楽しく、イオンの割引券もフル活用しています。

BRUNOやRIZAPは、優待新設祭りの際に購入した名残ですね。株価はマメに見ることもなく、優待カタログで日用品をもらい続けてるだけでも十分元は取れています。

保有を検討しているが購入に踏み切っていない銘柄は下記です。

リコーリース 理由:事業安定、優待内容、長期優遇。

オリックス 理由:事業安定、優待内容、長期優遇。

オンワード 理由:金額、優待内容。

コロワイド・アトム 理由:優待内容。

リコーリースは、少しだけ金額が大きいです。30万円台。クオカード5,000円は大きいので、いつか購入したいですね。

オリックスは、安いところで狙いたいです。すでに私名義では保有していて、優待カタログが良かったことで、子供たち名義でも欲しいなあと思った銘柄です。

オンワードは、奥さんが活用しています。1名義分の割引券は使い切っていたので、今回は2名義に増やしました。それでも足らなければ子供たち名義でも購入するかも。金額が2万円台です。

コロワイド・アトムは、現状でも年間12万円分のポイントを頂いています。おせち料理にも活用しているので、もう1名義あっても良いのですが金額が70万円~80万円台で大きいのと、業績がイマイチで優待廃止リスクもそれなりにありそうで思い留まっています。

まとめ 直感での判断を明確化しておくと間違い辛い!

以上、私が子供たちの名義で銘柄を購入する際の判断について、明文化してみました!

優待新設発表後は急騰することが多いですが、その後落ち着いたあたりでうまく購入して長期で保有しながら、値上がりも株主優待も楽しめると最高です。

AB&C社は優待新設発表後も値動きは落ち着いてしまっていますが、優待利回り10%となる8万円を切る水準はねらい目のような気はしています。

業績がどうしても気にはなりますし、廃止リスクもなくなないですが、株主優待をきっかけに商品のファンが増え、売上に繋がることもあるかもしれません。

我が家では「待ってました」優待なので飛びついてしまいましたが(笑)、次の10月優待権利をクロスで取得し、12月頃に届くであろう優待シャンプーが良ければ子供たちにも、という順序でも良かった気がしています。

全体相場がイマイチで減る含み益・増える含み損を見ていると気が滅入りますが、長期保有目的で子供たち口座で購入したい銘柄をリストアップしておくことで、そういった際に上手に拾える準備をしておくと良いと思います。

ご参考になれば幸いです。では。