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軽自動車Uber稼働記。夜間コスト改善を受注基準に反映してみる

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軽自動車でのUberEats稼働を本格化させたのが2023年3月中旬。

閑散期入りを機に夜間中心の配達にシフトし、2023年12月前後から1年弱稼働してみました。

コストの掛かる冬と夏を乗り越え、夜間だと明らかなコストメリットがあることが実績から良く分かりました(メインは燃費)

そこで前回は実績コストの改善幅をこれまでの「想定コスト計算式」へと反映。

今回は引き続き「受注基準」への反映をしてみます。

自分の目標時給などの条件設定をしておき、●kmで▲円以上の依頼が来たら受注する、といった目安基準ですね。

軽自動車Uber想定コスト見直しに合わせて受注基準を更新

前回、確認・見直し反映した想定ランニングコストの数値変化は以下の通りです。

見直し前 見直し後
変動費 20円/km 16円/km
固定費 20,450円/月 20,000円/月

よって、受注基準設定にあたる前提条件は↓

  1. 目標時給:2,000円/h
  2. 移動時速平均:30km/h
  3. 変動費:16円/km
  4. 受渡時間:3分/回
  5. 固定費:142.86円/件 (月20,000円÷140件配達)

と変化しました。

(細かい条件補足は見直し前の受注基準設定で書いているので省略します)

ある値段で配達依頼が来た時、何km以内なら受注するか?

まずはある値段で依頼が来た時に、何km以内の配達なら受注すべきか?という目安基準設定です。

前提条件を踏まえつつ、理想時給2,000円と現実的な1,000円で計算すると↓

<夜間配達効率反映の基準>

売上 時給1,000円 時給2,000円
200円 0.14km
320円 2.58km 0.93km
500円 6.23km 3.11km
700円 10.28km 5.53km
1,000円 16.36km 9.16km

 

(参考)<見直しのランコス基準>

売上 時給1,000円 時給2,000円
200円 0.07km
320円 2.32km 0.85km
500円 5.70km 2.93km
700円 9.45km 5.24km
1,000円 15.07km 8.70km

中長距離クラスなら、現実的に受注出来そうな案件が増えてきそうですね。

一番頻度が多い300円-400円台だとちょっと案件を吟味しないと厳しそう。

帰路相当の距離は自分の頭で想定して足しこむ必要がある点は要注意。

特に私のように田舎+夜間配達の場合、単発で帰宅することの方が多くなりがちなので…。

さらに固定費をゼロとした『受注限界値』も確認しておきます。

変動費分より1円でも多い配達を積み重ねていけば、固定費分をじわじわ稼いでいけるというラインです。これ以下をやればやるほど赤字が増えちゃうイメージ…↓

夜間配達効率反映後、固定費ゼロとし赤字ギリギリライン確認

売上 時給500円 時給1,000円 時給2,000円
200円 5.36km 3.04km 1.21Km
320円 9.03km 5.47km 2.66km
500円 14.54km 9.12km 4.84km
700円 20.66km 13.18km 7.26km
1,000円 29.85km 19.26km 10.89km

私の場合、実際には固定費が2万円/月あるので、仮にギリラインの時給1,000円稼働をすると月20時間まで利益ゼロですね。

0件配達で固定費月2万円分の赤字になるぐらいなら…という、かなり追い込まれた場合のみ発動を考えるような「赤字ギリギリライン」。

…でも最近割とこのライン以下の案件見掛けます…(ついでの買い物でもない限り受けませんが)

ある距離で配達依頼が来た時、何円以上なら受注するか?

続いて、計算している内容は全く同じですが、距離を基準にして何円以上なら受注すべきか?と目安にするバージョンです↓

<夜間配達効率反映の基準>

距離 時給1,000円売上(km単価) 時給2,000円売上(km単価)
1km 242円 (242円) 326円 (326円)
3km 341円 (114円) 491円 (164円)
5km 440円 (88円) 656円 (131円)
7km 538円 (77円) 822円 (117円)
10km 686円 (69円) 1,070円 (107円)

 

(参考)<見直しのランコス基準>

距離 時給1,000円売上(km単価) 時給2,000円売上(km単価)
1km 249円 (249円) 333円 (333円)
3km 356円 (119円) 506円 (169円)
5km 463円 (93円) 679円 (136円)
7km 569円 (82円) 853円 (122円)
10km 729円 (73円) 1,113円 (112円)

5km440円ぐらいなら…見掛けるかな?という具合でしょうか。

同様に、受注は5kmでも1直線に往復距離が掛かりそうな単発依頼の場合は、10km走行なので686円で時給1,000円、1,070円で時給2,000円と考えることが必要です。

またこちらでも、固定費をゼロとした『受注限界値』も確認しておきます↓

夜間配達効率反映後、固定費ゼロとし赤字ギリギリライン確認

距離 時給1,000円売上(km単価) 時給2,000円売上(km単価)
1km 99円 (99円) 183円 (183円)
3km 198円 (66円) 348円 (116円)
5km 297円 (59円) 513円 (103円)
7km 395円 (57円) 679円 (97円)
10km 543円 (54円) 927円 (93円)
距離 時給500円売上(km単価)
1km 58円 (58円)
3km 123円 (41円)
5km 188円 (38円)
7km 254円 (36円)
10km 352円 (35円)

320円5kmでの依頼で、往復10kmの単発配達なら月間40時間働いてようやく固定費稼げるレベル。

深夜でもコレぐらいの案件が飛んでくるのが最近の厳しさですね…。

まとめ

夜間配達シフトによる効率アップ「受注基準」にも反映してみました。

あまりに単価が暴落しているので、固定費分すらも確保が難しい場合用の固定費ゼロ基準でも確認してみましたが…割と見掛けるので恐ろしい。

中距離でうまく数珠配達となってくれることに期待するか、単発覚悟で深夜に厳選するか…。

雨天・荒天の後押しがあれば状況も一転してきますし、10月に入ってから日によっては単価がマシになった気もしています。

気軽に休めて時間の融通が利く点は他に代えがないほど快適ですし、上手に付き合っていきたいです。

では。