2024年8月20日権利付最終日は8/16(金)です。
逆日歩日数は1日。
配当差益や過去の逆日歩をチェックし、制度クロス候補を絞り込んでおきましょう！
2024年8月20日権利株主優待銘柄
まずは8月20日権利株主優待銘柄の基本情報確認です。
銘柄数は4、うち3銘柄が貸借銘柄（＝制度クロス可能）。
本日時点で売禁発動中銘柄はありませんので、これから仕掛けることが可能なのは3銘柄です。
8/16追記：ケイティケイが注意喚起→売禁に格上げされましたので、これから仕掛けることが可能なのは2銘柄になりました。
注意喚起中銘柄はありませんが、これから追加される可能性も十分あります。
権利付最終日（16日）の午後から売禁や10倍適用が発動されることもありますので、少なくとも最終日お昼には日証金HPで規制状況確認をしておくことをおススメします。
さらに余裕があれば、引け前にも最終チェックしておくとより万全です（後場開始後の規制発動は超イレギュラーではありますが）
8月20日権利株主優待銘柄のうち貸借銘柄の一覧
こちらが8月20日権利株主優待銘柄の一覧です↓
<※8月15日終了時点での株価と規制情報に基づいています>
| Code | 銘柄名 | 優待内容 | 必要資金 (万円) |
優待価値 (千円) |
規制 |
| 3035 | ｹｲﾃｨｹｲ | PYC | 37.7 | 3.0 | 売禁 |
| 7545 | 西松屋 | 自社金券 | 21.9 | 1.0 | |
| 8276 | 平和堂 | ギフカ | 23.3 | 0.5 |
金額は基本100株あたりですが、金額に青下線つきの銘柄は100株取得では株主優待が頂けず、最低限株数の金額を記載しています。
銘柄名に赤下線つきは保有期間を満たさないと優待がいただけない「縛り条件」があるため、今回のみクロスしても取得出来ません。（→今回は対象銘柄なし）
最低限株数の条件、保有期間条件がある取得要注意の銘柄を抜き出して条件併記すると↓
| Code | 銘柄名 | 最低株数 | 保有期間 |
| 3035 | ｹｲﾃｨｹｲ | 600 |
取得検討の際は取得条件をミスってムダなコスト発生…。とならないように気を付けましょう！
制度クロスした場合の配当差益と逆日歩確認
では、配当差益と逆日歩を確認してみます。
3銘柄の一覧表です↓
<※8月15日終了時点での株価と規制情報に基づいています>
| Code | 銘柄 | 株数 | 配当益 | 逆日歩 | ||
| 今回最大 | 前回 | 5期最大 | ||||
| 3035 | ｹｲﾃｨｹｲ | 600 | 582 | 6,720 | 20,160 | 20,160 |
| 7545 | 西松屋ﾁｪｰﾝ | 100 | 170 | 1,760 | 135 | 3,000 |
| 8276 | 平和堂 | 100 | 366 | 1,920 | 350 | 480 |
株数の青字は取得に複数単元が必要な銘柄。
今回最大逆日歩の赤字は注意喚起や売禁発動で8倍適用となっている銘柄。
なお最大逆日歩は、権利付最終日の終値（と規制状態）によって確定します。
上記は8/15終了時点の株価と規制状態に基づいた計算なので、最終確定まで変動しますが目安にはなります。
以下、全3銘柄を個別に見ていきます。
3035 ケイティケイ 配当差益と直近逆日歩推移
制度クロスによる配当差益は↓
（マネックス証券さん銘柄スカウターから決算短信情報を参照）
2024年8月配当予定：8円/株
×12.2%×600株≒582円
となります。
直近の逆日歩状況は以下(96ut.comさんの情報より)↓
| 直近の逆日歩（600株あたり円） | |
| 23年8月 | 20,160(MAX) |
| (23年8月より新設のため以下省略) | |
現在の株価+規制状況での最大逆日歩は6,720円（600株あたり、売禁）
株数に応じた優待内容は以下↓
| 株数 | PYC | 必要資金 |
| 600 | 3,000P | 約37.7万円 |
| 700 | 5,000P | 約44.0万円 |
| 800 | 7,000P | 約50.3万円 |
| 1,500 | 12,000P | 約94.2万円 |
| 2,000 | 18,000P | 約125.6万円 |
| 3,000 | 29,000P | 約188.4万円 |
| 4,000 | 40,000P | 約251.2万円 |
| 5,000 | 55,000P | 約314.0万円 |
2,000株以上を1年継続保有すると、約10%追加される優遇があります。
資金効率が最大なのは5,000株です。
みんな大好きPYC。
株主優待情報（ヤフーファイナンス）↓
新設初年度（＝前期）から早速MAX炸裂となっており、手を出しづらいです。
23年8月期は2,000株～5,000株コースしかなく、今年からは600～1,500株コースが出来たことで、株不足が改善される可能性もなくはなかったのですが。
それでも結局5,000株コースが資金効率最大となる点は変わらないため、あまり期待出来ないかも…。
