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自動車保険の見直し。個人賠償特約補償額に差があり要注意

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先日自動車保険を見直すためにネット系8社で手動見積を行いました。

結果2番目に安かったおとなの自動車保険へと乗換を行い、年間4,300円程度の保険料節約となりました。

今回もう1台の自動車保険も同様に見積もったのですが、保険会社選択時の要注意ポイントを発見しました!

それは『個人賠償責任保証特約』についてです!

  1. 当特約は家族の中で1台ついていれば良いため、前回は気にしなかった
  2. 補償上限額各社バラバラかつ選択不可だった
  3. 果たして補償額1億円で十分ですか・・・?

各社の補償中身について書いてみたいと思います!

まずは可能な限り条件を揃えて見積を行った結果の一覧表です

保険の条件によって大きく異なりますので、私の条件だとこうだったという一例に過ぎませんが、下表のようになりました。

順位 保険会社 保険料 参考)1台目順位
1位 楽天損保 18,500円 7位
2位 三井ダイレクト 19,060円 5位
3位 アクサダイレクト 19,190円 1位
4位 おとなの 20,690円 2位
5位 チューリッヒ 20,990円 4位
6位 SBI損保 21,080円 6位
7位 イーデザイン損保 25,603円 3位
8位 ソニー損保 33,100円 8位

条件によってかなり違うことが良く分かりますね・・・。

楽天損保の7位⇒1位の躍進もスゴイですが、三井ダイレクトもかなり意外感がありました。

見積条件内にブレーキ補助システム有無の確認がありましたので、ついている分が有利に出たのかもしれません。

おとなの自動車保険はすでに1台加入済の割引が600円分効いていますが、4位か・・・。

ソニー損保は実は「おりても特約」という特約付きでのお値段です。

ソニー損保でしか付けられないオリジナル特約なので、差額がどれぐらいかを確認してその分払う価値があるかも見極めよっかなと思ったのですが。

さすがに1万円も違うとね・・・。

外しても3,000円程度下がるだけなので最下位は不変です。

家族の自転車事故で活躍、個人賠償責任補償特約の上限額が各社で意外とバラバラ

個人賠償責任補償特約が最も輝くのは、家族が自転車で事故を起こし、加害者となってしまった場合です。

県や自治体により、自転車保険への加入が強制、あるいは強く推奨されているかと思います。

この個人賠償責任補償特約が家族誰かの自動車保険に含まれていると、家族全員が補償対象となります。

自転車事故に限らず、日常生活の事故により他人にケガや物損をさせてしまい、法律上の損害賠償責任を負った場合に補償されます。

ここまではご存知の方も多いかと思うのですが、その個人賠償責任補償特約の上限額、無制限の保険会社の方が少数派だって気付いていましたか・・・?

しかも『補償を充実させたいから保険料を上乗せしてでも・・・!』と思っても、上限額を任意に調整できる保険会社は、私が見積もった中では1社もなかったという点も驚きでした。

今回私が見積を行った各社の個人賠償責任補償特約上限額の一覧表

保険料順位 保険会社 個人賠償特約上限
1位 楽天損保 国内無制限
(海外1億円)
2位 三井ダイレクト 無制限
3位 アクサダイレクト 1億円
4位 おとなの 無制限
5位 チューリッヒ 1億円
6位 SBI損保 1億円
7位 イーデザイン損保 1億円
8位 ソニー損保 3億円

どうでしょう・・・?

実に半数の4社が1億円が上限になっていました。

楽天損保の海外だと1億円という縛りは、ほぼ国内で過ごす方には気にならないかと思います。

1億円という賠償額って・・・十分でしょうか?

自転車事故の高額賠償事例

Googleさんで検索してみたところ、国土交通省の資料内に「出展:一般社団法人日本損害保険協会」として、以下の記載がありました。

賠償額
(万円)
被害者 被害内容
9,521 女性62歳 後遺障害
9,266 男性24歳 後遺障害
6,779 女性38歳 死亡
5,438 女性55歳 死亡
4,746 女性75歳 死亡

最大で9,521万円ですので、過去事例からいくとなんとか足りそうです。

ですが上位2例は「後遺障害」なんですよねぇ・・・。

今後、「働き盛りの年齢」+「開業医など高給の被害者」+「死亡」なんて組み合わせで不幸な事故が起きてしまった場合、さらに高額賠償となる可能性は十分にあります。

個人の感想ではありますが『1億円の補償だとちょっと怖いなあ・・・』と思ってしまいました。

人身傷害や搭乗者補償のように補償額を選択することが出来なかった!

私
1億円だと怖いし無制限に変更しておこうかな・・・

と、人身傷害や搭乗者補償のような感覚で補償額を調整しようとした私でしたが。

残念ながら今回見積を行った8社すべてでデフォルトの補償額しか選べないという状況でした。

こうなるともう、どうしても個人賠償責任補償を無制限にしたければ保険会社ごと変更するしか手がないです。

無制限は、楽天・三井ダイレクト・おとなの自動車保険。次点3億円がソニー損保。

私もこの4社から選ぶことになりそうです。

まとめ 意外な落とし穴になるかもしれない・・・

保険料だけの比較のつもりで軽く見積を取り始めたのですが。

個人賠償責任保険の上限額、意外な落とし穴になるかもしれませんね・・・。

特にお子さんがいらっしゃる家庭であれば、お子さんが自転車で事故を起こしてしまい加害者になってしまう状況というのは、十分に考えられると思います。

実際に9,000万円超の賠償事例となった2例は、小学生と高校生が起こしてしまった事故です・・・。

もちろん、手厚い自転車保険に別途加入してカバーすることは出来ます。

しかし『自動車保険の特約で付けたから大丈夫~♪』と油断していると結構危ないなあ・・・と思ってしまいました。

不安になってきた方はご自身の保険、是非確認してみて下さいね!

では!