実際、今朝発表された昨日分の逆日歩もMAXとなっていることから、このままなら順当に今期もMAX濃厚では…？と感じます。
資金に余裕が生まれやすい20日権利銘柄ですし、便利とはいえココで取得せずとも問題のないPYCなので…、無理しなくても良さそうに思いますねー。
一応、5千株で1P＝1円換算し、配当差益も加味すればMAXでも黒字。
安く済む期待は持たずに、MAX前提でも欲しいか？を判断基準にした方が良いかも。
7545 西松屋チェーン 配当差益と直近逆日歩推移
制度クロスによる配当差益は↓
（マネックス証券さん銘柄スカウターから決算短信情報を参照）
2024年8月配当予定：14円/株
×12.2%×100株≒170円
となります。
直近の逆日歩状況は以下(96ut.comさんの情報より)↓
| 直近の逆日歩（100株あたり円） | |
| 24年2月 | 135 |
| 23年8月 | 195 |
| 23年2月 | 105 |
| 22年8月 | 195 |
| 22年2月 | 3,000 |
現在の株価+規制状況での最大逆日歩は1,760円（100株あたり、規制なし）
株数に応じた優待内容は以下↓
| 株数 | 自社金券 | 必要資金 |
| 100 | 1,000円 | 約21.9万円 |
| 500 | 3,000円 | 約109.3万円 |
| 1,000 | 5,000円 | 約218.6万円 |
西松屋は3年以上継続保有した場合の上乗せ制度があるものの、上乗せされるのは2月権利のみです。
ただ継続保有判定日には8月も含まれ、100株以上の保有が必要となる条件。
翌年2月以降の上乗せを見据えると、8月は上乗せが無いから…とは言ってもパス厳禁。
保有期間修行が振り出しに戻ってしまうので要注意です。
株主優待内容は西松屋店舗で使える金券タイプのギフトカードで、使い勝手はかなり良いです。
株主優待情報（ヤフーファイナンス）↓
2022年2月はしっかり逆日歩発生、以降は4期連続で落ち着いた逆日歩となっています。
さて、今期はどうでしょうね…？
株不足もじわじわ悪化していて、2022年2月水準に近づいて行っています。
今期あたり▲100万株超まで来てしまうかも…？
それでも穏やか決着！となれば、さらに狙いやすくなるんですけどねー。
8276 平和堂 配当差益と直近逆日歩推移
制度クロスによる配当差益は↓
（マネックス証券さん銘柄スカウターから決算短信情報を参照）
2024年8月配当予定：30円/株
×12.2%×100株≒366円
となります。
直近の逆日歩状況は以下(96ut.comさんの情報より)↓
| 直近の逆日歩（100株あたり円） | |
| 24年2月 | 350 |
| 23年8月 | 300 |
| 23年2月 | 320 |
| 22年8月 | 480 |
| 22年2月 | 165 |
現在の株価+規制状況での最大逆日歩は1,920円（規制なし）
株数に応じた優待内容は以下↓
| 株数 | ギフカ | 必要資金 |
| 100 | 500円 | 約23.3万円 |
| 1,000 | 2,000円 | 約232.8万円 |
| (自社金券は勝手に省略…) | ||
生活圏に平和堂があるかどうかで価値が大きく変わる株主優待内容です。
平和堂で使える割引券（イオン系列やUSMHと同じ1,000円毎に1枚使える100円引き）か、UCギフトカードがいただけます。
私にとっては生活圏に店舗がないので、ギフトカード銘柄。
2年以上+300株以上の継続保有で少し上乗せがありますが、条件厳しめ+上乗せ渋めなので狙うほどでもないかも…。
株主優待情報（ヤフーファイナンス）↓
2015年2月と2019年2月にMAX炸裂していますが、2024年2月はその株不足×2倍以上不足でも穏やか決着でした。
こうなると、配当差益もそこそこで逆日歩と相殺を期待したくなりますよねー。
肝心の株主優待価値がもう一歩なので、数百円のために取るリスクとして納得できるかどうか？ですね。
まとめ
以上、配当差益と逆日歩状況について制度クロスでの取得候補銘柄を確認してみました。
私の方針をまとめておくと↓
| Code | 銘柄 | 方針 |
| 3035 | ｹｲﾃｨｹｲ | × パス（高額予想） |
| 7545 | 西松屋ﾁｪｰﾝ | ◎ 積極的に |
| 8276 | 平和堂 | 〇 規制なしなら慎重に |
2銘柄で突撃検討中です。
出来ればケイティケイも攻めたかったですが、昨年MAX+今年権利日前からMAXとなるとさすがに…。
この勢いなら、権利付最終日に規制ランクアップもあるかもしれませんね…。
（8/16追記：売禁に格上げされてました。）
西松屋は2022年2月の逆日歩をまともに喰らった経験がよぎりますが、以降は安定していますし、苦い記憶は切り離して攻めてみる予定。
平和堂はうまくいっても数百円なので、規制発動などがあってリスキーだと感じたら即撤退です。
結果がどうあれ、後悔なく迎えられるように納得いくまで悩んで決断しましょう！
では！
